ひとりぼっちでも

今はもう平気だよ。


どこかでプツリと切れた糸。
さやのココロをつないでた糸。


ひとり部屋にいるのが恐くて
泣いてばかりいた数日前。

物音が恐くて
風音が恐くて

大好きだったヒトのカゲが恐かった・・


だけどもう平気だよ。

さやはさやの道を歩く。

もう、前しか見たくない。

振り返ってばかりで後悔はしたくない。

時々立ち止まって泣きそうにはなるけど。

それでも前に向かおうって、そう決めたから。


ひとりぼっちで良いの。


今は。


さやは知らないから。

自分に何が出来るのか。

自分ひとりで出来ること
自分ひとりじゃ出来ないこと

全部甘えて頼ってきたから。

自分で分かっていないんだ。


だから今はさやの力試し。

さやがひとりで頑張るの。

ドコまで頑張れるのか、
今の自分に何が出来るのか。

さやはそれが知りたい。


ひとりでは生きていけないけど

ひとりで立たなきゃいけないし
ひとりで歩いて行かなきゃなの。

それが出来た時初めて

さやはまた誰かを愛せる。

また誰かと寄り添える。


ふたりで歩いて行ける。


ひとりは寂しくないの。
ひとりは強いの。
弱くて強い。

弱いから強い。
強くなるの。


ひとりぼっち？

上等だよ！笑