住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

ようこそ大崎上島へ

2008-10-02 | NPO活動

 本日も快晴、そして半袖では少し涼しさを感じるようになりました。

 夜はさすがに冷え込み(ちょっとオーバーかも知れませんが・・・)を感じます。

 次女のみかんも冷え込んできたせいか、帰宅時間が早くなりました。

 これが続けば有難いのですが・・・

 午前中、予定していました用事が延期になりましたので、本日はNPO事務所に中国新聞の佐田尾さん(写真中央)が来所されるとのことで、昼食をはさみ3時間余りご一緒いたしました。

 昼食等では石倉さんの奥さんに大変心配りをいただき、この場を借りてお礼を申し上げます。感謝尽々

 今回の来所の目的は定住・移住に関して大崎上島での現状、課題等について事務局長の石倉さんをはじめ、榎本さん、長谷川さんも一緒に懇談をいたしました。

 アイターンの石倉さんのお話しの中で「初めて大崎に上陸した際にここに移住したいとの気持ちを持ちました。」とおっしゃられました。また、友人等にも大崎の良さを随分宣伝していただいているとのことです。

 実際にアイターンされている方々が居を移すうえでは個々に様々な思いや願いを持っていらっしゃいます。

 まずは住居の問題から始まり、場合によっては何らかの就労もしたいとの条件をもっている方もいらっしゃいます。

 医療や福祉サービスも移住をする上での条件になっている場合も多々あります。

 アクセスについての条件もあります。

 他にも選定にあたっては世代の違いによる条件が異なっていますので一概に述べることは出来ませんが、共通して言えることはそこに住む人々とコミュニケーションが大事であると思います。

 時代の変化とともに個々での生活が可能となりました。利便性が高まったといえば言葉としては良いのですが、人は社会の中で生きているのであり、どんなに生活が豊かになっても人と人とのコミュニケーションは生活をする上では欠かせないことです。

 都市部と田舎の違いを一言でいうことは難しいのですが、あえて言うならば「慮る心」が田舎にはあります。

 これはある面で「おせっかい」ということになるかも知れませんが、しかしながら、この「おせっかい」は田舎暮らしの良さであると思います。

 この「おせっかい」が無くなったとき、もしかするとコミュニティの崩壊につながるのではと思いますが、皆様はいかがでしょうか? 

 今日来所の佐田尾さんは宮本常一の足跡をたどる会にも所属され、次回は会の皆さんと大崎上島にいらっしゃるとのことです。

 また、 みずのわ出版より2008年1月に「風の人 宮本常一」と題した著書を出されています。

 本の紹介はこちらをご覧下さい。 

 佐田尾さんにはこれをご縁に今後もいろいろとご教示いただければ幸甚です。

 宮本常一は私も数冊の本を読んでいます。また、実際に周防大島の記念館にもうかがったことがあります。

 佐田尾さんのますますのご活躍と身体堅固、諸縁吉祥を念じ、今日の出会いに感謝意を捧げます。合掌

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