【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ2-263~ 佐々木とキョンのしりとり

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 21:59:31 ID:qqHCsUyK
ふと思ったんだが
キョンと佐々木がしりとりしたらどういう展開になるのかな?


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:05:01 ID:3Y6cw6a3
キョン「よーし三文字しりとりだ!コンマ!」
佐々木「くっく。君は僕になんて言ってほしいのかな?」


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:05:35 ID:sJYxo0gq
>>263
聞いたことがない単語が飛び交いそうだw


267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:08:26 ID:OveJXrmG
キョン「んー、じゃあーキス」
佐々木「キ、キス? す、す、好き……」
キョン「機関。あ、んがついた」
佐々木「(´・ω・`)ショボーン 」


268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:09:38 ID:es9Nw6JM
佐々木「マサコ」
キョン「小山」
佐々木「マリコ」
キョン「木霊」
佐々木「マナコ」
キョン「小浜」
佐々木「マキコ」


270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:19:02 ID:es9Nw6JM
キョン「く、まだまだっ……小熊」
佐々木「松子」
キョン「子馬」
佐々木「マチコ」
キョン「……な、名前反則じゃないのか?」
佐々木「くっくっ、じゃあ禁止にしようか」
キョン「……コジマ」
佐々木「舞妓」
キョン「……くっ……」


272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:23:01 ID:WzTYmsi7
>>263
キョン「佐々木」
佐々木「・・・キョン」
キョン「んがついたな///」
佐々木「・・・・うん/////」



藤パン「何この雰囲気」


274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:26:02 ID:xo44eqyI
キョン「佐々木」
佐々木「・・・キョン」
キョン「んがついたな///」
佐々木「・・・・うん/////」
ハルヒ「ンジャメナ!!」


275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:26:24 ID:es9Nw6JM
キョン「……小土間」
佐々木「益子」
キョン「あ、それ」
佐々木「栃木県にあるからね」
キョン「…………小釜」
佐々木「マルコ」
キョン「そ、それも」
佐々木「製薬会社さ」
キョン「……小胡麻」
佐々木「真横」
キョン「…………」
佐々木「くっくっ」


276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:45:02 ID:qqHCsUyK
>>269
長門「後、あなたが言える言葉の中には{ん}が語尾につくものしか残っていない・・・・・私の勝ち・・・・」
佐々木「何 を 言 っ て る ん だ い ?
      リバースカードオープン!!キョンカード発動!!」
長門「キョンカード?」
佐々木「このカードは僕とキョンの思い出の数々を鮮明に思い出す事で君に精神ダメージを与える事ができる。
     まず一つめ、二人きりで楽しく談笑!!」


長門「・・・・・・・くっ・・・・・・・・・・」

佐々木「二つ目、キョンと自転車で二人乗り!!」

長門「・・・・・・・つっ・・・・・・・・・・・・・・」

佐々木「三つ目、キョンの部屋でキョンに勉強を教える!!!!!」

長門「・・・・・・・・ぐ・・・・・・・・・・」

佐々木「四つ目、クラスでキョンと付き合っていると噂される!!!!」

長門「・・・・・・がはっ・・・・・!・・・・」

佐々木「五つ目、キョンの家に泊まり込み!!!!」

長門「・・・・・・・・ごふっ・・・・!・・・・・・・」

佐々木「六つ目、キョンと・・・・・」



キョン「もうやめろ佐々木!!長門の精神ポイントはとっくに0だ!!!!」


佐々木「は な せ キ ョ ン !!!」


277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:45:27 ID:nH/+Ju1E
そこでキョンは小次郎と言うのであった


278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 22:48:00 ID:vYYby+Bm
キョン「もうやめろ佐々木! 長門の精神ポイントはとっくに0だ!!」

佐々木「何を言っているんだい、キョン。お楽しみはこれからじゃないか。くっくっくっ」


285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 23:00:30 ID:LdESjIcC
毛虫。

「し、し……塩ジャケ」

け? け……け……鍵盤ハーモニカ!

「髪の毛」

また『け』かよ。

「くっくっくっ、もうないだろう?」

……あるさ。


結婚しよう。


「……」

『う』だぞ?

「うん」

よし、お前の負けだ。

佐々木スレ2-219 佐々木×古泉×橘×パンジー

2007-04-11 | その他

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 14:02:37 ID:xo44eqyI
橘「あなたとは一度対峙しなくてはと思っていたの。」
古泉「争いごとは僕の趣味ではないんですが…いいでしょう。振りかかる火の粉は払わなければいけない。」

藤原「まて橘。こいつは僕に任せろ。」
橘「えっ!?」
古泉「賛成ですね。女性を殴るなどという野蛮なことは僕には出来そうもない。
    ここは肉弾戦で行きましょうか。男らしく、ね」
藤原「望むところだ…たっぷりとかわいがってやろう」
古泉「フフフ…」
藤原「クク…」
古泉「ここで喧嘩をして人の目に触れるのも面倒です。
    佐々木さん…どうかひとつ、あなたの閉鎖空間をお借りしたいのですが」
藤原「そうだな、人目につかないところ…二人きりになれるところがいい…ハァハァ」
古泉「貴方とは気が合いそうですね…ハァハァ」
藤原「同感だ。結構好きだぜ、お前のこと……ハァハァハァ」
古泉「僕もです。お願いできますね?佐々木さん…ハァハァウッ!!!」
佐々木「断る」


230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 17:55:47 ID:xo44eqyI
>>219
佐々木「とは言ってもね、僕も一応は女だ。
     強い男が弱い男の血をすする光景に興味が無いともいえない。」
橘「さ、佐々木さん!!?」
佐々木「いいだろう。君達二人に僕の閉鎖空間を提供しよう。好きに使ってくれていいからね。
     それと橘さん、君も一緒についていって後で二人の様子を事細かに教えてくれないかな?」
橘「わ、分かったのです」
佐々木「二人の男と一人の女を僕の中に閉じ込める…くっくっく。いったい何が起こるんだろうね?
     ちょっと考えただけでぞくぞくするよ。くっく。さぁ、用意はいいかな?」

古泉「( この女…
藤原     できる! )」

橘「もう…帰りたいのです…」

佐々木スレ2-200 小ネタ

2007-04-11 | 佐々木視点のss

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 04:03:02 ID:pUIZDXxG

あれから一ヶ月。────胸の奥にある痛みに、気づかない振りをしていた。
あれから二ヶ月。────消えない痛みに、ただ堪え続けることしかできなかった。
あれから三ヶ月。────失くしただいじなものの価値に、気づかなかった自分を呪った。
あれから四ヶ月。────これは、何も解っていなかったあの頃の自分への罰なのだと悟った。
あれから五ヶ月。────全てを忘れて前を向いて生きる、そう心に思い込ませることにした。
あれから六ヶ月。────半年たっても、彼と、彼との思い出を振り返らない日は、ない。
あれから何ヶ月か後。──────苦しい。胸の奥が苦しい。助けて────────

あれから一年後。
久しぶりに再会した彼は、前とすこし違っていた。
揺り動かされて痛む心を必死に抑え、落ち着かせようとするあまり奥底にある想いとは全く別のことを喋った気がする。
でも、何よりも私の心をざわつかせたのは、あの時、あの場所で、私に、私にだけに見せると思っていたあの優しい目を、
一緒にいたあの人に向けていたこと。
もう、過去にも、未来にも彼の中に私の居場所はないのだ。

彼と一年振りに再会した、すこし後────────

もう痛みが消えることも、彼の傍にいることも許されなくていい。
あの時間、確かに私と彼はお互いがお互いの一番近くにいた。
そう信じられる何かが欲しい。
その為なら、他の何かを失っても私は構わない。


わたしは、終わらない痛みで壊れてしまった心にそう誓った。

佐々木スレ2-196 「キョンと佐々木と桜色」

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 03:17:20 ID:gc8g6rmO
『キョンと佐々木と桜色』
ちょっとした散歩のつもりで近所の公園に立ち寄ったところそこには見事な桜
が咲いていた。そしてその桜の下に不敵な笑みをうかべた少女が一人、
俺を見つめていた。「やあキョン。こんなところで会うとは何か強い縁を
感じざるをえないね。」俺が取り巻きどもを探すため周りを見渡し始めると
佐々木は「今回は本当に偶然さ。橘さんたちはいない。だがちょうど話し相手が
ほしいと思ってた頃なんだ。付き合ってもらうよ」とテレビに出てくる悪役の
ような笑い方をしながら言った。その瞳はいつものように眩しく輝いていた。
「そういやキョンはかの初代アメリカ合衆国大統領J・ワシントンが父親の桜の木
を切って素直に白状したという逸話を知ってるかい?」
ああ、有名な話だな。あれは確かあとから付けられた話だったと聞いたが・・・。
「そのとおり。あれはワシントンが桜の・・・」
佐々木が演説モードに入ったその時・・・春一番が俺達の間を通り抜けて行った・・・。
「・・・桜を切った斧が湖に落ちて湖から出てきた父親に金、銀、普通の斧の
どれが自分の斧か聞かれて正直に答え、助けたカメに連れられて竜宮城に鬼退治に・・・」
落ち着け佐々木・・・。おれは別に何も見ていないぞ。桜色だったとかいい素材だななんて
ことは微塵にも思ってない。「・・・・・」佐々木の表情は俺からは見えない。
「よ・・・用事を思い出したよ・・」

ものを書く力がほしい・・・はずかしさを抱きながらそろそろ寝るよ・・・


207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 09:46:07 ID:gc8g6rmO
>>196 の続き
佐々木がそう言い立ち去ろうとしたとき俺は反射的に佐々木の腕をつかみ、
引き止めていた。ああ・・・なんて表情をしているんだ・・・。
涙目で顔を赤く染めている佐々木を見るのなんてこいつの両親を除いて俺ぐらいじゃないか?
惚れた。いや、すでに惚れていたのかもしれない・・・。
「佐々木・・・俺はお前が―――」

終わりです。実はこの桜はハルヒが咲かせたもので近くでキョンを待ってたはずが
たまたま佐々木が来てしまいとっさに隠れていたところこのような展開になって
世界崩壊オチにもっていきたかったのですが・・・

佐々木スレ2-184 佐々木vsキョン 将棋対決

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

184 :162:2007/04/10(火) 02:33:08 ID:SUQPcHwa
将棋というボードゲームは多分日本人ならだれしも名前くらいは知っているだろうし
中にはそこそこ強いという人もいるだろう。
将棋はここまで日本人の中ではメジャーなボードゲームの内の一つであるがその出生は謎につつまれていて
平安時代に生まれたとも6世紀に生まれたとも言われている。
現存する最古の資料としては。藤原明衡の著とされる「新猿楽記」であると言う考えが今では主流となっている
俺が何故将棋について歴史や雑学の前置きをしているのかといえば、この状況を少しでも忘れるための誤魔化しの一つに過ぎない。
やっぱり頭がいい人は何でもできるようで佐々木は着々と自分の陣形を整えつつ俺の駒をジワリジワリと剥ぎとっていった。
対する何をしても平凡な俺が平凡な陣形を整え(もうその陣形も機能していないが)
平凡な攻め方をしても勝てる分けがなく、俺の戦術はことごとく佐々木引きいる角と飛車に打ち砕かれて行くのであった。
小学生のころ夏になると戦争に実際に行ってきたと言う人に目の前で味方がなくなる悲しみを熱心に語っていたが、
所詮小学生ごときの脳みそでそんな悲痛な体験が理解できるわけもなく、ただぼーっと聞いていた。
しかし今ならあの名前も忘れてしまったじーさんの気持ちは十二分に分かる。
俺の飛車と角や歩達の無念、


