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スコッチダイアリー

盛岡の小さなショットバー「スコッチハウス」のサトコママの日記帳です。

出版計画 ⑤

2010年12月23日 | Weblog
ゲラが上がってきました。これは、ゲラ初校というのだそうです。300枚に及ぶ写真は、制作(印刷所)の方で、補正をかけて明るめに仕上げる作業をしました。これから、文を校正し、写真と突き合わせ、ページを確定し、再度校正して完成という運び。本の完成は1月20日(?)。

「いやぁ、制作が大変だったようですよ。300枚も処理するなんて、まず無いことですからね。」とは盛岡出版コミニュティの栃内氏の弁。そう、写真は撮るのも、加工するのも、保存するのもほんとに大変。プロのカメラマンってほんとに凄いんだ、栃内氏と二人再認識しました。

というわけで、完成めざしてがんばります!

出版計画 ③

2010年11月01日 | Weblog
原稿が完成して盛岡出版コミニュティさんに引き渡しました。10月中旬のことです。そのあと気が抜けてしまいしばらくぼーっとしていました。

これからの予定です。ゲラができたら校正、そしてまだ未完成の後書き、索引、参考文献の作成。最後に製本。発売予定は11月25日。

いつ本が出るの?と聞かれる今日この頃。進展がありましたら随時報告いたします。

追伸
コメントをいただいたお二人様、励ましありがとうございます!

出版計画 ②

2010年10月03日 | Weblog
出版計画。経過の報告です。

お盆過ぎから9月いっぱい、マスター関和雄君は猛然と写真にすべてのコメントを書き込みました。(あくまでも下書きですが。)私は夏バテでそれを横目で見ていました。

マスターは、今は自分の仕事は終わり、いままで撮った写真のチェックに余念がありません。(もう、それだけでなんか嫌)

制作中の本には、ウイスキーの小話も載せるので、私は現在それを執筆中です。1千字程度のものを10話書きます。(現在3話完成。スコッチハウスに来れば読めます。)10月中ごろには、だいたいの編集作業を完了させ、ページ数を確定します。出来上がりは11月!やっぱり予定はずれ込みました。

ラスト・スパートです。みなさん励ましてくださいね。

出版計画 ①

2010年08月20日 | Weblog
8月5日めでたく10周年を迎えたスコッチハウス。記念にウイスキー本を出すべく、準備中です。といっても自費出版で、ウイスキーの撮影から本文、構成、索引と全部自分たちで作業しているので完成までもう少しかかりそうです。

前から本を出したいと漠然と思っていました。今は写真店で気軽にミニアルバムが作れるので、うちのウイスキーを撮影してコメントを付けた記念誌を作成しようと計画。ところが、今年2月「自費出版をしませんか」という講演会を聴きにいったら、主催の盛岡出版コミニュティの社長が、うちのマスターの元同僚!話はとんとん進み、文庫形式で自費出版する運びになりました。

5月のゴールデン・ウィーク明けから、週2~3回午前中のペースで6月末までウイスキーの撮影。次に本文作成。ブレンド会社と蒸留所の約50項目を1項目280字でまとめる作業でした。それもほぼ終了しやれやれと思っていたら「おい、もう一回写真撮り直すからな。」・・・きた~!!

もう一回やらなきゃいけないとは思っていました。だいだい2月に、本を出す話が決まっていたのに立ち上がりをぐずぐずのばしていたのは、私が撮影するのが厭だったから。だってほんとにめんどくさいんだもん!(笑)

幸い盛岡出版コミニュティの栃内氏(社長です)が撮影を引き受けてくれて、大変な部分を肩代わりしてくれたので、前半の撮影が終了したのです。途中から、駆け出しコレクター(でも既にブレンド100本持っている)ミノル君が参加してくれて、セッティングや力仕事を受け持ってくれたのも大きかったです。都合4人で作業しましたが、撮影って本当に人手が必要。

総監督「関和雄君」なんですが、彼は満足しない男。プリントしてもらった画像を見て(膨大な量。これも栃内氏に苦労してもらいました。)「ボトルの配置を間違った」「バランスが悪い」「ラベルに光が入って気に入らない」「このスコッチを付け加えて写真を撮り直す」。

結局撮影でもう一度苦労するのは栃内氏。ひょろっとしたタイプなのに体力大丈夫かなあ、とひとごとように考える私です。私自身は、以前ホームページ作成の時ほんとに大変だったので、もう絶対やらない!(笑)

このペースだと出版は10月か、11月。頭の中に本がありありと浮かぶので、完成するのは間違いないでしょう。

商社の時代 ~続キングス・ランサム~

2010年08月18日 | Weblog
キングス・ランサムの話を書くにあたり、レ○ン・ハートの18巻を読み直しました。名ブレンダー、ウイリアム・ホワイトリーが自社のスコッチを再びシェリーの空き樽に詰め直して、ラウンド・ザ・ワールド(世界一周)させて再熟成する下りで、あることを思い出しポンと膝をたたきました。作中レ○ンのマスター曰く「こり性のホワイトリーはもう一度シェリー樽に酒を詰め、それをバラスト、つまり重りとして世界航路の船に積み込んだんです。」 これは1970年代から80年代にかけて日本の商社がスコッチを輸入した理由でもあるのです。

お客様で、前職が(天下の)ソニーだった方がいらっしゃいます。1980年代の輸出部門を担当されていて、「電化製品を船に積んであっち(海外)に送るでしょう。荷物を下ろすと船は空になる。そうすると軽すぎて船は動かせないんだよ。ある程度重さがないと駄目なんだ。それで絨毯やらスコッチやらを買い付けて船に積んで戻ってくるというわけさ。」

