出社拒否

今朝、
いつもの電車に乗り損ねた。

いつもと同じ時間に
家を出たはずなのに。


次の電車に乗っても
走れば間に合う！


でもさやは

ふらふらと歩いてた。

途中会社に電話を入れて。

道ばたにしゃがみ込んで
このまま誰かが「もういいよ」
そう言ってくれるんじゃないかと。


会社がなくなっちゃえばいいのに。

そんな小学生の様なことを想いながら。

熱いアスファルトをただじっと眺めてた・・


先週あたま、
二日間の生理休暇を取った。

嘱託のさやには無給のオヤスミ。

それでも生休と有休は意味が違うから。


水曜の指定休を合わせて三連休。
あぁ、土日を含むと五連休だ・・


ぼんやりと職場に着いたさや。


課長の席へ行って、出勤の押印。のハズが
そのまま課長に応接室に連れて行かれました。

「どうした？覇気がないぞ」
「先週の休みもそうだし・・」
「ここでは思ってた仕事が出来ないか？」
「それとも職場の人間とうまくいってないのか？」

「人間関係と仕事以外に何か問題があるか？」


「・・・・。」

・・そう言う病気なんです。


毎朝、課長に「顔が青いぞ」と
言われるのにも慣れました。

「低血圧なんですよぅ」

笑って応えることも今は出来ます。
三ヶ月前はそんな余裕すらなかったけど。


仕事がイヤな訳じゃありません。
人間関係も恵まれた方だと思ってます。

ただ、会社に行くのがイヤなんです。

その気持ちは説明しようがありません。

沢山の要因が絡み合って、
行きたくない、辞めちゃいたい。
さやの中には
そう思わせる病気がいるんです。


今週・来週と乗り切れば
少しは落ち着くのは分かってます。

今が踏ん張りどころなのも
十二分に承知しています。

でもさやの中のソレは
そんなことお構いなしです。

ワガママ言い放題
したい放題です。


さやは仕事人間じゃありません。

あの時からそう決めました。

なのに！
必死になってる自分がいるんです。

その事実がすごくつらくて
とってもイヤなんです。


「続けてごらん」
「辞めなくて良いよ」

これは主治医と母のコトバです。

「辞めちゃいけない！」
と踏ん張るより、今の方がイイ。

辞めても良いんだからもう少し。
もう少しすれば何とかなるかも知れない。

だから嫌々でも会社に行きなさい。
それでどうしてもダメなら辞めればいいから。


とりあえず明日も出勤です。

遅刻しないようにしたいなぁ・・


行けば結局、
何とかなるから・・