JI3GAB/blog

ラジオに関する話題を中心につらつらと

FT-102

2009-05-29 00:34:34 | ラジオ(その他)
しばらく前にFT-102という機械を手に入れました。昔あこがれていたリグです。そう言いながら当時は830を買ったのですがHi。
このFT-102、なかなか程度は良いと思うのですが、なんせ時間の経った機械ですからすべて動作良好とまでは行きません。
最近までほとんど受信しかしていなかったので気づかなかったのですが、送信状態からPTTを話して受信に戻るときに派手に「ぼこっ」という音が聞こえます。外付けスピーカのコーン紙が動くのがはっきり見えるほどです。
もうひとつは、ダミーロード接続では各バンドとも特に問題ないように見えるのですが、実際にアンテナをつないで送信すると気になることが起こります。SSBで特にマイクを接続していなくても、送信から受信に移るときにパワーメータが一瞬大きく(50Wくらい)振れ、しかもSWRが高いと表示されるのです。私の使っているパワーメータはArray SolutionsのPowerMasterというもので、別の針式のメータでは何も起こらない(検出されない)ので、そんなに大きな問題ではないのかも知れませんが、やっぱり何らかの信号が出ているのかなと思います。もしかしたら発振気味なのかなとか。今度出力を分岐してオシロでもつないで見てみようかと考えています。
と思っていたら、ごく最近7MHzで50Ωから少しはずれた負荷をつないでドライブを増やしていったら明らかに発振状態になり、プレート電流計が振り切ってしまいました。やれやれ、これは真面目に考えないといけないかも知れません。
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パワーアンプの修理

2009-05-03 00:52:00 | ソフトウェアラジオ
3月の末に虎の子の無線機の出力を調整していたら、突然パワーが出なくなってしまいました。これはファイナルを飛ばしたかなと思いましたが、とりあえずオシロで信号をトレース。ドライバ段までは問題なく働いているようです。プッシュプル構成のファイナル段の出力側を見ると半分のサイクルだけ信号が出ているので、片側は生きてそうです。
次に、ファイナルのバイアスを片方ずつ増減させてみたところ、ドレイン電流はそれぞれちゃんと変化したので、DC的には問題なし、恐らく石は生きているだろうと考えました。
ドライバとファイナルを結合しているトランスの2次側(ファイナル側)の信号がどうもおかしいので、ファイナルの入力側のどこかなのかなあというところまでは進んだのですが、それからあまり時間がなく一月近く放ったままでした。
ときどき回路図とにらめっこしながら原因を推測してみるのですが、どうやったら問題を特定できるのか、いい考えが思い浮かびません。
先週なかばにやっと時間がとれたのでもう一度オシロのプローブを当てていると、ゲート側の回路にシリーズに入っている0.1uFのチップコンデンサの両端の電圧が片側だけ大きいことに気づきました。本来ならほとんどショート状態のはずですから、このコンデンサがオープンになっているのではないかと推測して、ひとまずリード部品の0.1uFをパラに入れてみたところ、うまくパワーが出るようです。週末になってチップコンデンサをはずそうとすると、途中で割れていました。良く見ていたらクラックに気づいていたかも知れません。これを綺麗にとって、新しいチップコンデンサをハンダ付けしました。ちょっとコテを入れづらいところにあったので不器用な私は少し苦労しましたが、なんとか無事交換し、めでたく元のようにパワーが出るようになりました。ふー、良かった。
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