【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ3-858 佐々木が最初から北高に入っていたら

2007-04-24 | 新SOS団ss

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:29:14 ID:g9W3JKsD
てか佐々木が最初から北高に入ってたらどうなってたんだろうな?


859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:37:16 ID:fK0WhyPb
>>858
仮に佐々木とキョンとハルヒが同じクラスとして
佐々木とよく話してるからキョンはハルヒに話かけることは無いだろうな
だからSOS団も結成されることはなかったと思う


860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:37:42 ID:PfKHnQEk
キョンがハルヒに話しかけることもなく終わり


861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:39:58 ID:7yWnzaGv
しかしアニメの表現を借りるとすると、ハルヒに会うまでのキョンの世界は灰色だったわけで、
だって言うならキョンにとってのハルヒは、佐々木と比較しても格別の存在だといえるんじゃないだろうか。

つーか佐々木と仲睦まじく一年過ごしておきながら、灰色世界とはどういう了見だコラ。


862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:40:06 ID:W1+D10It
>>857
まあ、そこまでハルヒと相対するのもアレかもね…あくまで予想だし

>>858
藤原に頼んで遡行すれば出来なくはなさそうだね、でもそれだと二人存在することになる


863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 19:51:59 ID:LANBevz/
>>858
ハルヒはまちがいなく孤立してただろうな
そして佐々木はまちがいなく今のハルヒのポジションになってる
四六時中一緒にいるからクラスのみんなから早くくっつけよっていう感じで生暖かい目で見られてそうだ


864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:01:38 ID:fK0WhyPb
>>861
よく一緒にいた佐々木が同じ高校にいなかったからそんな心境になってたんじゃないか?


865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:04:37 ID:2CWmQXEB
ハルヒの自己紹介がキョンがハルヒに興味をもったきっかけなんだから、
SOS団はできるんでないかい


867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:12:22 ID:sowWlwyS
ハルヒに話かけて、その後谷口に解説を受けるところまでは同じだろうな。
谷口の解説を受けて、佐々木がうっかりとキョンを焚きつけてしまったり。


「くっくっ、楽しそうな人じゃないかな、キョン?あそこまで自分を主張するという
ことには、多大な労力を必要としてるはずなのに、彼女はそれを中学生時代
を通じて続けたあげく、さらに高校でも続けようとしている。これは、賞賛に値する
行為かもしれないよ?」


868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:19:08 ID:7WNqIbz6
ハルヒも佐々木もヤンデレ化して修羅場確定じゃないか?


869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:20:48 ID:LANBevz/
>>865
確かにキョンはハルヒに関心は持ちそうだけどなんとなく深く関わろうとしない気がするんだよな
ハルヒがSOS団を作ったとしてもキョンは入らずに佐々木と話すことを優先しそう


870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:27:08 ID:fK0WhyPb
>>867
佐々木だったらありえそうだな
でハルヒがSOS団に佐々木とキョンを入れそうだ
でも部活中佐々木とキョンが無意識にバカップルしてハルヒが嫉妬して閉鎖空間を発生させそうだw


871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:28:42 ID:7yWnzaGv
>>869
このスレ的にはそんな感じもするのだが、
しかし、実際のところキョンが佐々木のことを優先/優遇したところを目の当たりにしたら、
それはすでにキョンらしからぬ行動だと思ってしまいそうだ。
キョンの視点的にはウザくない古泉のように扱われてる悪寒。

仮にキョンが「お前を優先する」とか言った日には、それは光栄だなんだと相づちを打ちつつ、
誰もいないところで天高くガッツポーズを上げるササッキーが見られると思うのだ。


872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:45:42 ID:2CWmQXEB
佐々木「髪型を変えるのは宇宙人対策かい?」
ハルヒ「いつ、気づいたの?」
佐々木「くっくっ、さぁ、何時だったかな」
ハルヒ「……あんた、あたしとあった事ある?ずっと前に」
佐々木「僕が覚えているかぎり、無いはずだよ」

