住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

伝える

2009-07-26 | 日々是好日

 数日来の豪雨の爪跡が町内に残っています。

  

 最初に本日の午後6時をもって18日より本堂において開催をいたしておりました「久留井真理さん花の日々作品展」を多くの皆様のご来場をいただき、無事終えることができましたことをご報告申し上げますとともに作品の貸し出しの深い理解とご協力をいただきました久留井真理さんに衷心より厚くお礼を申し上げます。

 

 ありがとうございました。感謝尽々

 

 また、ご来場いただきました皆様にも衷心より厚くお礼を申し上げます。

 

 ありがとうございました。感謝尽々

 

 本日は越田家の初盆忌並びに壱周忌の追善供養を勤めました。

 

 供養を勤めた後に皆様と一緒に昼食をいただきながら、いろいろとお話しをさせていただきました。

 

 その中で外国の方に木魚や鐘のことを聞かれた際にどう答えたら宜しいのでしょうかとの質問があり、説明をさせていただきました。

 

 海外の方から見ると何故?或いはどのような意味があるのかとの疑問が生じるのは当然のことかもしれません。

 

 海外の行くと以外と日本の文化や様々な通過儀礼について意外と知られていないことを多々経験いたしました。

 

 また、質問を受けた際にそれを英語(米語)で説明しようとしても、それぞれの文化を背景とした言語では異文化を説明できないこともあります。

 

 学生時代、ご縁をいただき東京と京都で開催されました「世界仏教徒会議」の通訳のボランティアを経験した際の話ですが、白金の迎賓館で世界各地から参集された皆様の歓迎の晩餐会に当時の内閣総理大臣の福田赳夫氏が歓迎のスピーチをされた際に福田氏が「私は仏教徒です」といった個所をプロの通訳者が「私は僧侶です」と訳してしまい会場が一瞬どよめいたことがありました。

 勿論、すぐに通訳のブースに行き、訂正の訳をしていただきましたが、日頃は使わない仏教関係の英語を間違えてしまい、大変なことになったことを記憶しています。

 

 後に大会役員の方から福田氏は最初の会場がどようめいたことにスピーチが海外の方々にうけたと思われていたとのことで、満足されていたとのことでした。

 

 実は会場にはご本人の日本語のスピーチしか流れておらず、会場の皆さんは同時通訳のレシーバーを使っていましたが、ご本人は使用されていなかったのでどうも詳細はご存知ではなかったのではというのが後日談です。

 

  ちょっと昔の出来事を思い出して書いてみましたが、実際に目にしたものを説明する場合と言葉だけで説明する場合は特にそのことを感じます。

 さて、今日ご質問のあった木魚を例にするとYAHOOの和英辞書で検索すると下記のようになり、

 

 こちらからご覧下さい。

 

 gooでは木魚を英訳すると下記のようになります。

 

 こちらからご覧下さい。

 

 単に木魚の形状或いは使い方は説明できたとしても、では何故木魚を使われるようになったのかという意味を伝えることもとても大切であるはずです。

 詳しいことを知りたい方は是非検索してみてください。 

 

 こちらからご覧下さい。

 

 なお、参列の皆様のご了解をいただき、追善供養の記念写真を撮ったのですが、夕方希望枚数を印刷SDカードをカメラから取り出し、パソコンのカードアダプターに入れたところ、カードの読み込みをいたしません。

 

 ではとカメラから直接パソコンにケーブルをつないでも認識をせず、写真の印刷が出来ませんでした。

 

 越田家の皆様には大変申し訳ないことになり、心よりお詫びを申し上げます。

 

 越田家の皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じお詫びにかえさせていただきます。

 

 午前8時過ぎに大雨警報が出たままの状況(午後8時現在)が続いており、今夜もまた強雨が心配されます。

 

 皆様くれぐれもご用心下さいませ。合掌

 

 

 

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