卒業して、
就職して、
会社の先輩で痛い目にあった。
「気を付けろ」って注意してくれた
男友達のコトバの意味を、理解した。
その頃、さやにはもう三年目になる彼がいて、
その彼とはすごく順調だった(ふたりにとっては)
話をすると周りにはオカシイって言われたけど、
それがさやと彼のペースだったから、お互い納得してたから
「結婚するまでいいよね」って、お互い本気で言えたから。
旅行に行ってひとつベッドで眠っても、それだけ。
オヤスミのキスをして抱き合って手をつないで眠る。
珍しいって言うのは、さやも認める。
でもオカシクはないし、間違ってもなかった。
そんな状態で就職して地元を離れ、地方へ行って一人暮らし。
慣れない生活にキツイ仕事。
気遣ってくれた優しい先輩。
さりげなく仕事を手伝ってくれたり、
帰り際、時間を割いて悩みを聞いてくれたり。
情けないけど、ものすごく頼りにしてた。
彼とはなかなか会えない現実や、
仕事のツラサやひとりの寂しさ。
沢山の寂しさや苦しさから逃げ出したかった。
離れている彼よりに先輩のことを見るようになっていった。
先輩はそばにいて支えてくれる、頼れるお兄さんだった。
さやにとっては。
オトコとオンナじゃなかった。
さやにとっては。
でも、オトコとオンナだった。
先輩にとっては。
そんな夏だった。
地元に帰って友人に会って、追い打ちをかけられた。
2対2でよく飲んで遊んだ同期のひとり。
ふたりで会って、相変わらず呑み話し笑った。
夜の繁華街、男女ふたりで。
さやにとっては気心の知れた仲間とふたり。
相手にとっては酔ったオンナとふたり。
・・そうだったんだ。
ものすごい傷付いた夏だった。
自分はオンナなんだと思い知らされた夏だった。
今まで以上にさやのココロを頑なにした。
哀しみや寂しさがふくれあがった。
男女間の友情に疑問を持ち始めた。
ある、と信じていたかった。
でも、と思い始めた。
---また次回へ続く---
就職して、
会社の先輩で痛い目にあった。
「気を付けろ」って注意してくれた
男友達のコトバの意味を、理解した。
その頃、さやにはもう三年目になる彼がいて、
その彼とはすごく順調だった(ふたりにとっては)
話をすると周りにはオカシイって言われたけど、
それがさやと彼のペースだったから、お互い納得してたから
「結婚するまでいいよね」って、お互い本気で言えたから。
旅行に行ってひとつベッドで眠っても、それだけ。
オヤスミのキスをして抱き合って手をつないで眠る。
珍しいって言うのは、さやも認める。
でもオカシクはないし、間違ってもなかった。
そんな状態で就職して地元を離れ、地方へ行って一人暮らし。
慣れない生活にキツイ仕事。
気遣ってくれた優しい先輩。
さりげなく仕事を手伝ってくれたり、
帰り際、時間を割いて悩みを聞いてくれたり。
情けないけど、ものすごく頼りにしてた。
彼とはなかなか会えない現実や、
仕事のツラサやひとりの寂しさ。
沢山の寂しさや苦しさから逃げ出したかった。
離れている彼よりに先輩のことを見るようになっていった。
先輩はそばにいて支えてくれる、頼れるお兄さんだった。
さやにとっては。
オトコとオンナじゃなかった。
さやにとっては。
でも、オトコとオンナだった。
先輩にとっては。
そんな夏だった。
地元に帰って友人に会って、追い打ちをかけられた。
2対2でよく飲んで遊んだ同期のひとり。
ふたりで会って、相変わらず呑み話し笑った。
夜の繁華街、男女ふたりで。
さやにとっては気心の知れた仲間とふたり。
相手にとっては酔ったオンナとふたり。
・・そうだったんだ。
ものすごい傷付いた夏だった。
自分はオンナなんだと思い知らされた夏だった。
今まで以上にさやのココロを頑なにした。
哀しみや寂しさがふくれあがった。
男女間の友情に疑問を持ち始めた。
ある、と信じていたかった。
でも、と思い始めた。
---また次回へ続く---
誰も読んでいなくても
きっとさやは書き続ける。
なんだかそんな気がする。
男としては複雑だけど(^_^;)
でも、さやにもちゃんと
信頼出来る男の人達はいますから。
あきさんもそのひとりですもん!
数日実家に帰っていてネットから離れてました。
さやさん、どうしてるか気にしてました。
書ける時に、書いてね。
思い出してつらいときは、いっぱいグチもかいちゃえ。
これからまた書いていくには時間と、
気持ちの切り替えが必要になるかも知れませんが。
カミノさんもちゃいさんも
読んでくれてありがとうございます。