中略


佐々木「くっくっ、わかったよ、死刑は嫌だからね」


873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:48:35 ID:LANBevz/
>>871
今なら佐々木を優先してたら違和感があるけど佐々木が北高に入学してたら佐々木のことを優先的に考えると思うんだけどな
この時はハルヒよりも佐々木に対して好意を持ってるだろうし


874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:52:44 ID:g9W3JKsD
>>872
これじゃあキョンじゃなくて佐々木がSOS団に入ることにw


875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:54:45 ID:Tv7Zqwqu
>>874
しかも、ハルヒのトンデモ計画を常識面でサポートしそうだから尚怖い


876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 20:57:44 ID:fK0WhyPb
>>872
ササッキーがジョン・スミスなのかw


877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:00:43 ID:3UvHoi0x
>>876
世界を
大いに盛り上げる
レズ、涼宮ハルヒと佐々木の団

略称SOR団(えすおーろけっとだん)


878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:07:00 ID:g9W3JKsD
>>877
凄い名前だなw
てかよく考えたら憂鬱の最後は佐々木とハルヒがk(ry


879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:07:32 ID:2CWmQXEB
佐々木「僕は無い方がいいて思うよ。僕にはメガネ属性はないからね。くっくっ」
長門「メガネ属性って何?」
佐々木「くっくっ、忘れてくれ。ただの妄言さ」



キョン「うぃーす、WAWAWA忘れ物~…うぉっ!
……すまん…ごゆっくり~!」


長門「面白い人」
佐々木「くっくっ」


880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:09:36 ID:ARD3vGmY
あれ?キョン居なくてもよくね?


881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:12:18 ID:W1+D10It
>>876
笹の葉の時は、キョンがジョンで佐々木がキャサリンでいいじゃんw


882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:12:58 ID:7yWnzaGv
Msグリーンという手もあるぞ。


883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:13:55 ID:fK0WhyPb
>>878
佐々木のファーストキスは例えハルヒでも許せないな
やっぱりキョンじゃないとkk


884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:15:32 ID:Tv7Zqwqu
>>880
佐々木はキョンがいないと、深い話ができなそう。
余計な気をつかったりしないで一緒にいられる相手がいなくて
もちろんハルヒは十分佐々木を理解できるだろうけど
結局、受身なままでいてくれるキョンが一番相性がいい。

●と佐々木は話があうとキョンが言ってるが
相性は最悪だ、送信機二つ並べても意味無い
受信機になるキョンがいてこその佐々木。
これはハルヒにも当てはまる


885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:17:48 ID:ncuribbU
つまり、キョン総受けということでよろしいか?


886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:18:44 ID:UHHKqZJy
昼はな


887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:24:07 ID:3UvHoi0x
>>886
IDはその人間の性質を表すというが・・・・

なるほどお前はH通の様だから見事に当たってるな


888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:24:28 ID:g9W3JKsD
>>884
そうだよな
やっぱり佐々木の一番の理解者で下心が無いキョンは
佐々木にとってほとんど意識せずに話せる相手だし相性いいよな

>>886
どういう意味だw


889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:24:35 ID:fK0WhyPb
>>881
ちょw
アダムとイブみたいでいいなw


890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:40:09 ID:fK0WhyPb
>>884
キョンは●と相性いいとか言ってるけど逆に最悪だよな
こっちの神のハルヒと相対してる神だし


892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:47:41 ID:OfOniWTp
佐「…」
●「…」
佐「……」
●「……」
佐「………」
●「………」
佐「…………」
●「…………」






キ「なんか話せよ」


893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 21:53:19 ID:fK0WhyPb
>>891
俺の夢の話があそこに載っててコーヒー噴いたよ
>>892
相性悪いなw


