アレクサンドリアを離れ、首都カイロにやってきました。
いったんは完全に平静に戻ったカイロの中心部、タハリール広場でしたが、6月28日の夜、軍とデモの人たちの間でまた衝突が起きました。
ゴム弾や催涙弾が使われ、1000人以上のけが人が出てしまいました。
今日は7月1日、衝突後の初めての金曜日です。
金曜の集団礼拝の呼びかけ(アザーン)のあと、タハリール広場に行ってみました。
数千人の人々が広場に集まり、エジプト国旗を振り、拡声器の声にあわせて叫んでいます。
これだけたくさんの群衆を見るのはひさしぶりです。
広場の中心部には、いったんは撤去されたはずの「テント」も再び増え始めており、なかなかうまく進まないこの国の政治システムに対しての人々のいらだちのようなものを感じます。
それでも、今のところ日中は人々が暴徒化するような危険な感じはなく、どちらかというと「お祭り」気分で集まっている人も多いようです。
日本人には季節外れのような気もする焼きトウモロコシや、派手な飾り付けのジューススタンドが
どこからともなく集まってきて、飲み食いしながらのんびり見物している人たちもいます。