住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

成道会(じょうどうえ)

2008-12-08 | 報恩

 本日はお釈迦様が菩提樹の下でお悟りをひらかれた「成道」の日です。

 寺ではこの日に因み、「成道会(じょうどうえ)」を勤めます。

 お釈迦様はインドのカビラ国の王子として生まれ、29歳の時、人生に疑問を持たれ王宮を出て6年間の苦しい修行をされました。

 しかしどうしても悟りにいたらず、ある日一人で山を下りて河で身を洗い清め、菩提樹の下で坐禅を組まれました。

 7日間坐り続けて12月8日の未明、突然に心の中にあった疑問が解消し、青空のようにからっとした悟りの境地に達せられました。

 お釈迦様のこのお悟りが仏教の原点です。

 報恩感謝の気持ちと皆様の幸せを念じ、お勤めをいたしました。

 「南無釈迦牟尼佛」

 夜は玉田家において念仏講を勤めました。

 1年間講員の皆様には大変お世話になりました。

 来年の1月はお休みし、2月より通常通り講を勤めます。

 皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。合掌

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