こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

『西洋骨董洋菓子店』に魅せられて

2013-05-26 | 
最近よしながふみ先生の『西洋骨董洋菓子店』を読みました。




10年以上前の作品です。

ケーキがどれも美味しそう……じゅるり。

読むとわかるのだけれど、ただケーキを食べるのではなくどうしてもイートインしたくなるのです。

「イートインしなさい」

そんな神のお告げが聞こえた気がして、友人を誘ってケーキを食べに行ってきました。

私は今月誕生日なのでバースデーケーキの意味合いも込め、いざ南町通りのkazunori ikedaへ!

マカロンだけは買って食べたことがありますが、ケーキは未体験でした。

邪道ですみません。

でも、とても美しいデザインのケーキは忘れられなくて、いつか食べてみようと思っていました。

そしてこの度西洋骨董洋菓子店を読んで感銘を受け、実行に移す運びとなったわけです。

ショーケースに並ぶ美しいケーキを見ながら選びます。

実はケーキ類はそれほど得意ではない私。

美しいケーキを眺めるのは子供の頃から大好きでした。

デザインで選ばずに説明を読んで口に合いそうなケーキを選びました。

「サンサシヨン」420円(レシートには「サンサスィヨン」と印刷されていました)。

カシスとチョコのムース的なケーキで、ココア生地とビスケットのような土台に支えられています。

席でしばし待っていると、カシスのソースでおめかしして目の前に現れました。

そっとひとくち……

甘酸っぱ美味くてカシスとチョコ好きの自分的には理想の味!

まさに「おケーキさまさま」!!

私のボキャブラリーでは美味しさを的確に表現できないけれど、とにかく感動の味でした。

食べ終わってもいないうちから「また来よう」と誓う自分がいました。

あらゆる方面から押し寄せてくる美味しさの波。

アンティークの橘ならこのケーキをどのようなことばでお客さんに説明するのでしょうか。