894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/23(月) 22:06:10 ID:2CWmQXEB
佐々木「僕はキョンの自転車で塾に通っていたよ。キミはキョンと二人乗りはまだだろう?」
●「うっ…」
佐々木「くっくっ」
●「ですが、僕は合宿の時に同じ部屋のベッドで(事件について)語り合いましたよ。
寝顔もばっちり見ました」
佐々木「なっ…(キョンとベッドで…)」
●「フフフ」
佐々木「……(キョンの寝顔キョンの寝顔キョンの寝顔)」




なるほど、相性は最悪だな

佐々木スレ1-571 「勝手に新SOS団・蛇足」

2007-04-11 | 新SOS団ss

571 :勝手に新SOS団・蛇足 :2007/04/07(土) 02:35:13 ID:4HCAsCur
「しかしまあ、随分と大所帯になったもんだな」
駅前に集まった新SOS団の面々を見渡して、俺はひとりごちた。
何しろ今までのSOS団メンバー5人に加えて、佐々木たち4人が加算されて合計9人。
流石に仲良しグループって行動単位じゃないぜ。というか嫌なことを思い出しちまう。
しかし何でこいつがいるんだよ。とっとと未来へお帰りいただけないものか。
「黙れ。僕だって好き好んでここにいるわけじゃない」
くだらない、と吐き捨ててそっぽを向いているそいつは藤原だった。
一体全体、どういった強制力でこいつはここへ来させられているのだろう。
「そういえば……」
俺は首をめぐらして辺りを見回す。が、いない。
「おいハルヒ」
「何よ」
「佐々木が来ていないようだが」
そう言った後のほんの一瞬、まるでカオスの窓を覗いたのかと錯覚するほどの複雑な表情を浮かべたが
「ちょっと遅れるって連絡があったわ。何か探してたみたい」
すまし顔で答えるハルヒ。さっきの表情はなんだったんだ?
「噂をすれば、かしらね。あんたの親友が来たみたいよ」
ハルヒに促された方を見れば、佐々木が小走りで向かってきていた。
佐々木さーん、とよく通るでかい声で呼びかけるハルヒ。
「やあ、申し訳ない。ちょっとこんなのがあったのを思い出してね。せっかく9人もいるんだし」
瞬間、慄然とするものが背中を走り抜けた。佐々木よ、まさかとは思うが、そいつは。
「なんだキョン、知ってたのか? 『市内アマチュア野球大会』」

-続かない-

佐々木スレ1-497 「新SOS団」

2007-04-11 | 新SOS団ss

497 :新SOS団 1:2007/04/06(金) 19:34:15 ID:oaTBxeAE
土曜日。
いつもの喫茶店で第一回新SOS団ミーティングが開かれた。
なんだか嫌な予感がしたのでそーっと喫茶店のドアを開けた俺は、やっぱり恐ろしい光景が広がっているのを見て冷や汗を流した。
ハルヒは不敵な笑みを浮かべて佐々木を見つめており、佐々木はあえて視線を外してお決まりの薄ら笑いを浮かべながらホットドッ
グなんぞを上品に口に運んでいる。古泉はいつもの笑みを浮かべているが、それを橘がキツく睨んでいる。長門と九曜はお互い無
表情で視線を交わしている。朝比奈さんは「えっと・・・その・・・」とおろおろするばかり。

回れ右しようとした俺をハルヒが目ざとく見つけ
「ちょっとキョン!どこ行くのよ!」
やれやれだ

俺が席についても一向に会議が始まらない
「なぁ、ハルヒ、今日集まったのはなんでだっけ」
それを聞くとハルヒはめを輝かして
「そうだわ!それを忘れるところだった!キョン!あんたたまには良い事言うじゃない!」
俺はこの場にいた誰もが取り敢えず確認するであろうごく当たり前の事を確認したまでだ
「今回私達は新SOS団としてスタートを切る事になりました。まずは佐々木さん、よろしく」
佐々木はくっくっと笑い
「よろしく、涼宮さん」
と言った。なぜだろう、なんだか尻がもじもじする
橘が急に立ち上がり、
「わ、私はあくまで佐々木さんがいいというから従ったまでです!別に望んで参加した訳じゃないんだから!」
「橘さん、落ち着いて。仲良くやりましょう。ね?」
古泉がいつもの爽やかスマイルでそういうと、しぶしぶという感じで席に着いた。

