萩の里自然公園便り

萩の里自然公園の魅力や催しなどをお知らせします。

シラオイエンレイソウ(白老延齢草)が復活 萩の里自然公園

2019-05-21 18:03:30 | 公園の草花

エゾシカの食害で消えた、シラオイエンレイソウ(白老延齢草)が萩の里自然公園に戻ってきた。2年ぶりの再会だ。

 

 

 

 

2013年、50m四方の木をすべて伐採し、シカ侵入防止用の網で囲まれた皆伐更新実験地で、

6年目の今年、一株のシラオイエンレイソウが花を咲かせた。

たった一株だが見つけた時は感激でした。

シカに食べられ大きくなれなかったものが、今年花を付けるまで大きく成長したと考えられる。(種から発芽したのでは6年では開花できないと思われる。)

北海道大学の大原先生によると、昨年から花を付けはじめたオオバナノエンレイソウは、種からだと10年以上かかるという。

 

北大低温科学研究所助教授であった、芳賀忞(はが・つとむ)先生により、

白老の原生林に自生しているのを見つけた事から「シラオイエンレイソウ」と名付けられたという。

 

 

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里山自然散歩 シラネアオイと春の花 萩の里自然公園 の様子

2019-05-21 12:07:40 | 過去の催しの様子

朝はやや肌寒い天気でしたが、会員を含めて17名の参加をいただきました。

駐車場からセンターハウス経由シラネアオイ群生地へ向かいました。

ハウチワカエデ、イタヤカエデ、蕾を出し始めたヤマモミジとサワシバなど樹木の花、

カキドオシ、コテングクワガタ、タチツボスミレ、鹿の食害でほとんど花を見ることができなくなったオオウバユリを紹介。

 

 

セントウソウ、ツボスミレ、サクラスミレ、ミツバツチグリ、ミミナグサなどを見ながらシラネアオイ群生地へ。

見頃を迎えたシラネアオイ、鹿の食害から解放され久しぶりに表れたエンレイソウ(アオミ)など、

復活しつつあるエンレイソウの仲間、チゴユリ、ズダヤクシュを観察。

 

センターハウスのカスミザクラ、チシマザクラ、ミネザクラが見頃でした。

 

皆伐更新実験地では、皆伐後5年の昨年から花をつけ始めたオオバナノエンレイソウ、ミヤマエンレイソウそして、シラオイエンレイソウを発見。

萩の里では、2年ぶりの再会でした。

 

開花前でしたが、あちこちに沢山生えたユキザサをみながら、「人とエゾシカの食害」を実感。

緑が増えてきた「春紅葉」

 

途中から日が差して、フデリンドウも花を開いてくれました。

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