コ ノ ウ ラ ミ ハ ラ サ デ オ クベ キ カ



そう思って勇んでもこの状況を打破できるわけもなく、ただ虚しく佐々木をとその周辺の自分の部屋を睨む事ぐらいしかできなかった。
「あのねキョン、これは単なるボードゲームなのだがら一駒取られる度に親の敵を見るような眼で見るのはやめて貰えないかな
 やってる側としては非常に気分が悪いし、君の目にもこれ以上の負担をかけて視力を落とすのに協力する義理もないだろう」
あぁ、もしこれが普通の将棋の勝負だったら俺もここまでムキにならないさ。
お前がネチリネチリと俺の飛車や角(ryを剥ぎっとっていかなければな。
「?ぎとるとは人聞きが悪いね、純粋に将棋のゲームを楽しんでいるんじゃないか。
 さぁキョン君の番だよ、諦めずに見事僕の王を取ってくれよ。」
そうやってくっくっと笑う佐々木が俺には八重歯を剥き出し、角と尻尾が生えた悪魔にしか見えなかった。
・・・・・・・・・・・・・・そんな佐々木もありかもしれないな。


185 :162:2007/04/10(火) 02:34:46 ID:SUQPcHwa
イカン、イカン!!!!飛車達の無念を忘れたのか!!
悔しいが確かにここは佐々木の言う通り諦めるべき所ではない。
だけどなぁ、自分の持ち駒は歩が三枚と金銀が各々あるだけの陣形で持ち駒はさっきから握りしめている歩が一つ
おまけに周囲は竜と馬が2つと金と銀の軍団が雪崩のように攻め込んできたら諦めたくもなるだろ?
くそ!!諦めるな!!!KOOLになれ俺!!!
俺がそんな風に某同人ゲームの主人公の真似ごとをしていると、俺をさらに弄ぶかのように
「まぁ、君が諦めるのは無理もない。しょうがないから飛車と角は返そうか?
 もっとも、例えそうなっても君が勝てる可能性は万に一つもないと思うが。」
等とくっくっとさも面白そうに笑いながら冷静に真実をつけつけくる。
くそ!!確かにこの状況で勝つ事は最先端のコンピューター将棋でもかなりきつい・・・・いや無理だろう。
「そんなこんな状況に陥っても諦めないエジソンンの様な殊勝な心がけのキョンにいいハンデをあげよう、
 もし君が僕の駒を一つでもとれたら君の勝ちと言う事にしてあげるるよ、もっともできたらの話だが」
畜生、余裕ぶりやがって・・・・・て、ちょっと待てよ?今佐々木は何て言った?
「おい佐々木、お前のその言葉に嘘はないだろうな?」
佐々木は少しやる気を出した俺に一瞬驚きを見せたようだが、すぐにいつもの偽善的な微笑みに戻った。
「もちろんだとも、ここまで来てそんな嘘をつくほど僕はサド侯爵と同じ性癖は持ち合わせてはいないさ。」
よし、そこまで聞けば安心だ。俺は佐々木に勝てる!しかし、このままあっさり勝っては面白くない。
飛車達の無念の弔いの為少し罰を受けて貰おうか。
「そうだな・・・・・もしそこに、勝った者は負けた者の言う事を何か一つ従うって条件をつけてくれるって言うんなら勝てるかもしれないな。」
笑いだしそうになるのを堪えつつ、限りなくさりげなく飛車達の弔い戦の布陣を始める。
そんな俺に佐々木はいささか呆れたようであったが、溜息を一つつくと
「キョン、君はいよいよ頭に血が昇って錯乱したのかい?君がこの将棋に対する条件じゃないかぎり君の王将の立場は変わらないだろう。
 しかしキョンがどうしてもと言うのであれば、僕も一つ条件を付け加えた事だしそれをに異論を出す脳組織は僕の脳内にはないかな。」
まるで出来の悪い生徒を諭すような口調だったがそんな事はどうでもいい。

計 画 通 り 


186 :162:2007/04/10(火) 02:36:07 ID:SUQPcHwa
プライドの高い佐々木の事だ、このような条件を出せばぶつくさ言いながらも了承してくれるのは分かっていた。
これでこっちの布陣は終わった、後は始まりの狼煙を上げるだけだ。
「じゃぁ、これでどうだと」
そう言って俺は今まで握りしめていた歩を確実に一駒は取れる位置に置いた。
「なっ・・・・・・・」
佐々木はと言うと今の俺の行動をセロの手品を生で見る観客のような眼で見ていた。
「ほら、お前の番だぜ。早く打てよ。」
俺は今から起こるであろう佐々木の様子をモルモットを観察しようと喜々としていたが、佐々木は内心穏やかではないようだった。
ブツブツと何事かを聞きとれない速さで呟きながら、感情のない目はどこか遠くを見つめている。
「お、おい佐々木!?」
さすがに心配になった俺が佐々木の名前を大声で言うとはっとした様子で俺を見つめてきた。
「いや済まないキョン、僕も頭の中ではこれはどうしても一駒取られると分かってはいたんだが、 
 深層心理がそれを固く拒絶して受け入れてくれなくてね。
 それを口で一旦言えば納まるとも思っけど、僕の深層心理は僕が思う以上に固く核シェルター並に手強かったんだが
 君の一言ですんなり核シェルターは砕け散ったよ。ありがとうキョン」
何だか良くわからんが自分の負けを認めるのに時間がかかったって事か?
「端的に言えばそういう事になるね、全く君がここまで策士だとは思わなかったな。
 最初からこれを狙っていたんだろう?」
まさか、偶然だよ。よく親戚に将棋はどんなに有利でも持ち駒がなけらば負けるし、
逆にどんなに不利でも持ち駒があれば逆転のチャンスは必ずやってくると言われてたのを実行しただけさ。
「君の親戚は超能力者か何かかい?
 まるでこの対局を読んでたかのような発言じゃないか」
そんな事言われても見かけは50過ぎのどこにでも居るような禿げたおっさんだぞ。
それより佐々木、俺が出した条件は勿論覚えているよな?
「さすがに僕の脳細胞も死滅するスピードは早くはないね。
 もっとも僕としてはこの頭を壁に打ち付けてでも、そこに関する記憶を持った脳細胞だけを死滅しておきたいが。」
もしそれが実行可能だったとしても俺がそれを全力で阻止しているし、
成功したとしても次の瞬間に俺の口から直接お前の脳細胞に刻み込んやるよ。
「くっくっ、まさに君がやりそうな行為だな。で、一体僕に何を要求するというんだい?
 できれば今すぐここで腹筋百回した後にスクワット百回等という無駄に体力を消耗する行為を遠慮していただきたいのだが・・・・」
俺としてはそれも選択肢にあったのだが、佐々木なら汗一つ流さずに済ませそうな気がしたのでやめておいた。
ここは是非とも佐々木が困る顔をみないと俺の勝ちとは言えない気がしたしな。
「そうだな、ここはキスの一つでもお願いしておこうか」


187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 02:37:28 ID:SUQPcHwa
さすがの佐々木もこんな注文が来るとは思わないだろう、さてどうでるか。
俺はこの時佐々木の次の反応が戸惑うとか驚くとかそういう反応を見せると思ったんだが、
次の佐々木の行動は俺の予想斜め上をいっていた。
あろうことか「何だそんな事か」と言うと顔を俺に近づけてきたのである!
「ちょ、ちょっと待てよ佐々木!」
さすがの俺もうろたえてしまう、
何せムードもへったくれもない雰囲気のまま俺のファーストキスが奪われそうになったんだからな。そこら辺はご理解いただきたい。
「キョン、君が言い出した事じゃないか」
いや確かに言ったよ、言ったけでもそれは佐々木が表情を変えるのを見たかっただけで
別に佐々木とキスしたかったわけではない。
「いや、俺のことより佐々木はいいのかよ?」
そういうと佐々木は苦虫どころかゴキブリを噛みしめた顔をみせ、
「キョン、君は実に不思議な事を言うね。
 君は僕にキスしろと言っておきながら直前になると、僕の了承を得ようとするその行動の真意が見つけられないよ。
 仮に僕があそこで嫌だと言ったら君は、じゃあしなくてもいいよとでも答えてくれたのかい?
 いやそれはありえないだろう。わざわざ君がだした条件だし、それならこんな条件を出す必要もなかった。
 もしこれが僕の不快感を出すためのものだったとしたらキョン、僕は君をいささか軽蔑せざるをえないだろう。」
半径200m以内の生物に圧迫感を与える物凄い不機嫌オーラ(俺分析)を出しながら佐々木様が優雅に笑っていらっしゃいました。
やばい!!素数を数える暇もないしそんな物を数える前に体が先に動いていた。
俺は光年を超える速さ(俺体感速度)で佐々木に近づきその華奢で本当に三食食っているか不安になるような体を抱きしめた。
「きゃ!・・・っちょとな・・・」
俺の予想外すぎる行動に対抗してか佐々木も予想外過ぎる声を出してくれた。まぁ、そんな事は円周率並のパーセンテージでないだろうが、
・・・・・・・・・後ちょっと胸が当たったのはキミと俺だけの秘密だ。
「佐々木、お前がキスするのを直前で止めたのは悪かった、謝る。だが俺としては別にお前とキスするのが嫌だったわけじゃないし
 むしろ俺だってしたい、けどなやはりこんな形だするのは間違ってるだろ?
 それなら最初からそんな事言うなよと言うかもしれないが、俺はただお前のいつもと違う顔が見たかっただけなんだ。
 でもそんな事言ってするような顔ってのは本当の顔じゃないと俺は思うんだ。
 それであんな捻くりくさった言い方をしちまった、すまんかった佐々木」



しばらく沈黙が流れた。
やばい、BADENDフラグか?等と冷や汗をダラダラ流している間佐々木はじっと黙っていたが、急に口をひらいた。

「キョン、君の今の発言をまとめると僕の普段と違う表情が見たかった、
 だから僕にキスするように言った、という事で違いないかい?」
オッシャルトオリDEATH
「とりあえず僕を離して顔をこちらに向けてくれないかな、これじゃあ息苦しくて仕方がない。」
平手打ちでもされるのかと思い、ビクビクしながら佐々木の方を向いた。
俺はこの時佐々木の顔はさっきの腹黒1000%スマイルかなまはげも裸足で逃げ出すような恐ろしい顔かと思ったが
やはり佐々木は俺の期待を斜め上を横切ってそこには














一人の天使が立っていた。


188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 02:38:53 ID:SUQPcHwa



そうとしか言い表せない表情の少女がそこに立っていた。
これでもしポニーテールだったら俺は卒倒していたが、幸か不幸かそこの目の前にいる天使はショートカットだった。
「ささ・・き?」
俺はそう何とか捻りだし、目の前の天使の正体を確認する。
「そうだよ、でもこんな顔は家族以外には見せた事はないかな」
そう言って微笑む天使_____いや佐々木を見て俺の中の何かが切れた。
「さてとキョン、これで君の願いは叶ったわけだからこれでい・・・きゃあ!」
来ました本日の二度目の嬌声、まぁいきなり自分より背の高い男に押し倒されたんだから無理もないと思うが、
しかし俺の脳内ではそんな事より違うもので溢れかえっていた。
「すまん佐々木、しかしそれだけ無防備なお前にも問題があると思うぞ」
「そんな・・・何言って・・・・・」
やばい、うるうるした目で睨んでくる瞳がかなりエロいし、性欲を持て余します。
等と佐々木博覧会を一人でやってるその時であった

「キョンく~ん、HAHAHA鋏かしてって・・・・ってきゃあ!・・・・・・ごめん、ごゆっくり!!!」





空気が死んだ。
ついでに俺も死んだかもしれん。
そして目の前の恐ろしいほど満面の笑みの佐々木様
さてこの状況はどうしたもんかね。




END?