ハルヒは大いに満足した様子で、
「じゃ、みんないろいろあると思うけど、新メンバーと仲良くしましょう!」
色々ありすぎるんだよ、本当に。


498 :新SOS団 2:2007/04/06(金) 19:35:25 ID:oaTBxeAE
「じゃあ、早速新SOS団の活動として不思議探しをしましょう!」
と、佐々木が手を挙げた
「はい、佐々木さん」
「不思議探しってのは何?何をするの?」
「そのままよ。そこらにある不思議を探すの。オーパーツとかUMAとか謎の伝染病とか!」
「そんな物がこの街にあるとは驚きね。でもまあいいわ。私はあなたに命令するつもりも権限も無いのだから。」
と、橘が
「駄目です!佐々木さん!そんな事じゃいいように・・・」
まだ橘が発言中なのにも関わらずハルヒは満面の笑みを浮かべて
「中々物分りがいいわね佐々木さん。それでこそ私の右腕だわ!」
と言った。
がっくりうなだれる橘を尻目にハルヒはごそごそ鞄をいじって
「クジを作ってきたわ。今日はいつもと違うの。二人店に残って席取りをするのよ。最近この店も繁盛してきたじゃない?マックも混んでるし。だから当りの人が二人残ってこの席を取っておく訳。どう?古泉君。」
「大変結構かと。」
おいおい、そしたら誰かが二人っきりでこの店に残るのか?残るのが九曜と長門だったらどうなるんだ?俺がハルヒ団長に付き合ってたら知らないうちに地球が無くなってあの世行きってのは無しだぜ。
「じゃあ早速くじを引きましょう」
なにやら嫌な予感がするな。古泉と橘によればここには二人の「神」がいる訳だ。なぜかしらんが俺の体が真っ二つに引き裂かれそうな予感がするぞ。なぜだかはしらんがそういう予感がするんだ。
「せーの!」


499 :新SOS団 3:2007/04/06(金) 19:36:37 ID:oaTBxeAE
半ば目をつむってくじを引いた。しばらく目をつむっていたが俺の体には特段異常は無いようだ。心底安堵する。
「当りは誰?」
ハルヒの声にくじを確認すると、当たっていた。
「俺だ」というのと同時に、長門の右手が上がった。

ハルヒ団長が「いいの!あんたデートじゃないんだからね!」と何度も繰り返すのを佐々木が引っ張っていって、取り敢えず店内は静かになった。
ふう。
「なぁ長門、お前またインチキでもしたのか?」
こっくりうなずく長門
「そうしなければならない理由があった」
「詳しく説明してくれないか」
「天蓋領域からの干渉。涼宮ハルヒと佐々木からの干渉。全てを中和し均衡状態を作り出した。」
長門にしては分かりやすい的確な説明だ
「時間軸を改竄した。他のメンバーが探索中、この喫茶店の中は時間が早く経過する。」
なんだ。じゃああっという間にあいつらは戻ってくるのか
「そういう事」
そう言うと長門は、なぜか俺の肩に頭をあずけた
「な、長門さん?」
「情報の改竄に大量のプロセスを実行した。疲労が蓄積した。」

そして、
「眠い」
と言うと、俺によりかかってすうすうと寝息を立て始めた。

えーと、こういう時健全な男子高校生は何をすればいいのかな。取り敢えず、アイスコーヒーおかわり!
二杯目のアイスコーヒーを一気飲みしていると、ハルヒ達が帰ってきた。早いな。
隣を見てみると、長門は目を覚ましていた。


