ビール、お茶、コーヒー等の飲料と気温との相関関係を調べてみました。
データ元は二つ: ※対象期間は2018年1月~2019年12月
データを エクセルファイル にまとめて各飲料と気温の相関係数を算出しました。(Z列・AA列)
特徴的なものをピックアップすると以下のとおりです。
飲料 | 相関係数(通年) | 相関係数(12月除く) |
お茶 | 0.847 | 0.871 |
スーパードライ | 0.395 | 0.586 |
コーヒー | ー0.068 | -0.007 |
相関が最も高かったのが意外にもお茶。炭酸・果汁・ミネラルウォーターよりも高い相関でした。冬でも熱いお茶が売れそうな気がしていたのですが。
こちらも意外ですがスーパードライの気温との相関はあまり高くありません。夏こそビール!と思ってましたが、暑い季節でなくても売れているということでしょう。実は出荷が一番多いのが12月ですが、おそらく忘年会需要でしょう。12月を除いて算出するとやや高い相関になり、少し納得できる感じになりました。
相関が一番低いのはコーヒー。ほとんど無相関ですが、こちらは納得できます。寒けりゃ寒いで熱いコーヒーが売れているということでしょう。お茶とは対照的です。
なかなか興味深いデータでした。分析の精度を上げようとすれば、以下のような点が課題です。
・出荷して消費まで時間がありますので、このリードタイムを考慮する必要があります。
・出荷は全国データですが、気温は東京のデータです。