佐々木スレ2-154 佐々木×キョン

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 00:54:01 ID:oKaDEYx0
『大事な話があるんだ。いつもの駅前に今すぐ来てくれないか。』
夕食でいい感じに腹を満たし、風呂に入って部屋でひと休みしようと思った俺に、突然佐々木からこんな電話がかかってきた。
「明日じゃダメなのか?」
現在時刻9:32。こんな時間から出かけたら親も何か言ってくるだろう、俺は当たり前のごとくそう言った。
『…今日じゃなきゃ、今じゃなきゃだめなんだ。』
「その話ってのは、そんなに大事なのか?」
『ああ。僕の…人生が、かかってる。』
さっきから気づいていたが、心なしか佐々木の声が震えている。
いつも冷静な佐々木からはおよそ考えられなかった。
「そこまで言われたら、行かないと後ろめたくてたまらん。
人生がかかってるってのはどういうことか知らんが、まあ俺もお前の「親友」だ、行こうじゃないか。」
『ありがとう。』
短く言って佐々木は電話を切った。礼節を重んじているであろう佐々木らしからぬ行動だ。
いったいどうしたことか。そもそもこんな時間にいきなり誘ってくる時点でおかしいが、
なんだか切羽詰ったようだった佐々木の声を想うと不安になってきたので、俺は急いで支度をし、駅前へとチャリを全力で進めた。
駅前には、当たり前だがすでに佐々木がいた。適当な場所にチャリを止め、佐々木のもとへ向かう。
佐々木はいつからそこにいたのか、少し疲れた様子だったが、俺に気づくと挨拶をしてきた。
『やあ。すまないな、こんな時間に呼び出して。でも来てくれて嬉しいよ。』
「ああ、まあ、あそこまで言われちゃあな。話ってのがなんなのかも気になるし、暇してたところだ。気にするな。」
『くっくっ、君は本当に優しいな。で、まあ本題だが立ち話もなんだし少しこのあたりでも歩きながらでかまわないか?』
「ああ、別にかまわない。」


155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 00:55:05 ID:oKaDEYx0
駅を離れ、二人で肩を並べ歩く。
『それにしても、夜の街というのはなかなか良いものだな。まだそれほど遅くないから飲食店などもまだ開いているが、
昼間とは違った街の顔を見ることができる。』
「人通りが少ないからいつもは見えないものがよく見えたりするしな。静かで俺は好きだ。」
『僕も好きだよ。昼間の騒がしい街も僕は好きだが、この、街が眠り始めているような感じはなんだか居心地が良い。』
佐々木はいつも通り饒舌だが、なんかこう、何かを誤魔化すために喋ってるような気がしたが、気にせず話を続けた。
「でもまあ、驚いたよ。こんな時間にお前から誘われるなんて予想もできなかった。
それで、話ってのを聞かせてほしい。こんな他愛の無い話をするためにわざわざ読んだんじゃないだろう?」
『もちろんだ。
…キョン、君は覚えているか?僕が恋愛感情は精神病の一種だと言ったのを。』
「ああ、覚えてる。確かハルヒもそんなことを言っていたし、それもあるかもしれないがな。」
「ハルヒ」と言った瞬間佐々木が一瞬ビクッとしたのを俺は見逃さなかった。一体なんなんだ。今日の佐々木はどこかおかしい。
『今でももちろん僕はそうだと思ってる。恋愛なんてくだらない、とまでは言わないが、
いち個人のために自分の一生を変えてしまうなんてとても良いことには思えないし、なによりたったひとりのためにそんなことができるのか、と思う。』
「確かに俺も恋愛なんてしたことないからその意見はおおいにわかる。クサいラブストーリーにはもう飽きたし、くだらないとさえ思うさ。
でも美しいとも思うぞ。誰かに自分の全てを捧げられるなんて素晴らしいと思わないか?」
『そうかい?…まあ、全くわからないわけではないが。それでも、やはり僕は恋愛感情は精神病の一種だと思うよ。
聞いた話によると、ほとんどの人が気づけば意中の人の虜になり、寝ても覚めてもずっと意中の人のことを考えてるそうじゃないか。
これは僕からすれば病気としか思えない。仕事が手につかないとかいう人もいるようだし、これは問題じゃないか?』
「それはわかった。でもいきなりどうした?そのことは「大事な話」ってのに関係あるのか?」
佐々木は何かを隠しているような気がする。推測でしかないが、俺はそう言って核心に近づこうとする。
『…キョン、ここからは黙って聞いてくれ。
実は、僕はある病気にかかっている。それも末期だ。もう治らない。』


156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 00:56:15 ID:oKaDEYx0
「!?何を―――」
『何も言うな。僕の話を最後まで聞いてくれ。―――親友の、お願いだ。』
「あ、ああ…」
『僕がこの病気にかかったのはいつだかわからない。でも、これまでに発病した人もそうだというし、そんなことはどうでもいい。
僕がこの病気にかかっていると気づいたのは…そうだな、1年ぶりに君と会ったあの日だ。』
突然のことで驚いていたが、まさかとは思うが話ってのは…
『正直驚いたよ。女子との付き合いがあまり無かった君が、あんな――魅力的な女性と、休日に待ち合わせまでして会うなんてね。そのうえ3人も。…まあ、古泉君もいたが。
驚いた以上に僕は不安な気持ちにもなった。あれほどに魅力的な女性達と過ごしていて、僕のことなんて忘れてしまわないかと。
涼宮さん達と話して、あの3人とキョンが交際をしている、ということはないとわかった瞬間の僕の安堵は計り知れなかったよ。
でも、不安は消えなかったさ。なにせ彼女たちに比べたら僕なんて、小難しい話ばかりしているし、思えば休日や放課後に君と楽しく遊んだことも無かった。
僕みたいなやつを君が果たして女性として見ているのかどうかも怪しい、いつの間にかそんな気持ちにすらなっていた。
あの時に言った「親友」は虚勢のようなもので、言ってしまえばほとんど見栄を張っていたに過ぎない。
僕は君と「親友」だと言うことで自分自身を保ったんだ。自身のために君の気持ちを知らないままに発言する、これは酷いことかも知れないな。
でも、そこまで頭が回らないほど僕は焦っていた。なぜだかは…ここまで話せば察しのいい君ならもうわかるだろう?
いや、わからない、というのは男として最低だと思うが。』
まいったな。正直、佐々木にここまで想われていたとは露ほども知らなかった。突然のことに驚いた俺は言葉を発することができない。
だが、ここでダンマリを決め込むのは佐々木の言うとおり最低だ。俺の言葉を待つ佐々木は何かにおびえるように震えている…男にはやらねばならない時がある。

佐々木スレ2-134 「世界と君の手」 (1)

2007-04-11 | 佐々木×キョン×ハルヒ

134 :理系:2007/04/09(月) 23:35:04 ID:RERBtoXM
「キョンくん電話だよ~」
風呂の扉が遠慮なしに開かれる。
妹よ、いい加減恥じらいくらいは覚えてくれないか。
湯船に浸かっているからまだよかったものの、まったく。

それ以前に、なんでどいつもこいつも俺が風呂に入っているときに限って電話がかかってくるんだか。
「はい、キョンくん。」
あぁ、サンキュー。で、用が終わったのなら早く出て行ってくれないかな、妹よ。男の肉体の神秘を知るにはまだ君は早い。
「は~い。」
あまりにも幼すぎるわが妹の将来に不安になりながら、電話に耳を当てた。
あ、いけね。誰からかかってきたか聞くのを忘れた。
古泉あたりだったら問答無用で切って、風呂から上がるまで待たせよう。

「もしもし。」
「やぁ、キョン。こんばんは。」
この声は―


135 :2:2007/04/09(月) 23:36:30 ID:RERBtoXM
「佐々木?」
「声だけで電話の主が僕であると言うことを看破してくれたのはうれしいが、そんな素っ頓狂な声を出されると思わずこちらも狼狽してしまうよ。」
うそこけ。お前の狼狽した姿など見たこともないし、想像もつかん。
ちょっと見てみたいが。

しかし、俺が驚いたのは事実だ。
対となる宇宙人に未来人に超能力者、あの一件があったからな―

「で、何のようだ?」
思わず声に警戒心がこもる。
「君は今お風呂に入っているようだね。よかったら、またあとでかけ直すが―」
「いや、かまわない。話してくれないか。」

悪いが、のんびりバスタイムを楽しめるほど悠長な気分にはなれない。
「そうか、わかった。この間話した、例の須藤の言っていたクラス会の件なのだが―」
「おい、ちょっと待て。」
思わず佐々木の言葉をさえぎってしまった。

「クラス会の話はこの間話しただろう?」
それは、そうだが。あんなぶっ飛んだ電波話を聞いた後だ。てっきり、もっといかれた話が来ると思っていた俺は大いに拍子抜けした。
「そのクラス会の下見をしたいのだが、キョン。
今度の土曜日、君も候補地探索に同行していただくことをお願いできないだろうか。」

不思議探索よりかは見つかる確率が高そうだな。
しかし―


136 :3:2007/04/09(月) 23:38:10 ID:RERBtoXM
「悪いが、例の連中らが一緒だとしたら、俺は拒否させてもらう。
待ち合わせ場所であいつらの姿を見かけたら、俺は迷わず帰るからな。」
我ながらつっけんどんな返事だ。
連中に会うことが怖いわけではない。
ただそんな嘘をついて俺を引っ張り出そうとしているなら、それが気に食わないだけだ。

「大丈夫だよ、キョン。彼らは来ない。神に誓ってもいい。僕らだけだ。」
俺は少し罪悪感を抱いた。
そうだ、こいつはそんな嘘をつくような人間ではなかった。
「わかった、いいぜ。ただし、二人だけで、だ。」
そう、二人だけがよかった。
これ以上、余計な人間が加わって話をややこしくしたくなかったし、
それに佐々木と二人で話したかった。

「ありがとう、キョン。」
そして、少し間を空けて、佐々木がつぶやくように言った。

「―僕も君と二人だけで会いたいんだ。」


137 :4:2007/04/09(月) 23:40:25 ID:RERBtoXM
翌日、放課後の部室にてSOS団恒例不思議探索を土曜日にやると大声で宣言したハルヒに、
俺はその日は用事があって行けないことを伝えた。

「ちょっとキョン、あんたそれでも栄光あるSOS団の団員としての自覚あるの!」
近隣の高校にまで名を轟かすSOS団の軍功は身にしみて存じ上げてはいるのだが、
それを人は栄光と呼ぶかどうかは知らん。
とまあ、予想通り怒鳴られたが仕方がない。

アヒル口で、団長席に胡坐をかいたハルヒはそっぽ向きながら
「まぁ、仕方がないわね。
 私もものわかりのいい団長だから、団員の都合は考えてあげるわよ。
 土曜日の不思議探索は残念ながら中止、決定!」
予想外にあっさりと俺の欠席届けは受理された。

「悪いな、ハルヒ。」
「ふん。」
機嫌悪そうにいつものアヒル口。

ふと振り返ると古泉が俺になにやらアイコンタクトをとっている。
やれやれ。


138 :5:2007/04/09(月) 23:41:32 ID:RERBtoXM
学校からの帰り道、いつもどおり最後尾を男性陣が歩く。

「まったく、やっかいなことをしてくれましたね。」
古泉がいつもの微笑みを絶やさず、軽く肩を上げた。

「土曜日の探索を断ったことか。」
「それもそうですが、どちらかというとその断る原因の方ですね。」
よく俺の行動をご存知なこった。

「現在我々『機関』の一番の懸案事項ですから。
 あなたが、彼女と二人で会うことを僕は責めるつもりはありませんし、
 それは誰にも責める権利などないことでしょう。」

だったら、これ見よがしに嘆息するのはやめてくれ。

「彼女とあなたはそうやって話し合わなければならなかったでしょう。
 それについては僕も全面的に賛成です。ただし―」
古泉は大げさに間を置いた。



「事の成り行きに世界の命運が握られているということを忘れないでください。」


139 :6:2007/04/09(月) 23:44:23 ID:RERBtoXM
そして土曜日の朝が来た。
午前11時の待ち合わせだったが、7時にはもう起きていた。
なぜか、落ち着いていられなかった。
一体何を恐れているのか、そして期待しているのか。
自分でもわからない。

約束の30分前に駐輪場に着いた。
待ち合わせ場所はいつもSOS団が使うあの駅前で、クラス会もその周辺でやるつもりだった。
繁華街を歩くなら自転車はないほうがいい。
自転車を駅前の駐輪場の有料スペースに置いて振り返ると、
あいつがいた。

「やぁ、キョン。おはよう。」
両手を後ろで組んで佐々木がドッキリに成功したように、悪戯っぽく笑っている。
なんで毎回毎回俺を驚かせる登場の仕方をするんだ、お前は。

「よう。」
俺は片手を上げて応える。
って、待ち合わせ場所はいつもの駅前じゃなかったか?

