6月12日(木)13日(金)と東京へ行ってきました。その時のお話です。
六本木のCASKさんにお邪魔したのですが、そこでたいへんなものを飲んできました。ブラックボウモア2ndリリースとボウモア64スタンダードラベルです。あまりに贅沢すぎるのでこの話はしばらく封印しておこうと思ったのですがやはり記録することにしました。
見せていただいたCASKさん所蔵のウイスキーは質量ともに物凄いものがあったのですが、私はその中でボウモアのボトルからどうしても目が離せませんでした。おまけにいまだ未経験のブラックボウモアも封切しているということなので思い切って飲ませていただくことにしたのです。
1964ヴィンテージが2本ならべば誰だってそそられますよね。そのとき一緒に勧められた1965カスクを選ばなかったのは以前67カスクといっしょに飲みくらべたのを「ボウモアテイスト」(2007年10月16日)としてブログに書いていたからです。CASKのS氏からは「1964年はボウモアにとって重要な年でこれ以降ボウモアがトロピカルな味をもつようになる」と説明していただきました。
手元の資料によると1779年創業のボウモア蒸留所は、1925年からのシェリフ社経営、1949年のインバネスのブレンド業者グリゴールによる買収を経て63年にスタンレー・モリソン社の経営になりました。そして64年におこなわれた設備の大改修。新しい装置で気合をいれて作ったので1964ヴィンテージは名品揃いなのでしょう。
最初にブラックボウモアから飲んだのは「オフィシャルは最後に」といういつものセオリーから。夫からはブラックボウモアはたいしたことないぞと常々言われていたのですが「うそ!おいしいじゃない!!」というのが率直な感想。しかし次の64は爆弾でした。
64は貴婦人。トロピカルでエレガント。いままでいろいろ飲んできたうちで最高のウイスキーでした。これに比肩するのは、マッカランカスクストレングスファーストリリース(蒸留所限定56%500ml)とモルト協会の60年代蒸留のいくつかくらいでしょうか。
ボウモアバイセンテナリーも1964でしたね。とりあえず64の3種類は制覇してマスターと話ができるレベルになりました。
実は飲むにあたってCASKのS氏に値段交渉しました。こころよく応じていただいて感謝です。おまけにボウモア64は封切でした。われながらきれいな花火を東京であげてきたものだと今は静かに思っています。
付記 最初は鼻で笑っていたマスターも話をしているうちに俄然張り切りだし、スコッチハウスのボウモア1964コレクションを写真に撮ろうと言い出しました。ご覧ください。左からバイセンテナリー、ブラック、スタンダードそしてダッシーの4本です。このうち一番ピートが強くてスコッチらしいのがダッシーだということです。
六本木のCASKさんにお邪魔したのですが、そこでたいへんなものを飲んできました。ブラックボウモア2ndリリースとボウモア64スタンダードラベルです。あまりに贅沢すぎるのでこの話はしばらく封印しておこうと思ったのですがやはり記録することにしました。
見せていただいたCASKさん所蔵のウイスキーは質量ともに物凄いものがあったのですが、私はその中でボウモアのボトルからどうしても目が離せませんでした。おまけにいまだ未経験のブラックボウモアも封切しているということなので思い切って飲ませていただくことにしたのです。
1964ヴィンテージが2本ならべば誰だってそそられますよね。そのとき一緒に勧められた1965カスクを選ばなかったのは以前67カスクといっしょに飲みくらべたのを「ボウモアテイスト」(2007年10月16日)としてブログに書いていたからです。CASKのS氏からは「1964年はボウモアにとって重要な年でこれ以降ボウモアがトロピカルな味をもつようになる」と説明していただきました。
手元の資料によると1779年創業のボウモア蒸留所は、1925年からのシェリフ社経営、1949年のインバネスのブレンド業者グリゴールによる買収を経て63年にスタンレー・モリソン社の経営になりました。そして64年におこなわれた設備の大改修。新しい装置で気合をいれて作ったので1964ヴィンテージは名品揃いなのでしょう。
最初にブラックボウモアから飲んだのは「オフィシャルは最後に」といういつものセオリーから。夫からはブラックボウモアはたいしたことないぞと常々言われていたのですが「うそ!おいしいじゃない!!」というのが率直な感想。しかし次の64は爆弾でした。
64は貴婦人。トロピカルでエレガント。いままでいろいろ飲んできたうちで最高のウイスキーでした。これに比肩するのは、マッカランカスクストレングスファーストリリース(蒸留所限定56%500ml)とモルト協会の60年代蒸留のいくつかくらいでしょうか。
ボウモアバイセンテナリーも1964でしたね。とりあえず64の3種類は制覇してマスターと話ができるレベルになりました。
実は飲むにあたってCASKのS氏に値段交渉しました。こころよく応じていただいて感謝です。おまけにボウモア64は封切でした。われながらきれいな花火を東京であげてきたものだと今は静かに思っています。
付記 最初は鼻で笑っていたマスターも話をしているうちに俄然張り切りだし、スコッチハウスのボウモア1964コレクションを写真に撮ろうと言い出しました。ご覧ください。左からバイセンテナリー、ブラック、スタンダードそしてダッシーの4本です。このうち一番ピートが強くてスコッチらしいのがダッシーだということです。