それでソニーや松下電器がスコッチを輸入していたのか!とマスターと二人、目からうろこが落ちました。スコッチは絨毯とともに、です。

ところで、なんだか都市伝説のような話ですが、当方のマスターがかつて商社マンだったと思っている方がいます。あとは、イギリスでしょっちゅう買い付けしてるとか。全く違います(笑)。マスターはほとんど盛岡から出ません。多分お客様とするウイスキー談義で、商社が輸入していた時代を熱く語るので混同されたのかな、と思います。

熱く語ると言えば、「おい、レ○ンハート見とけ。俺のキングス・ランサムのほうが1950年代ので古いんだぞ。チャーチルが飲んだのとおんなじ味なんだぞ。」と、とってもうるさかったです。でもおかげで続編かけたからいいかな。

その古いキングス・ランサムのボトルですが、ブランデーのジャン・フィユーのように網がかかっています。味もブランデーに近かったし、やはり1950年代のスコッチはめざせブランデー!だったようです。

しかし、盛岡にいるだけで、よく箱付き網掛けのキングス・ランサムが手に入ったものです。どこかに出かける必要もないところが真正のコレクター(あるいは単なるおばかさん)たるゆえんでしょうか。




8月15日の夜に ~キングス・ランサム~

2010年08月16日 | Weblog
8月15日(終戦記念日)の夜、お客様から「キングス・ランサムはありますか?」と尋ねられたマスターはその偶然に驚きました。キングス・ランサムは戦争終結と深いかかわりを持つスコッチだからです。

1945年7月ベルリン郊外のポツダムでイギリスのチャーチル、ソ連のスターリン、アメリカのトルーマンの三大巨頭によって戦後処理が話し合われました。いわゆるポツダム会議です。その会談の場にチャーチルが提供したスコッチ・ウイスキーがキングス・ランサムでした。

キングス・ランサム(王の身代金)は、もともと王様の身代金のように高価なウイスキーだという意味でつけられた名前です。それを、ポツダム会議で出したチャーチルのブラック・ユーモアには脱帽します。ふるまったスコッチの名の意味も、もちろんチャーチルは解説したでしょう。スターリンとトルーマンがその時何を思ったか。想像するだに面白いです。


マスターがその日開封したキングス・ランサムは1950年代のもので、チャーチルが1945年に出したもの同じ形態です。のど越しの良いタイプのスコッチで、飲み終わったあと甘さがいつまでも残っていました。チャーチルは、ブランデーに負けないスコッチがあるんだ、という気概もこめてキングス・ランサムとともにポツダムに乗り込んだのでしょうか。

日本は「国体護持(天皇制の維持)」にこだわりなかなかポツダム宣言を受諾しませんでした。二度の原爆投下を経た8月15日に受諾してようやく終戦を宣言するに至ります。

8月15日、歴史を飲んだ夜でした。



福山君、その後!

2010年01月03日 | Weblog
盛岡が狭い街なのか、うちのマスターの声が大きかったのか。福山雅治氏が来店したことは結構話題になりました。そうすると夢みちゃうんですよね、TV出演。

撮影もしていったことだから、と期待していた1月2日放映のN○K「プロフェッショナル」。結果はちらっとも映りませんでした(笑)。人生こんなものかと苦笑いするマスターと私。しかし、テイスティンググラス片手にくつろいでいる福山雅治の姿はやはり格好良かったなぁ。私だけが知っている幻の映像です。ボウモア・バイセンテナリーの味を知っているのと一緒でこれはこれで贅沢かも。

福山氏が座った席は「福山シート」。そしてなぜグラスを洗ったのかとファンの方に残念がられました。福山ファン強し!

御来店!福山雅治!!

2009年10月21日 | Weblog
10月13日福山雅治氏がスコッチハウスに来店しました。突然でびっくりしましたが、もっと驚いたのはマスターが福山雅治という名前をまったく知らなかったことでした。

懇意にしているウイスキーのインポーターのOさんから「今から福山雅治さんが行きますのでよろしく」と電話をもらい、ちょうどお友達と飲みに出ていたマスターに「すぐに帰るように」と連絡したところ「別に俺はいなくていいだろ。お前が相手をしろ。」とつれない返事。いやいや、肝心の(大)コレクターのあなたがお相手しないでどうするの(汗)と内心突っ込みをいれながら、とにかく帰ってきてもらうようにお願い(!)しました。・・・もう、そこから変。

カウンターに福山氏御一行が揃ったとき、遠慮して御本人ではなくマネージャーさんに「サインをもらっていいですか」とお願いしたところ、あとでマスターが「そんなこと言うからマネージャーが福山かと思った」と言ったのでほんとに顔も知らなかったんだ、と冷や汗。

でも、福山雅治氏は本当にウイスキーのお好きな方で、うちのマスターと愛好家(というかマニア)同士の会話で盛り上がっていました。氏が昔のウイスキーの味を知ってる人だということは、ボウモアのオフィシャル1965、67、バイセンテナリーを飲んだときテンションがものすごく高くなったので良くわかりました。その日は他銘柄もオフィシャルのオールドボトリングづくしで、スコッチハウスをまるごと堪能していただきました。

さて、次の日マスターは「福山雅治って知ってる?彼が昨日うちの店にきたんだよ。」と知り合いに報告してまわりました。そして一言「すごいな。福山雅治のことを皆知ってるぞ。そんなに有名なのか?」ええ、有名です。あなた程じゃないけれど。(笑)


出品アイテムが決まりました

2009年10月16日 | Weblog
テイスティング会まであと二日ですが、ようやく出品アイテムが決まりました。いつもなら案内を作ってご近所に配るのですが、今回はなにもやっていない・・・。関係者のみなさんお許しください。

ホワイトホース&ラガブリンは私も好きな銘柄です。楽しく美味しく飲みましょう!