「僕も君もここには自転車で来るだろう?
 人通りの多い煩雑としたあの駅前で待つよりも、ここで待つほうが確実だと思ってね。」

それはそうかもしれないが―
「それに、何よりここで待つほうが少しでも早く君に会えるだろう。」

佐々木は喉を鳴らすように笑った。


238 :7:2007/04/10(火) 20:20:15 ID:zQ4mMPa8
俺と佐々木は駐輪場を出て、駅前を歩いていた。
あくまで本日の目的はクラス会の下見だ。
クラス会の人数や一人当たりの予算、連絡方法などを話しながら、辺りを散策する。

相変わらずの佐々木の小難しい話に俺が相槌を打つ。
たわいもない雑談、懐かしい光景。
そうあるようにお互い意識していただけかもしれない。
でも、あの頃とは変わらないまま。
そう、思わずあのいかれた非日常を忘れてしまうくらいに。
この瞬間がいつまでも続けばいいと思わなかった、と言えばきっと嘘になる。

ほんの少しだけ俺の前を歩く佐々木も、少しだけはしゃいでいるように見える。
少しずつ高度を上げていく太陽に照らされた佐々木の笑顔が時々俺を振り返る。
あいつの顔が輝いて見えるのは、きっと太陽のせいだろう。

そうこうしているうちに手帳にメモを取っていた佐々木が話しかけてきた。
「さてと、キョン、キャンディデイトはいくつか挙げられたね。
次なる課題としては、だ、僕らはここからベストキャンディデイトを選ばなければならない。
ここはやはり実際に食事をしてみるのが早いかな?」
佐々木は俺の目を見ながら悪戯っぽく笑う。

「昼前に待ち合わせているんだ。もともとそのつもりだったんだろう。」

くっくっと佐々木は笑った。
「それはよかった。君の懐事情を僕は知らないからね。
 先立つものがない場合はファーストフードでも致し方なしと思っていたのだよ。」

お前がどこぞの団長様のように「罰金!」とか言い出さなけりゃ大丈夫だ。たぶん。

「っても、候補の店を全部食べ比べるのは無理だぜ。」
リストアップされた店は十軒程度に上っていた。

佐々木は風を受けて揺れる髪を払いながら言った。
「これから毎週末に二人で食べ歩けばいい。
そうすれば半年くらいでこの辺りの飲食店をコンプリートできるかな。」

おいおい―

「冗談だよ、キョン。」
そう言って佐々木は首を少し傾げて、愉快そうに笑った。

「そんな困った顔をしないでくれよ―」

そして、目線を俺からはずして佐々木はつぶやくように言った。


239 :8:2007/04/10(火) 20:22:03 ID:zQ4mMPa8
結局、候補に選んだ店から一軒選んで実際に食事をしてみて、
よっぽどひどい場合だけ考えようという話になった。

さすがに俺と佐々木が一時間ちょっと歩き回って探しただけあって、
店内の雰囲気はおしゃれな落ち着いたイタリアンレストランだった。

二人でそれぞれ千円ほどのパスタセットとピッツァセットを頼んだ。

「まぁ、コストパフォーマンスは上々といったところだろう。」
佐々木はピザを一口一口ゆっくりと食べながら、ひそひそ声で俺に話しかけてきた。
その食べ方は、豪快極まりないハルヒとも、また別の意味で豪快な長門とも、
おっとりとした朝比奈さんとも違って、新鮮な感じがした。
まるで食べるところを人に見せたくないような食べ方は、
なぜか妙に佐々木に似合っているような気がした。
今まで知らなかったな―

「そうだな、悪くないんじゃないか。会費も一人二千円程度だしな。」
俺は適当な相槌を打った。
中学のクラス会程度にご馳走なんか期待してはいけない。

「よし、会場はここで決定としよう。次に同窓会の連絡についてだが、
 ここは順当で凡庸なアイデアで申し訳ないが、女子は僕が、男子ということでいいかな?」

そうだな。

「それとも、もし誰か君の心の中に想う女子がいるなら、
 その子に招待状を送るという役は君にお任せしてもいいのだが。
 どうかな、キョン?」
両手に顎を乗せて佐々木が偽悪的な笑いを浮かべながら俺を見る。
佐々木のどこか深い色に染まった瞳が俺を覗き込む。

そんなのがいないことぐらいお前は知っているはずだろう―

「そうだったね。
 ―少なくとも中学時代の僕の知る範囲ではそうだったね。」

佐々木の瞳の中に、まるで深海に取り込まれたような俺の姿が見えた。
その中で、何かを見透かされたような気がした。
続く言葉が出ない。
俺はどこか、なにか見つかってはいけないものを見つけられてしまったように目をそらしていた。
それがなにかはわからなかったけれども。

佐々木は唇を結ぶように笑った。
一瞬、どこか寂しげに見えたのは気のせいだったのだろうか。


240 :9:2007/04/10(火) 20:23:15 ID:zQ4mMPa8
それからは、お互いクラス会についての事務的な話を進めていって、キリのいいところで店を出ることにした。
食事代をワリカンだ。
しかし、悲しきはパブロフの犬並みに染み付いた習慣かな。
条件反射で思わず伝票を手に取っていた。

「女性と食事する際のマナーはきっちり教育されているようだね。」

クラス会の会場も決めて、連絡係も決めて、今日やるべきことは終わった―
はずだった。
店を出てとりあえず駅前の方へ歩いていると、突然佐々木の足が止まった。
見てはいけないものを見てしまったような佐々木の顔から、その目線の先に目を向ける。
涼宮ハルヒ。
そこには涼宮ハルヒがいた。

ハルヒは目を見開いて立っていた。
その表情からはSOS団をサボって女の子とデートしている団員に対する怒りは感じられず、ただ驚愕の一言あるのみだった。
一瞬時間が止まったようだった。
何もやましいことはないはずだ。
なのに、なぜ俺は言い訳を必死で考えている?
なのに、なぜ俺は逃げ出したいような衝動に駆られている?
なのに、なぜ―

古泉の言葉が頭に響く。
俺はどうすることもできず、そこにいた。


「世界と君の手」 (2)に続く

佐々木スレ2-134 「世界と君の手」 (2)

2007-04-11 | 佐々木×キョン×ハルヒ

454 :10:2007/04/12(木) 00:44:35 ID:3aioBvJ8
沈黙を破ったのは佐々木だった―
「こんにちは、涼宮さん。」
佐々木は女と話をするときは、普通に女言葉を使う。
だから、男言葉でしか話したことのない俺にはその声色の奥の表情を伺うことはできなかった。

「あ、こんにちは。」
ハルヒがまるで催眠術から覚めたように答えた。

「ごめんなさいね。大切な団員さんを一日借りちゃって。
 中学校のクラス会の幹事を二人でやることになって、その下見に来たんだ。」
佐々木は俺をキョンとは呼ばなかった。

ハルヒはまだ目を丸くしたまま
「あ、そう。」
と短く相槌を打った。

「でも、もう用事は済んで帰るところだったんだ。
 あぁ、キョン。せっかく涼宮さんと会えたんだから、二人でお茶でもしてきたらどうだい。
 僕は学校の課題がたまっているので、悪いが一足先に帰らせてもらうよ。」
そう言って佐々木は踵を返して歩き始めた。
普段のあいつらしくない早足で、駐輪場とは反対の方向へ。
向かい合うハルヒとは反対の方向へ。

俺はただ馬鹿みたいに立ち尽くすことしかできなかった。


456 :11:2007/04/12(木) 00:46:52 ID:3aioBvJ8
「キョン!」

聞きなれたハルヒの大声で俺は意識を取り戻した。

「ハルヒ。」

両手を腰に当てて、見慣れた傲慢不遜な怒り顔が俺を見据えていた。

「何やってるのよ!」

すまない。
とりあえずの言い訳のように謝ってしまった。
でも俺は、一体、何に対して?

「このバカキョン!」
ハルヒが俺の腕を引きずり寄せる。

相変わらずの馬鹿力だな。
抵抗することなく俺はハルヒの元に引き寄せられた。
乾いた音が響く。
人通りの多い往来の真ん中でハルヒが俺の頬を叩いた。
痛みが少しずつ広がっていく。

「しっかりしなさい!早く彼女を追いかけてあげるのよ!」

そして、ハルヒの予想外のセリフに俺はまた驚くこととなった。

「ハルヒ?」

ここで初めて俺はハルヒの目を見た。
俺を見るハルヒの目はいつもの挑戦的な目で、そして真摯に俺を見据えていた。

「早く行ってあげなさい!
わざわざ私がSOS団恒例行事を中止にしてあげたのよ!
事情は知らないけど、こんな中途半端なんて許せないことだわ!」
そう言って俺の腕を放すと、ハルヒは腕組みをして力強く俺を睨み付けた。

いつだったか、お前は俺に目線でパワーを送るとか馬鹿なことを言ったことがあったよな?
まさか、その瞳に本当に勇気付けられることになるとは思わなかったよ。

ありがとう、ハルヒ―
俺の声は都会の喧騒にまぎれてハルヒに届いたかどうかはわからなかった。

自分の卑小さが憎かった。ハルヒを信じられていなかったこと、そして―

俺は佐々木の元へ駆け出した。


457 :12:2007/04/12(木) 00:48:07 ID:3aioBvJ8
駐輪場とは見当違いの方向へ佐々木は歩いて行ったんだ。
追いかけるにしても、行き先なんて皆目俺には見当がつかなかった。
ただその方向へまっすぐに、がむしゃらに走った。
急がないとあいつを見失ってしまう。

くそっ、佐々木、お前はいったいどこに―


「キョン?」

背後から誰かが俺の名前を呼んだ。
聞きなれた声だ。
特に今日はよく聞きなれた声だ。
振り返るとそこに呆然と立ち尽くすショートカットの少女―佐々木がいた。

必死に走って危うく見過ごしてしまうところだったなんて、本当に今日の俺はどうかしている。

「どうしてここにいるんだい?」

必死に走ってきた俺はしゃべれない。両手をひざにつけて息を整える。

「涼宮さんはどうしたんだい?」

唇の端を上げて目を細める表情。そんなに悲しそうに笑わないでくれ。

「涼宮さんに追いかけるように言われたのかい?」

ああ―

「くっくっ。
 本当に君たちはまったく馬鹿がつくほどのお人よしで、馬鹿正直というやつだね。」

どこか自嘲的な独特の佐々木の笑い方。口元を押さえる手が震えている。
白い頬が赤く染まっている。

「でも、君が追いかけてきてくれるかもと思って、まっすぐ歩いていた僕はもっと馬鹿だね。」

佐々木―

「早く君の傍から消えようと早足で歩いていたはずなのに、
 気がつけば足取りは重くなって、
 そしてきっと君が追いかけてきてくれると期待していたよ。」

佐々木―
まるでそれは仮面が外れたように、佐々木はうつむいてその表情を隠した。

「まったく、本当に私は馬鹿だな。
 涼宮さんにはかなわないって思い知らされたっていうのに。
 本当に馬鹿だ―」

前髪に隠されて、佐々木の表情はよくわからない。でも―

「なんでこんなにうれしいだろう―」

やさしい6月の風が夏の足音を運んできた。暖かい日差しが彼女の頬で反射していた。
―彼女は泣いていた。


459 :13:2007/04/12(木) 00:50:14 ID:3aioBvJ8
俺たちは海沿いのベンチに腰を掛けていた。
コンクリートの防波堤に縁取られた海岸線沿いには人通りは少ない。