500 :新SOS団 4:2007/04/06(金) 19:38:13 ID:oaTBxeAE

「二回目よ二回目!京子ちゃんがナンパされかかるわ九曜がふらっとどっか行くわでロクな事なかったわ!いい?いくわよ!」
ドーン
「当たりは」
「また俺だ」「くっくっ、僕らしいね」
「ちょっとキョン!あんた真面目にやってんの?デートのつもりでやってんでしょう?」
いや、くじに真面目も不真面目もあってたまるか
「いい、今度真面目にやらなかったら殺すわよ!」
そう言うと今度はずんずん自分から出て行った。

さて。どうしようか。
「キミと喫茶店で二人っきりってのはいつ以来だろうね?」
さぁてな。昔の事なんか忘れちまった
「ふっくっくっ、キミは相変わらずだな。ふむ、でもこれでSOS団に入ったという気がしてきたな。覚えているかい?恋愛は精神病の一種と言った事」
ああ。
「恋愛という概念はキリスト教の教義が神学化して行き社会が豊かになる過程で生まれたんだそうだ。スペインの偉大な思想家も『恋愛、この12世紀の概念!』と嘆いているぐらいだしね。だから精神病の一種という見方も正しいわけだ。」
ちょっと待て。歴史的な定義と心理学上の定義はまた違うだろう
佐々木はストローの抜け殻をいじりながら
「そんな事は無いさ。要は歴史上恋愛概念なんて曖昧で作られた概念という事だから、後から生まれた心理学で精神病の一種と定義してもおかしくはない。ただ、最近考えが少し変わってきた。」
へぇ、それはどんな風にだい
「結局重視しなければいけないのは主観なんだな、とね。定義なんてのは概念の遊びに過ぎないんだよ。沢山ある定義に振り回される生き方はあまり好きじゃなくなった。まぁ、そういう事かな。」
佐々木はストローでカラカラと氷を回しながら答えた。
俺が口を開こうとした時

「キョン!ちゃんと席取りしてたでしょうね!」
ハルヒ様が帰ってきた
「くっくっ、続きはまた今度」
佐々木は手をひらひらさせた。なんなんだろうね、全く。

つづいたらいいね

今回は自信が無い

佐々木スレ1-230 第一回新SOS団会議

2007-04-11 | 新SOS団ss

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:05:25 ID:+XWX4sUn
本当にさわりだけだぞ

夏休み前。俺は手渡された「SOS団組織改変のお知らせ」なる紙を見て溜息をついていた。

団長 ハルヒ
補佐 佐々木

副団長 古泉
書記 みくる
会計 長門
広報・IR 九曜

執行委員 キョン
執行委員 橘

さてはて、これをどう解釈すればいいものか。事実上佐々木達のグループを我がSOS団が吸収合併した事になる。世間の吸収合併と違うのは、吸収された会社の社員が全員生き残ってる事だ。そういや藤原とかいうのがいたような気もするが、あんな奴は却下だ

「あのーハルヒさん、佐々木達は学校も違うし、部室に集まることは不可能だと思うんだが」
それを聞いたハルヒは
「あんたバカねぇ、学生には土曜日と日曜日ってもんがあるでしょ。普段は別々でも、そこで一緒に活動すればいいじゃないの」
いいじゃないの、じゃないよ。勉強は嫌いな俺だが、今ばかりは教育再生なんちゃら委員会に土曜日の授業再開を強く要請したいもんだね。厄介ごとが減る。
「佐々木さんを補佐に据えるのですね。いいアイディアかと。」
古泉。お前は長門のように沈黙というものを少しは学んだらどうだ
「キョンくん大丈夫ですか?お茶入れましょうか?」
ありがとうございます。こういう厄介な時は朝比奈さんのお茶に限る。
「ちょっとみくるちゃん!今から拡大経営会議を始めるんだからちゃんと黒板に要点を書き留めなさい!あんた書記でしょ!」
なんだその拡大経営会議とやらは。経営用語辞典を引いて適当に目をつけた単語を並べただけだろ。
結局ハルヒ様のSOS団は新メンバーを得て世界に打って出るという誇大妄想を延々聞かされた後、次のような言葉で会議は終了した。

