「続 横道世之介」(吉田修一著 中央公論新社 2019.2.25 初版発行 409ページ)
話の展開が上手い。主人公は人を助けるため40歳で電車事故で死んだ。主人公25歳のときの1年間をストーリーにした。前作の「横道世之介」は19歳でそれから6年後はアルバイトとパチンコで生計を立ている。前作よりも少しだけ大人になった世之介。
ダメな時期はダメなりに、それでも人生は続いていくし、もしかすると、ダメな時期だったからこそ、出会える人たちというのもいるのかもしれない。(402ページ)
息子をもつ親御さん、女性に読むことを勧めたいとは一万円選書の岩田徹さんの言葉である。
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