あれから俺は佐々木に声をかけて、ここまで移動してきた。
歩いている間もお互いなにも会話はなかった。
そして、ベンチに座っている今も。

本音で語り合おうとしたとき、俺たちはあまりにも言葉を持たなすぎた。
そう思い知らされてた。

「本当は―」

海を見ながら佐々木が沈黙を破った。
その表情は今までに見たことがないくらい穏やかだった。

「本当は、君と同じ高校へ行きたかった。
 本当は、もっと君と話がしたかった。
 本当は、もっと君と一緒にいたかった。」

それから佐々木は小さな深呼吸をした。
小さな手が震えていた。

「迷惑をかけてごめんね。」

迷惑なんてとんでもない。
お前は何も悪くない。
謝るのは俺のほうだ。

「本当に君は優しいな。」

彼女は俺のほうを見て笑いかける。
今にも消えそうに力強く輝く、まるで蛍の光のような。


460 :14:2007/04/12(木) 00:51:08 ID:3aioBvJ8
「君は覚えているかい?僕たちが初めて出会ったときを。」

よくは覚えていないが、学校では顔は知っているけど話したことはなかったな。
初めて会話したのはあの塾だったか。

「僕は覚えているよ。
 本当に他愛のない会話だったけど、君は僕の目を見て話してくれた。
 奇異の目ではなく、ちゃんと僕の目を見て。」

そして、佐々木は何かを決意したように小さく頷いた。
佐々木は俺の手に自分の手を重ねて、俺の目をまっすぐに見た。

「あんなふうに僕と話してくれたのは君だけだった。」

重なった手に少し力がこもる。彼女の温かさが伝わってくる。

「私がどれだけうれしかったか、君にわかるかい―」
彼女が笑う。
俺は何も言えない―
ただ、見つめていたかった。
ただ、その手の温もりをずっと感じていたかった。
たとえ自分にそんな資格がなかったとしても。


461 :15:2007/04/12(木) 00:52:13 ID:3aioBvJ8
そして、どれくらいの時間が経ったんだろうか。
彼女は何かを決意したように立ち上がった。

「さてと、そろそろ僕は失礼させていただくよ、キョン。」

いつもの、俺のよく知っている佐々木だった。

「あぁ、そうだな。もういい時間だ―」
そう言って立ち上がろうとする俺を佐々木は手で制した。

「すまない、キョン。僕を一人で帰らしてくれないか。」

突然の申し出に俺は一瞬混乱した。
佐々木はそんな俺を見て軽くのどの奥で笑い声を上げるとこう言った。

「君には僕を見送ってもらいたんだよ、キョン。」

ちょっと待て、なんでそんなことを。

佐々木はちょっとおどけたように笑う。

「世界の変容はつまりは価値観の変容だ。
 言い換えるならば、たとえ自分以外の世界を意のままにできたとしても、
 自分自身が変わらなければ世界は変わらないんだよ。
 そう、ただ自らの在り方を変えるだけで世界は変わる。」

手を指先までそろえて伸ばし、胸を張るように佐々木は俺を見る。
くっくっとまるで手品の種明かしをしているように笑った。

「それはね。つまり―
 僕は変わりたい。
 心を隠したまま笑うのはもう―」

一点の曇りもない真剣な表情、初めて見る。

目の前の夕日に染まった世界が、まるで佐々木がそう望んだから、そうあるように感じた。

「もっとちゃんと君と向かい合えるようになりたいんだ。」

そう言って彼女は生まれたての笑顔を俺に向けた。


462 :16:2007/04/12(木) 00:53:12 ID:3aioBvJ8
海を背景に夕日を浴びた彼女の姿はなんとも言えず綺麗で、
ただ俺の心に焼きついた。
目の前に広がる燃えるような光景が、
あいつの手のように暖かく感じられた。

じゃあね、とだけ佐々木は言って歩き始めた。
俺は佐々木の後姿を見つめる。彼女がそう望んだから。
木立に彩られた道。
あいつの心にはどんな自分自身の姿が思い描かれているのだろうか。
俺の姿はどのように描かれているのだろうか。

どんな形でもいい。
俺は、勇気付けてくれたあの瞳と、そして―
まだ手に残る暖かさに報いられるような人間になりたかった。

『世界と君の手』

佐々木スレ2-124 佐々木の変化

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 22:48:28 ID:/R5EZu6N
ちゃりんこちゃりんこ。
俺と佐々木は中学の頃を懐かしむように、極自然と二人で自転車に跨った。

「キョン、君は変わらないな」
「そういうお前だって変わってなくて安心した」

・・・
「・・・ん、どうした?」
「いや、変わっているだろう?」
「・・・・・・え?」
「だ、だから、ほら」
「は?」
「むっ、ほら!」

キキキーッ

自転車を止めると、俺に必死でしがみ付く佐々木の腕を腰から解きがら尋ねた。

「すまん、お前は男言葉のままだし小難しい喋り方のままだ」
俺をじっと上目遣いで睨みつける佐々木。
「中身だって変わって無い様に思えるぞ?」
「む・・・」
「でも、すまん。よかったら教えてくれないか?お前が変わったというところを」

佐々木スレ2-89~ 佐々木のイメージ

2007-04-11 | その他

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:17:57 ID:/j1ZSIFF
将棋とかチェス的なテーブルゲーム恐ろしく強いイメージ


91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:23:09 ID:/j1ZSIFF
「くっくっ…また王手だ。キョン、そろそろ諦めたらどうだい?」


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:28:02 ID:x+0JoVPR
佐々木にしごかれたため古泉相手では楽勝ということか。そうですか


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:39:14 ID:0x2kN3NE
「背中が煤けてるよ、キョン」とかいう妄想が


99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:41:57 ID:cAJ35YUx
>>94
佐々木に良いように遊ばれる古泉が頭の中に浮かんだ。

佐々木「ほらそこにある角を取れば今後の戦いが有利に進められるんじゃないかな?」
佐々木(この人真剣に弱いや、ちょっとぐらいハンデを上げないとかわいそうかな)
古泉「おやおやこれはご親切に、なんてね、それが罠だということぐらいわかってるんですよ」
古泉(そんなみえみえの罠にはまったりしませんよ、いやここは敢えて罠にはまったふりをして…)
キョン(ハンデくれてるに決まってんだろ、察しろよ古泉)


103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:56:22 ID:x+0JoVPR
佐々木は少しずつ相手の身ぐるみをはいでいくのを楽しんでいそうだな

佐々木「そろそろ本領を発揮しないと取り返しがつかなくなるんじゃないかな? くっくっくっ」

みたいな


107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 21:07:14 ID:16hp3DFm
キョン「じ、じゃあここに逃げる!」
佐々木「くっく、いけないよキョン。そこは角が効いてるんだ。」
キョン「!危ない危ない…。じゃあもうここしかないな。」
佐々木「そう、そこしかないよね。なぁに、すぐには殺さないよ。くっくっく」
キョン「あーっ!卑怯だぞ!俺の飛車たんが…」


109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 21:23:22 ID:dcCiLCJu
ハルヒに関係を問われる→恋人と答える→なら麻雀で勝負よ!

脱がされるハルヒ。
嬉しいのはキョン。
勝ってるのに悔しいのは佐々木。


110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 21:27:00 ID:x+0JoVPR
>>109
キョンの反応を見て楽しむのが佐々木

「おや、キョン。静止に入らないなんて君らしくもない。まぁ他ならぬ君が楽しんでいるなら僕も本望だ、続けようじゃないか涼宮さん。くっくっくっ」

佐々木スレ2-73 佐々木×キョン

2007-04-11 | 料理ss

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 19:06:57 ID:qJeugK6h
キョン「さー飯でも食うか。」
佐々木「キョン、君は今日もまたコンビニで買った弁当かい?
     もっと栄養のあるものを取ることをお勧めするよ。
     勉強に集中するためにもね。」
キョン「文句言うな。それにコンビニ弁当ってのもなかなかいいもんだぞ。
     そういえばお前いっつも俺ののり弁当うまそうに見てるよな。
     食べてみるか?」
佐々木「いいのかい?実は前々からそのチープな白身のフライを食べてみたいと思っていたんだ。
     では君には僕のお弁当を進呈するよ。」
キョン「お、うまそうだな。頂きます。
     家は親が面倒くさがりだからな~。手作り弁当なんて運動会以来だ。」
佐々木「…どうかな、味の方は」
キョン「うん!!うまい!佐々木は幸せだよな、こんなうまい手料理が毎日食えるなんてさ!!」
佐々木「も、もしよかったら…その、明日も作ってあげてもいいんだが」

佐々木スレ2-19 恋の佐々木伝説

2007-04-11 | 佐々木ソング

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 01:30:11 ID:gs199NJD
さ、さ、ささきき、さっさきんきん☆ さ、さ、ささきき、さっさきんきん☆ 

素直に好きだと言えない僕も 勇気があれば
物理に歴史 数A古典 おしえてあげる
むかしから 知ってたよ 君への気持ち 
いつも君への 課題をみるの
夜はふたり 自転車であたまをのせる
いつかは終わる そんなのいやだ

Come On! Let's study! Come On! Let's study! Baby!

二人乗りで 走り出したら

Come On! Let's study! Come On! Let's study! Baby!

空の彼方へ  Special Generation


恋のロジックさっさきんきん☆(あーっ)

佐々木スレ1-909 佐々木×キョン×ハルヒ(1)

2007-04-11 | 佐々木×キョン×ハルヒ

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 21:01:55 ID:cgMGtcKZ
よく少女漫画等で二人の女性が好きな男を取り合って二人の内どちらかを選ぶというベタベタすぎる展開がある。
俺も小学生低学年の時には自分にもそんな時期がくるだろうか?と悶々と過ごした事はあったが
それも高学年になる頃にはよく出来すぎている現実を理解し始め
中学生にあがった時にはそんな事が起きる分けないと頭の中から追い出していた。
だが俺も男だから少なからずそういうシュチエーションには多少興味があり、頭の隅ではもしかしたら・・・
という希望を持ち続けていた。






実際にそのシチュエーションになるまでは



俺は今SOS団御用達の例の喫茶店で二人の女性____
佐々木とハルヒに見つめられ今まで生きてきた16年間で最も重大な選択に迫れていた。
ここまで言えばどれだけ頭の回転が鈍い人でも今俺がどんな状況下に置かれているか理解していただけるだろう。
そうこの二人の内どちらかを選ばなければなければいけないのだ。
無論、二人とも断るor二人とも付き合うという選択も考えたが、前者は何か言えない空気がアウッシュビッツのガス室ばりに張りつめてるし、
後者は論外だ。
あぁ、どうして俺はこんな目に会っているのか。
思えば今日の朝からこうなる事は決まっていたのかもしれないな・・・・・・







俺は今日の朝いつも通りの時間の時間に起床し、いつも通りの時間に朝食を食べ、いつも通りの時間に家を出た。
しかし、何かが変だった。いつも通り過ぎるのだ。
いつもならどこかで何かちょっとした衝突があり、それをやれやれと心の中で呟くのが日課だったのが今日はそれがなかった。
嫌な予感がする・・・・
こういう場合良い予感_____
例えば親戚に会いに行く時いつもより多くお小遣いが貰えるかもしれないとかの予感はマンボウが大人になる確率でしか当たらないが
逆に悪い予感______
例えば親に呼ばれて怒られるかもしれないというとかの予感はシックスナインズだ。


