充電日記     

オフな話で一息を。

カビな新本

2011年11月30日 | Weblog
・「華美」ではない。

『国立国会図書館蔵岡田希雄旧蔵本 節用集』を出版社から取り寄せた。今秋の出版なのに、ほのかにカビ臭い。インクの臭いより強いのだ。ここの本にはよくあることだが、電子出版を強く望みたくなる。いや、春の神戸の学会のブースで見た別の本は、かすかに白いカビが浮いていたと記憶する。ううむ。

・さて、内容の話。原本の節用集は、かつて葉山書院(1975)からも出ていた。これがまた不出来で、コントラストの低い「眠い」影印。買った人は呆れただろうなぁ。プロの仕事がこれでは。

・今回ので改善したのだが、見開きを1ページに載せるので画像が小さくなっている。しかも右に横転。改善した分、悪くなっては意味がなかろう。マイクロフィルムについていたものだろう、横によぎる長い傷も気になる。新しく写し直したのではなく、備えつけのものを使い回したのではないか。

・解題で1975年本の存在に触れてないのもどうだろう。先行したものに不備があるとか、35年以上も前のものだから品切れである、というのでもよいのに。ちょっと落ち着かない。

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