スコッチダイアリー

盛岡の小さなショットバー「スコッチハウス」のサトコママの日記帳です。

スコ文研5周年 2

2006年06月29日 | Weblog
さて、ミーハーな私はどうしても竹鶴威氏とご挨拶がしたくてなりませんでした。ご歓談中のところ恐れ入りますがと声をおかけしたところ快く写真撮影にまで応じてくださり大感激。ご高齢であるとは思うのですが、とても若々しくいらしたこと、握手していただいた手が大きくて暖かかったのが印象に残りました。いただいた名刺は宝物!私がさしあげた名刺をご覧になって、「ほう、スコッチハウスというんですか。東北にもニッカの蒸留所がありますが・・・」「はい日本バーテンダー協会盛岡支部の研修で宮城峡を見学いたしました。」ああ、行ってて良かった宮城峡。と心から思いましたよ~。

会場には知ってる方もちらほらいらして皆さんの顔を覚えなおすのには良い機会!(なにしろ2~3年に一度しか会わない人もいるので)抽選会ではなにも当たらなくて残念。(ですがその分べつの場所で使わなかった運が発揮される事に。)2時間余りの会も土屋さんの終わりの挨拶で終了。最後に土屋さんとも写真をとっていただきました。携帯って便利とつくづく思いました。

ただし私の携帯は全く使用しなかったことを付け加えておきましょう!

スコ文研5周年

2006年06月26日 | Weblog
ウイスキー評論家土屋守氏が主催するスコッチ文化研究所が5周年をむかえ記念の会が行われました。実は同日秋田で日本バーテンダー技能競技の全国大会があったのですが「おまえはカクテルの勉強は全然してないじゃないか!ウイスキー屋なんだからウイスキーの会に行って来い!!」と一喝され急遽東京へいってきました。

150人ほどの会でしたが皆さん日頃からウイスキーを通じて交流があるらしく和気藹々とした雰囲気でした。土屋さんの挨拶のあと乾杯の音頭をとられたのはニッカ相談役の竹鶴威氏。「乾杯というとサッカーの完敗を思い出してしまうのでここはスランジーバでいきましょう!」とウイットのある御発声。それから色々な方がお祝いの言葉を述べられ、発刊時はあまり部数が伸びないと思われていたモルト大全はバーテンダーの教本として需要があったためためすぐ重版がかかったことや、土屋さんが20人ほどでおこなっていたウイスキーのテイスティング会をスコ文研と名づけた(スコ文研という言葉の響きが好きだったそうです)ことなどのエピソードをうかがうことができました。

このお話はまだまだ続きます。

整理整頓のお話

2006年06月18日 | Weblog
パソコンのマイドキュメントにたまったワードの文書を整理しました。いらないものは捨てる、必要なものはフォルダを作って入れておく。文章にすればこれだけなんですが実際作業できるようになるまで3年かかりました。やり方がわからなかったわけじゃありません。たんに苦労してつくった文書を捨てられなかっただけ。自分でも馬鹿みたいだなあと思うのですが、このへんに思い込むという性格でスコッチハウスという店を作ってしまったという面もあるので無碍に否定もできないです。これってなんだろう?文系バカ一代とでもいえばいいんでしょうか。

捨てるという作業には苦痛がともないます。物を捨てる時それにまつわる思い出も一緒に捨ててしまうような気がするからでしょう。今は丁度整理整頓の節目の時かな。

ところでマスターが10年来大事に積んでおいたウイスキーの空きダンボールを捨ててもいいと言いました。火事のときそのダンボールにウイスキーをつめて持って逃げようと考えていたそうです。この人に比べたら私はなんて普通なんだ!


お掃除のこと

2006年06月12日 | Weblog
大掃除というのは年末と相場がきまっていますが私は6月から8月にかけてぼちぼちやる事にしています。なぜなら暖かい季節の方が体が楽に動くから。そして今年もお掃除モードに入りました。

25個のルールというものがあります。ものすごく散らかっていたらまず25個のものをかたずける。これは捨てるか元の場所にもどす、もしくは置き場所を決めなさいということです。これがお掃除の第一歩なのだととっても感心しました。ところで私の場合最初の25個はすべて捨てるでした。どうも潜在意識が「いらないものは捨てなさい!」と言っているようです。もう少し読み解くと「一生着れるお洋服なんてないんだよ~。本だって古い文庫読むと鼻が痒くなるでしょ~。新しいものの方がココロにもカラダにもいいんだよ。」となります。当たり前のことなんですが思考がここまでたどりつくには長い時間が必要でした。心の旅路というやつですね。だいたい精神状態がよくないと掃除はできないのです。最近ものすごく自分を大事にしているので(しょっちゅう東京いってるし)心が軽くなったようです。

つけくわえるなら家の掃除のほかに店の掃除もあるんですよ。ま、こっちもぼちぼち(笑)。

6月は野ばら

2006年06月02日 | Weblog
岩手公園脇の旧県立図書館はひっこしも終わり静かなたたずまいです。つかわれなくなってからまだ何ヶ月もたっていないのに建物の屋根が風雨に痛んでいるように見えます。窓ガラスの向こう側も怖いくらい真っ暗です。このままじわじわと廃墟になっていけばいいなあ。(みちのくコカコーラボトリングの倉庫と成り果てた旧盛岡劇場のそばで育ったので私は廃墟が好きなのです。)

図書館脇には遊歩道があってはまなすの木が植えられています。6月ははまなすの花盛り。牡丹色と白色のあっさりした一重の花なんですがこれが薔薇よりも薔薇らしい香りがするのです。品種改良された今の薔薇たちにはまなすや野ばらなど所謂原種の血がはいっていてそれであんなに美しくかつ香り高いのだと聞きました。ヨーロッパの花に日本の花が多大な影響をあたえた訳でなんだか愉快な話です。

街中を歩いていろんな花をみるのは楽しいです。犬のアンガスも花壇のパンジーに鼻をつっこんで幸せそうにふんふんしています。そういえば「犬って土が好きですからねえ」と獣医さんがおっしゃっていました。