910 :742:2007/04/08(日) 21:02:57 ID:cgMGtcKZ
前置きが長くなったがそういう分けで一抹の不安を抱えていたので途中で会った谷口の恋愛トークに付き合う相槌もままならない状態だった
「どうしたキョン?まさか涼宮に告白するかしないかで悩んでのか?」
まさか、俺とハルヒにその類の事はあいつと付き合ってきた一年間の中では皆無だしこの先も・・・・・ないだろう。
「程々にしとけよ、只でさえお前らの事は噂が立ちやすいんだからよ」
俺としてはそんなモノはどうでもいいが、ある事ない事赤の他人に言われるのは心穏やかではないな。
しかし、我らが団長はそれすらもSOS団の活動の成果とか言い出すからな・・・・
お前も準団員ならなんとかしてくれ。
「おい、誰が準団員だ。確かに一、二回お前らに付き合ってやった事はあるが、まさかそれだけで準団員なのか?
 そうじゃなければ俺はお前の発言に対して撤回を求めるぞ」
俺やSOS団の中ではとっくにそうなのだがここは素直に撤回しておいた方がいいだろう。
分かった、撤回するよ。
そんな他愛もない話をしている間に教室はもう目の前に迫っていた。


そして、こういう嫌な予感がする時は十中八九ハルヒが原因である。
しかしながらチラっと見た感じではとりたてていつもと違う様子ではなく何かを考えてる様でぼーっとしていた。
いつもなら挨拶の一つや二つする所だが、今日は何か嫌な予感がするので話かけずにハルヒが何か思いつかない様に祈ってHRが始まるのを持つ事にする。
ハルヒが「ちょっと、来たなら挨拶ぐらいしなさいよね!!」と言うのではないかと内心ヒヤヒヤしたが今のハルヒにとって
俺が登校した事はさして重要でないらしく、一瞥するとすぐに考え事を再開していた。
嬉しさ半分虚しさ半分といったところだね。


そこからはいつも通りだった。
適当な所だけをノートに取りつつ、今日は古泉とオセロでもするかとか考え事にふけったり
教師のちょっとした昔話につられて笑ってみたりと至って平凡な授業の過ごし方だった。
ただ何故か俺の背中を終始見ていたハルヒを除けば・・・・



911 :742:2007/04/08(日) 21:03:45 ID:cgMGtcKZ

そして午前の授業がすべて何事もなく終わり谷口と国木田と普段通り飯を食っていた時にそれは起きた。
「昨日涼宮さんからキョンと佐々木さんの事について色々聞かれたんだけど何かあったの?」
・・・・・一瞬、国木田が何を言っているか理解できなかった。いや理解はしていたが脳がそれを認めようとしなかった。
何故ハルヒが俺と佐々木についての関係を国木田に聞いたか何て事を悩む程俺も鈍くはない。
この前のSOS団の不思議活動の時に佐々木が親友と言った事が原因だろう。
そして、それを俺ではなく国木田に聞いた事については俺では真実をねじ曲げるかもしれないというハルヒなりの考えに違いない。
国木田は俺と違って正直だし____いや俺も人並みには正直者の自覚はあるが____国木田は俺にそれなりに近い位置にいたため適当だと判断したんだろうね。
しかし、それを国木田達に言う必要もないだろう。
「いや特には、で国木田は全部ハルヒに喋ったのか?」
国木田の性格上嘘をつくとは考えにくいがどの程度までハルヒに喋っていたかで今後の成り行きが変わってくる。一応確認のため聞いて置く必要はあるだろう。
「僕が知っている事はすべて話したつもりだよ、一緒の塾でいつも自転車二人乗りで行き帰りしていたって。後、電話番号も聞かれたな。」
そうか・・・それを言ってしまったのか国木田・・・・・
国木田に罪はない事は十分承知しているがハルヒがそれだけの関係だと思う事はないだろう。
きっとあらぬ事を妄想しているに違いない、畜生今日何か考え事をしてると思ったらそういう事だったのかよ。
「おいキョン、その佐々木ってのは誰なんだよ。今の国木田の発言から判断するに彼女だと見たんだが、お前彼女いたのか?」
えぇい、うるさい。今はお前の戯言に付き合っている暇はないんだよ。
唯の友達だ、友達。それ以上でもそれ以下でもない・・・・・・・うん、ない
「ちょっと国木田さん、キョンはああ言ってますが本当の所はどうなんです?」
何故当人が友達だと言い張るのに国木田に聞く。まったくこいつの思考回路がわからん。
東大は夏目漱石の脳を研究するよりこいつの脳を研究した方がよっぽど有意義なんじゃないのか
「そうだねぇ、キョンが友達だって言うならそうなんじゃないのかな」
ナイスだ国木田今の発言にはGJと言わざるをえない、もし変に「僕には付き合っているように見えたけどな」とか言い出さなくて本当に良かった。
「ちぇ、お前らは何でそういう恋愛意識が低いのかねぇ」
俺はむしろお前の方が高すぎると思うんだが
「何を言うキョン、高校男児たるもの恋愛の一つや二つしなくてどうする!
 俺を見習え、お前は俺が振られっぱなしの奴だと思ってるかも知れないが俺は彼女を作るという実績を残している!!」
で振られたんだろ
「バカヤロウ!告白して最初から断られるのとOK貰ってから振られるのは大違いなんだよ!」
どっちも振られた事には変わりがないだろうが、俺がいい加減こいつ熱弁を聞くのにも飽きた頃にチャイムがちょうどよく鳴った。
やれやれだ。
しかし俺はこの時国木田の発言を良く聞いてそして吟味するべきだった。
だが俺は谷口のアホトークから解放された事に対する安心感の方が強かったのだろう、
俺の頭の中ではそんな事より次の授業の事で溢れかえっていた。


912 :742:2007/04/08(日) 21:04:30 ID:cgMGtcKZ

午後の授業もいつも通り終わり、そろそろ部室に行こうとした矢先だった。
「キョン、これからあたしに付き合いなさい!」
そんな事大声でお前に言われなくても今部室に行こうと思っていた所だよ
「SOS団の活動の事じゃないのよ。これからいつもの喫茶店に行くからそれに付き合って欲しいの、それにあんたに会わせたい人間もいるし。」
何?俺はてっきり部活・・・いや団活の事について言っているもんだと思っていたがどうやら違うらしい。
それにしても会わせたい人間ねぇ・・・・
少なくてもこの学校の人間でない事は確かだろう。北高生ならそんな所に行く前にハルヒに連れ出せれているだろう。
はてさて誰だろうか?
まさか彼氏でもできて紹介したいとか言い出すんじゃないだろうな。まあ、恋愛は一種の精神病とか言うハルヒに限ってそんな事なないと思うが
「他の団員はどうすんだよ。そのままほっとく分けにもいかんだろ」
「みんなにはあたしから今日の活動は休みって言っておいたから大丈夫よ。さぁ、早く行くわよキョン!」
「じゃあ、俺はどうなるんだよ。お前は俺がこの後病院に行くだとか予定があるとは思わないのか?」
別にこの後特に予定はなかったのだが、無理矢理連れてかれそうになったら人間誰しも反論したくなるものさ
「別にあんた健康じゃない、それにあんたもSOS団員ならSOS団の活動を何よりも優先させなさい。」
こいつが我がままなのはもとからだがこれだけは言わせてくれ、やれやれ



そんなこんなで俺はハルヒ団長様に喫茶店に連れてこられたわけだ。
そして店内にいる人間の姿を見て俺は年甲斐もなくあんぐりと口を開けてしまった。
なんとそこにはこの前会ったばかりの佐々木が優雅にコーヒーをすすっていたからだ、
さて突然だがここで問題だ。佐々木は何故ここにいるでしょう?

A、たまたまここに居た
B、ハルヒに呼ばれた
C、橘達待ち

Bじゃない事だけをひたすら俺は願ったが元々無神論者だったからだろうか?
その願いは次の瞬間に打ち破られる事になった。
「やあキョン、先に失礼させてもらっているよ。早くこちらに来たまえ、
 一人で何分も喫茶店の多人数席を占領する趣味は僕にはないんでね」
くっくといつもの低い笑い声を聞きながら佐々木のいう事に従う事にする。
俺はこれから何が起こるのかを考えたが検討もつかないし予測もできない、まぁ成り行きにまかせるかね
コーヒー二つとオーダーを答えた後、ハルヒは切り出した。
「ここに佐々木さんとあんたを呼んだのは他でもないあんたの事について決着をつける為なの」
決着?何のだ。まさかここでいきなり大乱闘を起こすんじゃあるまいな、やるんだったら迷惑にならない空地とかにしようぜ。
そしてできれば俺を家に帰らせてくれ。
「キョン、残念ながらそれは無理な相談だ。
 君がもしここで帰ってしまったら最終的には僕は君の言う通り彼女とボクシングの真似ごとをしなければならないかもしれない。
 僕自身としてはそんな無益な争いはしたくないし、君もまさか僕達にピカソのような事を言うわけじゃあるまいね? 
 しかしこの問題はもとを辿ればSLなみに鈍い君にあるんだから君の手で決着をつけるべきだと僕は思うんだが」
どういう事だかさっぱり分らん、できればもっと端的に言ってくれ
「もう、本当に鈍いわねキョン!だから私と佐々木さんか選べって事よ!!」
あまり喚くなハルヒ、他のお客さんに迷惑だろ。見ろウエイターさんもこっちを見て驚いてるじゃないか
・・・出来ればこのように喋りたかったんだがこんな爆弾発言されて冷静に喋れる程俺は人間できちゃいないんでね。
へ?と間抜けな声を出すのが精一杯だった。



913 :742:2007/04/08(日) 21:05:17 ID:cgMGtcKZ
「ここまで言って理解できないとは・・・・
 キョン、僕は前々から君の事を鈍いと思っていたがここまで鈍いとはさすがの僕も思っていなかったよ。
 君は一度ガソリンスタンドで油を脳髄に差す事をお勧めするね、そうすれば君の鈍い頭の回転を少しでも早くする事ができるかもしれないし。
 僕の口からもっと簡略化して説明させて貰うならだ、僕と彼女は君の事が好きなんだが君はどっちが好きなんだいと言う事さ。
 もしここまっで言って理解できないのら、残念ながら僕の携帯電話に119の発信履歴が残ってしまう事になるだろう。」
佐々木にここまで言われたのならしらばっくれるのはもはや不可能だろう。
頭では分かっていても諦めきれずに足掻くのが人間の性だ。これで最後の足掻きだ
「その前に一つ聞いていいか?佐々木、お前は本当に俺の事が好きで俺何かでいいのか?俺の記憶ではお前はそんな感情精神病の一種だと言っていたと思うが」
頼むから違うと言ってくれ・・・・・
しかし佐々木は意味のある含み笑いを浮かべつつ俺の希望を見事に打ち砕いてくれた。
「どうやらそうらしい、君と共に過ごした一年間ではそんな事考えもしなかったが卒業して君と逢わなくなった辺りかな?
 そこから何故か僕の海馬は君の事ばかり思い出す仕組みになってしまった。最初はさして気にしていなかったがそれが一か月も続くとさすがにこれは異常だと思い、
 病院で健康検査を受けてみたよ。結果は健康そのものだったが、医者に聞いてみてもなにやらはぐらかせるしあの時期はまいった。
 しかしだ、その症状が2か月を切った所で僕は閃いたよ、まさにユウレカとでも言うべきだったな。
 僕は君に恋してるんだ。笑えるだろう?君に精神病の一種だとか散々色んな文献まで引き合いに出してまで君に言っていた僕が恋をするだなんてね」
そこで佐々木は自嘲ぎみにくっくと笑ったが俺には笑えなかった。何故ならこれで夢の三角関係が叶ってしまったからだ。
別に叶えるつもりはさらさらなかったが・・・・
そして冒頭に至るのである。


