本日の活動は札幌市民防災センターで行います。
札幌市民防災センターは、地震体験コーナーや消火体験コーナーなどを備えた施設で、各種災害の模擬体験を通じて、防火・防災に関する知識や災害時の行動を学ぶことができます。
最初にリーダーから、「明日は何の日か知ってるかな?」と質問がありました。そう。明日は3月11日。東日本大震災があった日です。
あの地震があったとき、スカウト達の中には生まれていた子もいるし、生まれていなかった子もいるよね。とても大きな地震だったんだ。
ボーイスカウトのモットーに、「そなえよつねに」という言葉があるよね。今日は、どんなことをそなえていたら良いのか、一緒に体験しながら考えてみよう。と話がありました。
館内には防災ハンドブックもあり、自由に持ち帰ってよいそうです。日本語以外の国の言葉で書かれたバージョンも置いてありました。
今日一日お世話になる、施設の職員さんから注意事項等の説明がありました。「よろしくお願いします」とみんなであいさつします。
↓最初にやってきたのは地震の体験ブースです。
実際の震度のレベルを体験し、揺れがおさまったらコンロやストーブなどのスイッチを切る、というところまで実際に体験します。
年齢によって、体験できる震度のレベルが違います。
揺れのレベルを設定してもらい、リビングで団らんしているときに地震が発生する想定でシュミレーションがスタートします。
窓の外には発災地の風景が広がり、仮想番組が放映されているテレビやスマートフォンからは、緊急地震速報が流れます。
揺れが始まります。みんなクッションなどで頭を守ります。
シュミレーションと分かっていても、いやな感じの揺れが、心臓をヒヤッとさせます。
大きな揺れになると、電気も消えてガタガタとまわりの物も震え始めます。シュミレーションと分かっていても、恐怖感を感じます。
揺れがおさまってから、火災を防ぐためにストーブ、ガスコンロを止め、ブレーカーを上げます。
↓ガスコンロやストーブがOKかどうか、ランプで知らせてくれます。
次は、津波災害、土砂災害、都市型水害の3つの映像コンテンツを体験します。
大画面の3D映像に合わせて光や風も実際に吹いてきたと、リアルな演出でとても臨場感がありました。
次はスクリーンに映し出された火災の映像を、消火器を使って消火します。
消火器を確実に操作し、「消火成功」をめざし火元をめがけて放射します。こちらは大人が体験しました。
次は煙避難体験コーナーです。
擬似の煙を充満させた2階建ての建物内からの避難行動を体験することができます。 ハンカチやタオルを使って鼻や口を覆い、煙を吸い込まないよう、姿勢を低くして避難します。実際の火災と同様、停電を想定し中は暗くなっています。方向感覚を失わないよう、壁をつたい、誘導灯の矢印に従って避難します。
煙で充満している建物内を、口と鼻をハンカチで覆い、さらに低い姿勢で歩くというのはとても大変でした。
次は暴風体験コーナーに移動します。
迫力の3D映像と風速30mの組み合わせにより、災害現場にいるかのような臨場感を体験しながら、暴風災害の危険性や対処方法を学ぶことができます。
風速10m、20m、30mと、3グループに分かれて体験します。
体験している様子は、外のテレビで見ることができます。
30mともなると、かけているメガネも飛んでしまいそうなくらいの猛烈な風でした。体験ブースには掴める柵が設けられていますが、実際に外にいるときにこんな風が吹いてきたら…と思うと、怖くなりました。
施設内の各コーナーをめぐる、スタンプラリーも押してきます。
1階には体験ブースの他に、実際のはしご車も展示してあります。実際に運転席にも座ることができます。
2階には防災に関する情報がたくさん
消防士さんの服も着て、写真を撮ることができます。
体験を終え、お昼の休憩をしているとサイレンが鳴りました。みんなで下を見てみると・・・
建物から人がでてきて、出動のようです。バタバタと緊張感がありました。
最後にお世話になった職員さんに、みんなでお礼を伝えます。
最初にリーダーが話していた、「そなえよつねに」について、深く考える1日となりました。
ボーイスカウト札幌第12団では活動の見学を随時受け付けております
このブログのサイドバーのカテゴリーから「スケジュール」を選択すると今後の活動予定をご覧頂けます
ご確認の上ぜひ一度気軽に遊びにいらしてください
活動内容の詳細につきましてはbssapporo12@gmail.comまでお問い合わせください・お待ちしています