・ヘクシャー・オリーンの定理
生産要素を労働と資本に二分した場合、労働が豊富な国は労働集約財を、資本が豊富な国は資本集約財を生産する。
⇒ 比較優位の考え方です。
・要素価格均等化原理
自由貿易によって、労働が豊富な国の賃率は上昇し、資本が豊富な国のレンタル料(資本利用料)は上昇して、各国の生産要素価格は均等化する。
⇒ 自由貿易によって、世界の市場は一つになるという考え方です。
・ストルパー・サミュエルソンの定理
ある生産物の価格が上昇すれば、その生産に集約的に用いられる生産要素の価格は上昇する。
⇒ 利潤最大化 + 限界生産物逓減の法則
・リプチンスキーの定理
一定の投入係数のもとでは、供給が増えた生産要素を用いる産業の生産量が増加します。
⇒ 生産要素供給の増加 → 価格減少 → 生産者の限界費用減少 → 供給曲線の右シフト(生産増加)
・貿易の三角形(小国のケース)
無差別曲線の傾き(限界代替率)=生産可能曲線の傾き(限界変形率)=価格比
貿易がない場合: 無差別曲線・生産可能曲線・予算制約線は一点で接します(自給自足点)
貿易がある場合: 無差別曲線・生産可能曲線は予算制約線とのそれぞれ異なる接点をもち(最適消費点・最適生産点)、その二点間の貿易がおこなわれます。
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