くそ!!俺はどうしたら・・・・
素数を数えるんだ、1、3,5,7・・・・・・・
と変な行為に没頭してたら神(佐々木とハルヒ以外のな)は俺を憐れに思ったのだろう、情けをかけてくれた。
●<しっかりして下さい。あなたの危機と聞いて来ましたよ。
この声は古泉!しかし、何処にいるんだ。いるんならおやおやとか言いながら今すぐ助けに来てくれ。3000円までなら払うぞ。
●<できれば僕もそうししたいのは山々ですが、今の僕は閉鎖空間にいるのでそれは無理です。ちなみにこの声は機関の別の能力者の頼み込んでテレパシーで送って貰っています。
そうか、それは忙しい所すまないが俺も今忙しいんだ。どうすれば二人を傷つけずに済む?それだけを教えてくれ
俺はこの後古泉がお得意の解説で何とかしてくれると思ったがさすがに人生そこまで甘くはできていなかった。
●<残念ながらそのような方法は僕には思いつきません。ですが今この状況を続けるより、トイレにでも行くとか言って時間を稼いだ方がいいのではありませんか?
そうか!時間を稼ぐと言った簡単な方法があったじゃないか!!
俺はそんな事すら思いつかない程混乱しきっていたらしい、いや今はそんな事はどうでもいい。
こうして古泉に冷静に話しかけられたおかげで俺はもっといい案を思いついた。
時間を稼ぐなら別にトイレとか言わないでも考える時間をくれとか言って後日に持ち込めば良いのでは?
そうすれば今よりか遙かにいい回答が出来るだろうし、何よりこの場から逃げ出したい。
しかしながら今目の前にいる神様達はそんな俺の心を読んだのか
「勿論、考えさせてくれとかいうのはなしだからね。佐々木さんと一緒にあんたの答えは聞きたいし
 佐々木さんは私立で忙しくてあんまし時間とれないみたいなのよ、だから今ここで言って。」
畜生!!王手飛車取りだ・・・・こうなったら最終手段!!!!
「そんな事は言うつもりはさらさらないが、少しトイレに行かせてくれないか?我慢の限界なんだ」
頼むぜ古泉の作戦・・・・・・
「そうか、ではなるべく早く帰ってきてくれると嬉しいな。
 僕は出来れば早く回答を聞きたいし、こういう関係の相手と二人きりというのはどうにも気まずいのでね」



914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 21:06:04 ID:cgMGtcKZ
てっきり引き止められるかと思ったのだが以外にもあっさりとトイレに行く事に成功する。
そして俺は個室に閉じこもり思案にふけりしばらく経ったその時だった。
●<で答えはまとまりましたか?
古泉、やっと来てくれたか。今ほどお前の声を聞きたいと願った事はないぜ。で神人はどうなったんだ。
●<あなたとの会話の後一時激化しましたが今はいくらか収まって可愛いもんです。
そうかそれはよかった。お前の言う通りトイレに来てみたんだが、さっぱり良い考えがでん。
何かいい知恵を貸してくれないか?
●<そうですね、先ほど言った通り僕の頭では彼女達両方の気分を害さない答えを導く答えは出せないでしょう。
  ですが機関の立場から言うのでしたら、やはり涼宮さんと付き合ってもらいたいですね。
どうせそう言うと思ったよ。
●<勘違いしないで下さい、これは機関の立場から考えた意見であり僕個人の考えではありません。
  僕としてはあなたにも幸せになって欲しいですから、無理強いしたりしませんよ。それにそんな形で付き合ったとしてもどこかでボロが出るでしょうし。
すまん、俺はお前の事を誤解してたようだ。しかし、もしここで俺が佐々木を選ぶ事になったらまた世界が崩壊したりするんじゃないのか?
●<確かにその可能性もゼロとは言い切れませんがその可能性を減らす事は可能だと思いますよ。
どういう意味だ?
●<アフターケアの問題です。あなたが佐々木さんを選ぶと仮定して、 
  その後あなたが涼宮さんに一瞥もせず佐々木さんと腕を組んで出て行ったりしたら確実に世界は崩壊するでしょうね。
  しかし、あなたが「ハルヒ、俺達はもうSOS団員の団長と団員っていう関係だろ?」とか囁いたのであれば世界が崩壊する事はまずありえないでしょう。
  佐々木さんも同様です。もしあなたが彼女達を本当に幸せにしたいと思うなら選択より選択した後の事を優先するべきでしょう。
だがそれでもあいつを選ばないと世界が崩壊する可能性はゼロじゃないんだろ?
●<その時はその時です。それに僕はあなたが取る選択肢があなたが考え抜いた末の最善の選択肢だと信・・・じて・・・いま・・すから。
どうした古泉?何か電波(?)が悪いぞ
●<すいま・・せん・・・・これが限界・・・のようです。
  本々こ・・のテレパ・・・シーは僕達超能力者・・の間でしか使えない・・・のを他の人に無・・・理言・・・・・・ってあなた・・・・に送って・・・・・いるんです。
すまんな古泉、お前がそんな無理してるとは思わなかった。お前の言う通り俺は俺の最善の方法えおを選ばせてもらうぜ。
もし世界が崩壊したらいつでもゲームができるようにオセロとかをいつでも集めて待ってるよ。
●<ありが・・・・・・・・・・・とう・・・・・・・・ご・・・・・・・ざい・・・・・・・ます。それで・・・・・・・は


これはどう見ても死亡フラグです、本当にありがとうございましただな。
だがこれは他人事ではな、これは古泉だけでなく俺にも当てはまる死亡フラグであって少し選択肢を誤れば即BADENDだ。
くそ・・どうせならもっと谷口が置いていったギャ○ゲとかをやって置くべきだったかもな。
しかし今さら後悔しても始まらない、それに俺の中ではもう決定ボタンは押されているし変更するつもりはさらさらない。
そう意気込んで俺はトイレから出た。



915 :742:2007/04/08(日) 21:07:14 ID:cgMGtcKZ

「遅かったじゃないの、あんた一体トイレで何してたの?」
トイレでする事なんて一つしかないだろう、大きい方だったんだよ。
「もしそうっだったとしても君は10分以上もトイレにいたのだからそういう疑問を持たれてもおかしくはない立場だと思うし、 
 状況が状況だしね、僕はひょっとして君がトイレの窓から逃げ出したんじゃないかとヒヤヒヤしてたよ。」
俺も一瞬そうしようと思ったが、それは一時しのぎにすぎないし第一ここの男子トイレの窓はない。
「そんな事するんなら、その前にここを飛び出してるって」
「そんな事はどうでもいいわよ、で結局どっちを選ぶのよ?」
まあそう急かすな、そんなに言わなくても今から言うよ。だがその前に二人に確認したい事が一つあるんだがいいか?
「僕は別に構わないね、ここまできたら乗りかかった船だ。大半の要求には応えてみるさ。」
「私も佐々木さんと同意見ね。無茶な事を聞いたら顔面にパンチするかもしれないけど」
そうかそれを聞いて安心した。では聞かせてもらおう、もし俺が自分自身と違う人物と付き合うと言ったらどうする?
「そうだねぇ、その時は大人しく身を引かせて貰うよ。
 第一、僕と君が一年間も会ってなかったんだから本当ならどうこう言える立場じゃないしね、くっくっ」
「まぁ、SOS団における地位はずっと下っ端になると覚悟しておいた方がいいわね。
 団長自らの申し出をを断るんだから」
そうか、その程度か。もしここで自分を選ばなかったら心中するとかどちらかが言い出したら決心が鈍る所だったがその心配は杞憂に終わったようだ。
「今から言うが一度しか言わないから、よーく聞いておけよ。俺が付き合うのは・・・・・・・・・・・・・・」






「・・・・・・・佐々木だ。」


佐々木×キョン×ハルヒ(2)に続く

佐々木スレ1-909 佐々木×キョン×ハルヒ(2)

2007-04-11 | 佐々木×キョン×ハルヒ

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 21:08:27 ID:cgMGtcKZ
この後、俺はきっとハルヒが癇癪玉を破裂させ泣き喚くだろうと覚悟していたが、それはいつまで経っても起きなかった。
変わりにパチパチという感情の籠っていないハルヒの拍手が鳴り響いた。
俺が今OKを出した佐々木本人はと言うとニヤニヤと微笑みを絶やさずにこっちが何かを言うのを待っているといった所だね。
そしてハルヒはという無表情のままパチパチと拍手をし続けていた。
その状態がしばらく続いたがハルヒは拍手をやめると
「じゃあ」と言って帰ろうしたが、それを許してはBADENDだ。それに今のハルヒは絶対何か勘違いしている。
俺はそう思うが早いかハルヒの腕を掴んでいた。
「離してよ、もう用事は終わったんだしあたしがいたらあんた達は迷惑でしょ」
別にお前がここからいなくなるのに反論はしないが一つだけ聞いて帰れ
「何よ、ノロケ話でもする気?そんなにあたしを虐めて楽しい?
 ああそうかそうだよね、キョンは本当はあたしの事最初から嫌いだったもんね」
だから聞けよ
「どうせあんたの事だからあたしの事DQN女だと思っていつも心の中で笑ってたんでしょ。
 そうだよね、よかったわねちょんとした女の子が来てくれてどうせ清々してるんでしょ、もうこんな奴と付き合わなくていいって」
だから聞けって
「SOS団に付き合ってたのも全部みくるちゃん目当てだったんでしょ、いつもみくるちゃんばっか見てたし。
 そうだよね、あたしみたいな我が儘な女よりみくるちゃんや佐々木さんみたいな気配りできる子がいいよね。
 あーあ馬鹿みたいあたし、そんなんで自分に気があるんじゃないかって勘違いして、もう本当に・・・・」
「聞けよっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一瞬ハルヒはビクッとした後黙った、まったく人が聞けって言ってるんだから大人しく聞いて欲しいもんだね。
「いいかハルヒ、お前は俺がお前がさっき言ったみたいな風に思った事はこの一年間一度もなかった、断言してもいい。
 確かにお前の突飛な行動だけを見てそういう風に言う人間もいるかもしれないが俺は違う。お前とこの一年間過ごしてきてお前のその行動に呆れたりした事もあった、
 だけど、俺はお前が俺の妹みたいな小さいこに優しくできる奴だって知っている。それに俺が冬に三日間入院した時だって看病してくれたじゃないか俺はあの時こう言うのも何だが心打たれたよ。
 俺がお前に嫌いだ何て言った事があったか?少なくとも俺の記憶にはそんなものは存在しない、あるんだったらそれは別人だ。
 確かに俺はお前じゃなくて佐々木を選んだ、それは別にお前の事が嫌いな分けじゃない俺はお前ら二人とも好きだしできればあの時二人とも好きだと言いたかった。
 だがお前や佐々木はそんな答えじゃ満足しないだろ?だからどちらか選ぶ必要性があったから選んだまでだ、結局何が言いたかったかと言うと俺はお前も佐々木も好きだとう事だ!!!!!!」







ふぅ疲れた、とりあえずこれでハルヒの誤解は解けただろう、後はハルヒがどう思うかだが・・・・・・・
「あんた彼女の目の前で振った女に両方好きって言うなんてどういう神経してんのよ・・・・」
さっきの泣き出しそうな雰囲気とは打って変って今度は呆れたようだったがまあいい、
これで多分誤解は解けただろうと思って気が抜けてしまったんだろなついペラペラと余計な事を喋ってしまった。
「何を言われようととりあえずお前の事は好きなんだよ佐々木と同じくらいにな。」
特に深い意味はなくその場で出た言葉だがさすがに失言だったか
「ふ~んそうなんだ、じゃあ何であたしじゃなくて佐々木さんを選んだのかな?」
しまった、と気づいた時には遅かった。頼む古泉今すぐあのテレパシーとやらをやってくれ!
そんな俺の願いは叶わずうろたえるしかなかった。
「えーと、そのなんつーかだな・・・・あれなんだよ・・・・うん、あれ」
「あれじゃ分かんないわよ、ちゃんと分かるように説明しなさいよ」
うーん、何でこんな浮気が発覚したみたいな空気になってるんだ畜生、古泉はまだか



