<さやのユウウツ> ウツと気長に付き合って…

***お疲れさやのひとり言***
 
焦らず急がず自分のペースで

今年はお仕事始めてみたいな

富士山

2004年11月27日 | 発症から休職まで
思い出したこと。 仕事をしていた頃、 毎日通勤時に見る富士山。 車の中から見るその景色。 雨で富士が見えないと言っては泣き、 富士がキレイに見えると言っては泣く。 毎朝、泣きながら通勤していたこと。 . . . 本文を読む

保健婦さん

2004年10月30日 | 発症から休職まで
一年半の休職、そして退職に至るまでの間 それどころかさやが仕事を始めてからずっと、支えてくれていた人がいる。 それは会社の保健婦さんだ。 さやはずっと彼女のことを頼りにしていた。 新入社員として会社に入って、日々行われていくオリエンテーション。 彼女と会ったのはそのオリエンテーションの中の一日だった。 「心と身体の健康」と言ったような名目で、私達新人に話をしてくれた。 その後、個別に相談したい人 . . . 本文を読む

この病気、心の風邪?

2004年10月15日 | 発症から休職まで
「ちょっと自律神経がおかしくて」 休職の理由を尋ねられる度に、 さやはそう答えていたんです。 ココロの病気です、とは言えなかった。 言う必要もなかったと思ってます。 自律神経がおかしくて、夜眠れない。 それに低血圧でめまいや立ちくらみがひどい。 聞かれる度にさやはそう言って説明しました。 さやの職場はイナカでした。 ココロの病気なんてモノが 素直に受けとめて貰えるような環境ではありませ . . . 本文を読む

退職願、改め休職願

2004年09月07日 | 発症から休職まで
両親に会い、少し落ち着けた私は 両親とも話し合い、退職するのは尚早すぎると、 しばらく休んでから仕事に復帰すればいいと説得されました。 別に私はその時の仕事が嫌いだった訳ではなく、 むしろ、好きな仕事として働いていましたし、 自分に合っているとさえ感じていました。 問題は、就業時間と職場環境にあったのです。 職場が変われば、もう少しゆっくりと働ければ、 こんなに大変ではないだろうと両親も . . . 本文を読む

初めての有休

2004年09月07日 | 発症から休職まで
そして二週間を過ぎたある日、 実家の父が簡単な手術をすることになり それを口実に、有休を取りました。 入社して、初めての有休です。 木・金の二日間を土日とつなげて取ったので、 実質四日間の連休を使い実家に帰りました。 父の手術は言うほど大袈裟なモノではなかったので、 父の方は特に心配もなく ただ両親を安心させるために帰ったような休暇です。 「大丈夫。まだ生きてるよ」と。 今思えば、こ . . . 本文を読む

退職願

2004年09月07日 | 発症から休職まで
主任さんの一件から一週間ほど過ぎた四月の初日に、 私は退職願を提出しました。 みんなは、大人でした。 そして社会人でした。 何事もなかったかのように、 変わらぬ毎日を過ごし、仕事をこなしていく。 私はガキで甘ったれでした。 気持ちを切り替えることが出来ませんでした。 ただでさえ心身ともに疲れていた私は、 この一件が決め手となり 「仕事を続けられない」と、判断したのです。 その結果の . . . 本文を読む

残された人達

2004年09月05日 | 発症から休職まで
主任さんには 長くお付き合いしていた女性がいました。 会社公認の職場恋愛です。 結婚ももうそろそろ、と言う段階で 同棲生活も数年という関係です。 私が主任さんと仕事をしていた時、 彼女さんは別の事務所でしたが 彼女さんにも面識があり、 一緒にご飯をしたり旅行に行ったりしていた私は 両方からその話を聞いていました。 彼女さんが 「結婚しても今の仕事を続けたいから  子どもはしばらくは要らないんだ . . . 本文を読む

告別式

2004年09月05日 | 発症から休職まで
さて、全体職員会で主任さんの死を告げられたさやですが しばらくはその事実を飲み込むことが出来ないでいました。 それでも、翌日が告別式なので 集合時間と会場を伝えられ・・ 周りは私のコトなど関係なく話が進んでいきます。 時間も過ぎていきます。 喪服を実家に置いてあるので 「あぁ、黒い服を買いに行かなきゃ」 そんなことを考えていたことだけは覚えています。 そして告別式。 私は、あの光景を一生 . . . 本文を読む

