公務員試験・資格試験にもよくでてくる公式です。
Y = A x K^α x L^(1-α)
Y: 国内総生産、 A: 技術水準、 K: 資本、 L:労働、 α: (資本)分配率
なお、K^α は Kのα乗 と言う意味です。
現代の先進国は、技術水準Aが飛躍的に増大して、資本K・労働Lがあまり必要とされなくなった結果、金あまり・人あまりの状態にあります。
雇用Lを拡大するには、下記の方法が考えられます。
国内総生産Yの拡大: 新しい商品・サービスが多数出てくる必要がありますが・・・
技術水準A、資本Kを意図的に低くする: 要は昔のやり方に戻って人手をかけるということですが、現実的ではありません。
とすれば、少ない労働Lを受け入れるしかないのですが、表現を変えれば「余暇の拡大」でこれは経済学の目標の一つだったはずです。
労働が雇用確保と結びついて善とされ、余暇が失業と結びついて悪とされる現状は何かがおかしいと思います。
だって、技術水準Aが飛躍的に向上して、我々は「成長」したはずなのですから。