917 :742:2007/04/08(日) 21:09:13 ID:cgMGtcKZ
「簡単な事だよ、僕と君のキョンの好きという数値は同じだがキョンは君ではなく僕を選んだと言う事は 
 君とキョンの間で起こったより、重大な事が僕とキョンの間で起こったのさ。」
今までずっとニヤニヤと薄笑いを浮かべていた佐々木が喋り出した。
というより佐々木さん、助けるならもっと早くに助けて下さい。あれ、もしかしたら怒っていらっしゃいます?
「どういう意味よ」
「これは別に僕でも言える事ではあるがキョンの気持ちを推察するとキョン自身の口から言った方がいいだろうね。
 そうだろキョン?」
ああお前の言う通りだよ、このまま佐々木の口を通して言われるくらいなら俺自身が言った方が数倍いいさ
「あのなハルヒ、落ちついて聞いてくれよ」
「何よ急に改まっちゃって、言うなら早く言いなさいよ」
ここまできたなら後戻りはできない、もう言うしかない。こうなったらなるようになれだ。
「俺と佐々木は実は・・・・・・・
















Cまで済ませてあるんだ」
ハルヒは俺がいきなり改まったもんだからちょっと覚悟はしていたみたいだが、さすがにこれは予想外だったようだ。
ポカンとなってしばらく固まっていた。
「・・・・最初あんたと佐々木さんが一緒にいるのを見て何か変だと思ったらそういう事だったのね・・・・」
まさか泣き出したりはしないだろうとは思っていたが、いきなり自分に諭すように語り始めるというのは予想外だったね。
「にしてもあんたにそんな度胸があったとは驚きだわ」
何、俺も一人の男だったと言う分けさ。
「それじゃお邪魔なあたしはここで帰るわね、それじゃ後はごゆっくり」
後、明日も学校あるから程々にしときなさいよ。などと茶化しながらハルヒはレジに向かって行った。



924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 21:56:00 ID:iusIWZ5z
何か投稿しすぎとか言われてかけなかったんだぜ

これで全ての事不安要素が無くなったとほっとしたのもつかの間、もう一人の神様がヒトラーも裸足で逃げ出しそうなオーラを纏っていた。
もしかしてBADEND?やばいぞ、これはまずい。佐々木が去年のハルヒみたいな事になるなんて頭の容量の1キロバイトも占めた事はないが、
今の佐々木だったらやりかねん。ええぃ古泉はまだか
「さてとキョン」
告白してOKをされた人間は必ずしもこのようなオーラを纏うものなのだろうか。少なくとも俺が読んだ小説や漫画の世界では
顔を赤らめながら「嬉しい・・・」等と言っていたが、この後の佐々木の発言がそれに準ずるものになると推察するには韓国の捏造並に無理があるだろう。
「これで僕達は晴れて世間一般でいう恋人という仲になったわけだが釈然としないのは何でだろうね。」
サアナンデデシショウネ
「キョン、僕は告白というものを生まれてこのかた16年間で初めてしたのだが、
 まさかOKされた直後に恋敵とも言えた人間に必至に弁護する彼氏の姿を見るというのは僕が知り得る限りの創作物では少なくともなかったな。」
あのですね佐々木さん、とりあえず落ち着いて僕の話を聞いて下さらないでしょうか?
「それはこちらからも是非ともそうしていただきたいし、拒む権利や理由もない、最もその話の内容が僕を納得させるものだったらの話だが」
佐々木は悪代官という言葉がぴったり当てはまるような笑みでこちらを見つめていた。
さてとここで最後の選択肢だ、ええぃセーブボタンは何処だ。
「佐々木、俺は確かにお前の恋敵ともいえるハルヒに対しても好きだと言った、これは俺が悪かった。  
 そしてだ、付き合う理由があんなのとお前は言ったがもちろん俺だってそれだけでこういう選択を選ぶ事はしない。 
 じゃぁ何故ここでお前を選んだかと言うとだ、佐々木・・・・・・」








「お前が一番可愛いからだよ」



925 :742:2007/04/08(日) 21:57:19 ID:iusIWZ5z
俺はとりあえず今ので俺の感情を相手に伝え切ったつもりだ。後は佐々木の反応待ちだが・・・・・・・・・・・・
しばらくの間、沈黙が流れたが、
その静寂を破ったのは他でもない佐々木の笑い声だった。
「あーはっはっはっは、まさか君がそこもで変わってないとは思わなかったよ。普通こういう場では言い訳を並べるもんだと思ったが
 直球勝負とはね、はーっはは」
佐々木はまだ笑い足りないのか普段からは想像もつかない笑い声をたてながら喋り続けている。
「にしても一番可愛いだって?もうすこし気の利いたセリフは思いつかなかったのかい?」
もちろん色々候補はあったさ、君は僕にとっての黄金比だとかな。
「生憎だが君がもしそんな事を口走っていたら僕の携帯に110の発信履歴が残る所だったよ。 
 そして僕達がこうしてまた逢う日もなかっただろう」
そんなこったろうと思ったから素直に伝えたのさ、それに今はその必要もないだろう。
「くっくっ、いや全く持って君の言う通りだよ。それで結局キョンは僕の事が一番好きだと言う事でいのかな」
あぁ、そうとって貰って構わんよ。つまり俺がいいたいのはだ
ハルヒ=結構好き+結構可愛い<佐々木=結構好き+世界一可愛い
という方程式が成り立ってるて事さ。
「いやもう十分だ、まさか君の口からこうも素直に好きだとか単語が出るなんて予想外だったもんでね。
 だけど僕も少し欲をだしてみたくなってきたんだが、僕の我が儘を一つだけ叶えてくれるかい?」
今俺とお前は恋人という中なんだし、そんな堅苦しく言わなくても大半の事は叶えてやる自信はあるぜ。
もっとも限度があるがな。
「何、別に100カラットのダイヤをくれだとかそういう類の願いじゃないんだ。
 キョンが僕の事を好きだと言うのは君の話を聞いてる中で十分分かった、後はできれば態度で示してもらいたんだよ。
 例えばそう、キスとかね」



928 :742:2007/04/08(日) 21:58:32 ID:iusIWZ5z
すまん、sage忘れてた・・・・・・・・OTL


キスか・・・・・・・・・・・・・・
いや別に嫌なわけではなかったができればもっと人目のない所でしたかった。
だが今この空気でそんな事言える奴がいるなら名乗り出て欲しいもんだね、多分そいつは俺以上の鈍感だと思うが
「分かった。佐々木、目を閉じてくれ。」
すると佐々木は若干驚いたようで
「本当にいいのかい?僕としてはしごく単純なジョークのつもりだったんだが」
なんだよ自分で言っておいて断るつもりか?
「いや、別に断るつもりは一ミクロンたりともないんだが以前のキョンだったら絶対断ると踏んでいたんんだが」
ま、俺もこの一年間で変わったという事さ
「なるほど、そういう考え方もあったね。」
そう短く佐々木は区切ると「ん・・・・・」と言って目を閉じてきた。
やばいこれはやばすぎる。一年前から可愛い奴だと思っていたがこの一年間でさらに磨きがかかっている。
そうやって小一時間ほど佐々木鑑賞会を続けていたかったがそうもいかず、覚悟を決め佐々木の顔に近づく。
そして次の瞬間に俺と佐々木の唇は触れ合っていた。
俺の中ではこの後すぐにでも唇をはなして何事もなかったかのように佐々木に話しかけ家に帰るというシナリオが出来ていたのだが、
現実はそうそうシナリオ通りにならないものである、だからこそ楽しいんだけどね。
俺が唇は離すより一瞬早く佐々木の腕が俺の後頭部を捉えていた。簡単にいうと腕でがっちりガードされて唇が離せないってこった。
むぐぅ・・・という限りなく奇声に近い声を洩らしながら佐々木をと見るといかにも勝ち誇った目でこっちを見てやがる。
そうか、そっちがその気なこっちにも考えがある。
佐々木と同じように俺は佐々木の後頭部を腕でがっちりガードし俺は俗に言う‘大人のキス’を佐々木に報復としてする事に決めたのだ。
少しばかり罪悪感が湧かないでもないがあいつからやってきたんだからしょうがないと勝手に結論づけ決行に移す。恨むんなら自分を恨むんだな佐々木。
俺は自分の舌をそっと佐々木の口内に忍ばせる。舌が佐々木の唇に触れた時佐々木はビクッと肩を震わせたがこれから俺が何をするのかを理解したのだろう、
佐々木の方から舌を絡めてきた。ぐちゅぐちゅという厭らしい音が辺りに響き渡る、にしても佐々木さんあなたエロ過ぎです、正直性欲を持て余します。
そんな事を頭の中で考えていたせいか俺の腕は少しだけ力を抜いてしまい、結果佐々木を解放してしまう事になった。



930 :742:2007/04/08(日) 21:59:37 ID:iusIWZ5z

次の瞬間佐々木は宝物をみつけた子供みたいな笑顔でさっとナプキンで口についた唾液を拭き取っていた。
「いやー驚きだよキョン、君がこの一年間でここまで度胸をつけるとはさすがの僕も予測不能だったよ。」
色んな目に逢えば誰しも少なからずの度胸はつくと言う事さ
「そうか、それは嬉しくもあり残念でもある事だ。僕自身としては度胸をつけてちゃんとしてくれるキョンも中々いいと思うのだが
 何も知れないうぶのままおろおろるキョンというのも中々に捨てがたいものなのでね。」
そんな事言われてもついちまったもんはしょうがないから、出来れば後者は潔く諦めて頂きたい。
「そうさせて頂こうか。時にキョン、これからどうするね?」
時間はまだ16時過ぎといった所だった。
そうだな、まぁ適当にその辺でもブラブラしていればいいんじゃないのか?
「ああ、じゃあその前に一つ僕から言わせてくれないか」
何だどこか行きたいとこでもあるのか?
「そういうわけじゃないんだがね。これはまぁ僕を選んでくれた君に対する感謝を述べたいと思った所なのだよ。」
個人的にはさっきの大人のキッスが色んな意味でご褒美だったと思うのだが佐々木はそうは思ってなかったらしい。
「そいつはありがたいね、脳細胞に一字一句間違いを起こさずに刻み込む準備はもう終わったからいつでもいいぞ。」
そして佐々木は今日一日で見ていなかった本当の笑顔で



「キョン、私を選んでくれて本当にありがとう」





・・・・・・・それは反則ですぜ佐々木さん






END

佐々木スレ1-891 佐々木とハルヒのタッグ

2007-04-11 | その他

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 19:54:08 ID:5XhMM0A4
ハルヒと佐々木がタッグを組んだら情報思念統合体も天蓋領域も敵じゃないような

ハルヒ:こんのぉー
古泉:おおーっと、涼宮さんが天蓋領域をキン肉バスターの体勢に捕らえました
佐々木:さて、仕上げといこうか
橘:こちらでは佐々木さんが情報思念統合体にキン肉ドライバーをかけているーっ!
古泉&橘:そして、出た、必殺のマッスルドッキングだー!
情報思念統合体:げふっ
天蓋領域:ゴホッ

古泉&橘:決まったー、ジ・宇宙人ズをスーパーヒロインズがKOしましたー!

キョン:やれやれ、いつからあいつらはアイドル超人になっちまったのかね。
    ……最初からか