住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

良い関係・・・

2012-02-20 | 日々是好日

 

 まんさくの花が咲き始めました。

 山野で最初に花を咲かせるのが「まんさく」と言われています。

 花言葉は「幸福の再来」とのことです。

 

 こちらは「ねこやなぎ」。

 やなぎ科に属し、猫の尻尾のような形から「ねこやなぎ」となったそうです。

 さて、本日はまず境内並びに中庭の掃除を2週間ぶりくらいしました。

 さぼっているのではと思われる方もいらっしゃるかも知れませんので説明をいたしますと。

 落葉樹(イチョウ・モミジ)はすでに年末までにはすっかり葉を落としていますので、落ち葉掃除の必要はありませんが、さんご樹、さつき等の常緑樹は少しずつ落葉していますので、ある程度ためては掃除をしています。

 正直なところ、外掃除の一番楽な時期が今です。

 掃除をしていますとチェンソーの音がします。

 昨日は近所のお宅の楠の木を伐採したと聞きましたが、今日は・・・?

 寺の掃除を終えて音のする方向に行ってみると・・・

 昨日伐採した楠の木の近くの竹林の伐採が行われていました。

 過去3年余り、寺の裏山の竹林の伐採をしました私にとって竹の伐採はとても気になります。

 そこで参加を申し出まして・・・

 時間にしては2時間余り手伝わせていただきました。

 すでに3人で作業をされていましたので、一人増えることで少しはお役に立ったようです。

 作業を終えて、夜は当家の心配りをいただき、近くの手伝いをされた他の二人の方と一緒に夕食とお酒を少々ご馳走になりました。感謝尽々

 美味しいお鍋をいただきながらの談笑で次のことを懸案事項とすることが決まりました。

 4月に寺の境内の百年桜のもとでの花見。そして、これからの課題として竹の伐採をする「バンブーカッターチーム(仮称:出席者のお一人よりの提案)」の結成と竹炭を作ってみようとの話が出ました。

 上條(そらじょう)地区では誰かが作業をしていると時間がある方は気になるような風土があります。

 「おせっかい」という言葉があります。

 ことばから受ける感じは無理やりというような意味がありますが、寺のある地区では決してそのような意味はありません。

 助け上手と助けられ上手という2面がうまく機能しているのが 「おせっかい」であると思います。

 ちょうっとしたことが気なってしまうのは近隣の人間関係が上手く機能している証であると思います。合掌

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