2002年3月22日(金)

2004年08月28日 | 発症から休職まで
その日、 彼は仕事に来なかった。 マネージャーは、 何度も彼の携帯に電話を入れる。 呼び出し音さえ鳴らない電話。 次の日の全体職員会。 彼はそこにも姿を現わさない。 同棲している彼女は、 「昨日は普通に出掛けたが、  夜になっても帰らなかった」と。 お昼過ぎ、彼女が席を立つ。 所長と一緒に。 お昼前、彼は近所の人の通報で発見された。 某樹海へ向かう林道で。 彼の愛車の . . . 本文を読む

主任さん

2004年08月28日 | 発症から休職まで
とても良くしてくれた主任さんだった。 半年前に「主任」に昇任した彼。 その昇格は、彼にとって喜ばしいことではなかった。 どちらかというと飄々としている彼は 帰宅の時間もわりと早く、 あくまで自分のペースを守り通す人だった。 主任になりたいとは、思ってもいなかった。 業種変更の希望をずっと出し続けていた人。 主任になると、仕事量が増える。 帰宅時間が遅くなる。 そして貰える役職手当は微々たるも . . . 本文を読む

全体職員会

2004年08月28日 | 発症から休職まで
毎年、上期と下期の頭に行われるこの全体職員会。 これは全県の職員が一堂に会し、 その期の反省と成果の発表に表彰、 そうして次の期に向けての意思統一をする。 と言った旨のもの。 この日、私達は終了間際に別室に呼び出された。 私の事業所と、もうひとつの事業所の職員がその部屋にはいた。 しばらくすると、 重々しい顔をして、理事長が入ってきた。 私達の前に立つ理事長。 そしてその隣には、うちの所長。 . . . 本文を読む

ヨーグルトとお酒と、チョコレート。

2004年08月22日 | 発症から休職まで
所長と話をしてから1ヶ月近く。 私の日常もなんの変化もないまま 時間だけが過ぎて行きました。 2月になり冬休み。 1週間の休暇は学生時代の友人達と 3泊4日の伊豆一周旅行。 そして実家へ。 その頃の私の顔色は もう誰が見ても異常だったようです。 遅い帰宅後、 疲労のためそのままベッドへ。 動くことも億劫で 着替えることさえせずに。 日付が変わっても、 明日の仕事が気になって眠 . . . 本文を読む

副作用

2004年08月11日 | 発症から休職まで
その時飲んでいた薬は 確かに効いていたようです。 初めて飲んだ睡眠剤は、 飲んで30分くらい経つと 無理矢理眠りに引き込まれるような感じが とても嫌だったことを覚えています。 気持ちが上向きになったのも事実でした。 落ち込むことが減りました。 仕事中に泣き出すようなことも。 その代り、 とても攻撃的になりました。 ちょっとしたことでイライラして、 相手に対して 好戦的な態度を取るようにな . . . 本文を読む

告白

2004年08月11日 | 発症から休職まで
年末の一番忙しい時を乗り越えて 年も明け、 お正月気分の抜けた頃。 仕事がやっと一段落した時に 事業所長と面接をしました。 「このままでは仕事を続けられません」 これはチームの主任さんにも言った言葉です。 そう言って、 現在の状況(同じ事務所にいるのですから 私の様子がおかしいのは傍目にも明らかでしたが) 精神科に通院し始めたこと 薬を飲んで眠っていること などをお話しました。 「わか . . . 本文を読む

始まりの日

2004年08月09日 | 発症から休職まで
私の職場は女子社員が私だけでした。 私以外は男性社員。 あとはパートのおばちゃま達。 定時は5時45分。 でも私は、 その時間に帰路についたことがなかった。 仕事を終えて事務所に戻ると すでに6時をとうに過ぎている。 事務所に残っているのは 電話がけパート二人とパートリーダー。 そして男性社員のみ。 自分の仕事を片付けていると ぽつぽつと戻ってくる先輩社員。 全員が揃ったところで反省会。 . . . 本文を読む