JI3GAB/blog

ラジオに関する話題を中心につらつらと

soft66とBPF

2006-08-31 01:36:57 | ソフトウェアラジオ
出来上がってSGを接続し、PowerSDR等を用いて動作チェックしているときに、目的信号とともに、スプリアスのようなものが並んで見えたのが気になっていました。受信帯域の中心周波数から見て高調波のように並んでいるので、最初はオーディオ段の歪かとも思ったのですが、よく考えてみると私が組み立てたsoft66はバンドパスフィルタの無いバージョンなので、ジェネレータの高調波を拾っているのではないかと思い当たりました。きのうはそれでおしまいだったのですが、さきほどバンドパスフィルタを入れてテストし直してみると、ビンゴ!です。写真の上側がBPFをスルーにした場合、下側がBPFをONにした場合のスペクトラムです。中央の山は残りますがきれいなスペクトラムになっています。
それでは逆に元々の目的周波数の3倍にあたる21MHz帯のBPFを入れて、21.2MHzの信号を放り込んでみるとどうなるか試しにやってみました。7MHzの場合と比べて出力レベルが10dB弱落ちるようですが、使えないことはなさそうです。
なお、7MHzにおけるノイズフロアは500Hz帯域で-103dBm程度となりました。長いあいだ校正していないSGの表示に基づく値なので絶対値はあまり意味がありませんが、softrock40と比べて10dB強、感度が低いという結果になっています。ミキサの構成やデバイスが違うのでそんなものなのかも知れません。この辺は自分で色々と回路を組んで調べられる力があれば良いのですが...
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soft66

2006-08-30 02:32:06 | ソフトウェアラジオ
JA7TDO 三浦さんが配布されているソフトウェアラジオのキットsoft66を組み立てました。実はもう、しばらく前(確か5月)に送っていただいたのですが、ちょうど色々と忙しく半田ごてを握る時間が取れませんでした。やっと昨日組み立てて、簡単な動作チェックをしたところです。なんとなく夏休みの宿題を一つ終わらせたようなそんな感じがしています。これからもう少し詳しく動作の様子を調べていこうと思っております。
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ハムフェア2006

2006-08-23 01:25:00 | ラジオ(その他)
ここのところほとんど無線関係は何もしていなかったのですが、年に一度のイベントなのでハムフェアに行ってきました。
ICOMのブースでは、みなさんすでに書かれているようにICR-9500という新しい受信機が参考出品されていました。パネルは7800と同じ型のように見えましたが、色が白っぽくて新鮮なイメージがしました(誰かが、ローデみたいだと言ってICOMの人も笑っていました)。比較的早い時期に発売されそうなお話でした。7800が出てから解説を読んだり回路図を見たりしながら、756proもゲイン配分を見直したらもっと良い受信機になるのではないかな、とまったくの素人考えながら思っていたので、それをメーカの人に質問してみました。「あなたの言うことはもっともだけれど、7800はフロントエンドが非常に低歪に出来ているのであれが実現できるんです。それとデュアルワッチの機能を持たせることも問題を難しくしています」というようなお返事でした。
AORでは、これも参考出品のAOR Alphaという受信機がガラスケースの中に入っていました。説明員の方にいくつか質問してみたのですが、まだ仕様が固まっていないのかそれほど詳しくは教えてもらえませんでした。ただ、説明のパネルに書いてあった「I/Q出力」というのはどういう信号かということについては、「1MHzくらいの帯域分をデジタル化したI/QのデータをUSBで出力する」「普通にデータとして流すだけ。今のところ利用はユーザの方でプログラムを書いてもらって好きなように使ってもらうことになります」とのことでした。でもコンシューマ向けではないというので、「では、コンシューマ向けのHF受信機、つまりAR7030の後継機は?」とたずねると、「出したい思っているけどまだUKからは具体的なものは出てきていません」とのお答えでした。昨年も同じ質問をして、かなりやる気かなと思っていたのでちょっと残念ですが気長に待ちますか。
東京ハイパワーのブースで、なんとあのソフトウェアラジオSDR-14を見かけました。「クラブハイパワー」という直販サイトで販売するそうです。
クラブブースではDRMの実演?をしているところがあったので「もしかして最近CQ誌で連載されている方ですか?」ときいてみたところ「そうです!」という御返事。先月号のグラビアページに、9MHzのIFをA/D変換するようなものが出ていたので、あれについて質問してみました。「A/D変換したあとFPGAで周波数変換とフィルタリングをやって、S/PDIFでPCにデータを送り、PCで復調処理等を行います。詳細は今後の誌面で」とのことで楽しみです。
あとは学生時代の友人と会って話をしたりして、それなりに楽しんで帰ってきました。ジャンクは、測定器関係では欲しいものもありましたが、それはぐっと我慢。小物はあまりゆっくり探している時間がなく、収穫は無しでした。
それにしてもハムフェアというキーワードでブログを検索すると、随分たくさんの記事がヒットしますね。本当に多くの方がブログを書いていらっしゃるんだなと実感しました。
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