JI3GAB/blog

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売ります SDR-1000

2011-01-02 23:45:21 | ソフトウェアラジオ
SDR-1000を手放そうと考えています。FlexRadio Systemsの最初の製品で、HF~50MHzをカバーしているトランシーバです。100Wアンプのオプションもありましたが、私のはQRPバージョンで1W出力です(ケースの半分がスカスカです)。最近のFlexの製品と違って、PC側にサウンドカードが必要です。また、周波数等の制御はパラレルポートが基本で、一応専用のUSB<->パラレルのケーブルも用意されています。ソフトウェアは同社のPowerSDRですが、この機種に正式対応するOSはXP(32bit)だけだと記憶しています。他にユーザが開発した、Linuxで動作するソフトウェアもあります(sdr-shellとかで検索してみてください)。

私のSDR-1000は2004年に基板セットを入手し、その後オプションのRFEボードやケースを追加しました。PowerSDRで動かす以外にも自分で書いたソフトウェアを試したりして遊んでいましたが、最近ではあまり出番がなくなってきたので、どなたか興味のある方に引き取っていただけると助かります。

動作は簡単にチェックしてみましたが、基本的には問題なく動作しているようです。ただ、送信出力をPowerSDRで正しく表示させることがうまく出来ませんでした。一からPowerSDRをインストールし直せば解決するかも知れませんが、この辺りは忘れてしまいました。あと、前面の4Pのマイク端子はコネクタはつけてありますが、配線はしていません。サウンドカード側のMICあるいはLINE入力にマイクの信号を入れれば問題はありません。私はそうやって使っていました。テストに用いたPowerSDRのバージョンは少し古くて1.16.1です。

この製品についての詳細は、まずは Operating Manual, Hardware Manualあたりを見てみてください。

私の感想としては、基板は組み立て済みとは言え、キット的な感覚の製品です。問題なく動く周波数では性能も悪くないですし、SDRならではの変復調音、PowerSDRによる多彩な機能などが楽しめます。ただ、50MHz帯は正直言って使い物になりませんし、DDSのスプリアスが気になる周波数がいくつかスポット的に存在します。色んな意味で日本メーカの完成品とは異なる性質のものです。また、最初に動作させるまでにはPCに関する知識もそれなりに要求されます。問題が発生したときには、英語のドキュメントを読んだり、メーリングリストで問いかけるなどしなければなりません。

本体+推奨サウンドカード(DELTA44)+USB<->パラレル変換ケーブルで、25k円程度でいかがでしょうか。最初に受信が出来るあたりまでは、メールでのサポートくらいはいたします。ただし、いつもすぐにはレスポンスできませんので、出来る範囲でということでご了承願います。

ご質問等あればお受けします。連絡先アドレスは「私のコールサイン@arrl.net」です。年末年始のお休みのあいだはお返事できない場合がありますが、その点もお許しください。

JI3GAB 井上

お譲りする方が決まりました。
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