「という訳で、第一回新SOS団会議は土曜日いつもの喫茶店にて!佐々木さんには、私から連絡しとくから!」


233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:08:34 ID:+XWX4sUn
その日の帰り道。いつものようにハルヒと朝比奈さんと長門が帰る後ろで、俺は古泉と善後策を練っていた。どう考えてもハルヒの組織
構想には無理があるからな。九曜が広報・IRなんか担当した日にはSOS団によからぬ印象を抱いていた人間はその印象を悪い方向
に上書きし、いい印象を持っていた人間もすべからく地球上、いや全宇宙からいなくなるだろう。もし我が団にいい印象を持ってる人間がいたら、の話だが。
「そこは問題の本質ではありませんね。一番の問題点は対立点をそのまま内包してしまった事です。涼宮さんと佐々木さん、九曜さん
と長門さん、そして橘さんとこの僕は鋭く対立したままです。このまま活動を共にするとひょんな事から偶発的戦闘状態になりかねません」
「なんだ。この街がバクダッドのようになるとでも言うのか」
それだけは遠慮願いたいね
「そこまで深刻なものにはならないでしょう。しかしいずれにせよ何かは起こる危険はあります。長門さんが熱を出すといったような。」
それは深刻だな。あの万能娘がダウンしてしまうとよからぬ事が起こるのは明白だ
「もっと深刻なのは、この対立の根本的原因を原因そのものがそれと認識していない事にありますね。」
俺は回りくどい言い方は嫌いなんだ。ストレートに言え
「僕以外の皆さんが、全員あなたに程度の差こそあれ好意を抱いているという事ですよ」
古泉が珍しくまともな顔で言った。


235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:09:45 ID:+XWX4sUn
その日の夜
俺が部屋で少年誌を読んで大笑いし、ついでに欠伸をしていると

「キョンくーんでんわだよーっ。ええっと、ささきさん?だっけ?おんなの人から」
佐々木か
「もしもし」
「キミの妹さんは相変わらずだね。またお風呂にでも入っていたのかな?」
「いいや」
「そうか。ところで今日涼宮さんから連絡があってね。なんでも僕をSOS団の補佐にしたいそうだ。無論キミも知ってると思うが」
「知ってるも何も、急に聞かされてどうしようか悩んでいるところだ」
佐々木はくっくっと笑い、
「補佐というのは何をすればいいのか涼宮さんに聞いたら要するに参謀だそうだよ。参謀というのは昔のドイツの軍人が考え出した
概念だ。師団長と共同責任を取り、作戦を助言する。旧陸軍では陸軍大学校出の秀才がいいように作戦をいじって混乱させた、あまりいいイメージの無い役職だ」
佐々木よ、参謀制度の講義は世界史のテスト前にでもじっくり聞くから、その辺にしといてくれないか
「まぁキミがたいくつな話をしてもしょうがない。それよりなんでだろうね?僕は案外嬉しいんだよ。これは自分でも意外だった。僕は厄介ごとに巻き込まれるのを良しとする性質ではないと思っていたんだが。」
「そりゃどういう心境の変化だい?」
「まぁ・・・しいて言えばキミとまた会えるって事かな。またキミの自転車の後ろに乗ってみたくなった」
俺の自転車の荷台なら大抵空いてるが、そんなのに好き好んで乗るとは物好きな事で
「そうだよ、僕は物好きなんだ・・・。ふふっ、まぁこれからよろしくね、キョン。じゃあ、また」
そして電話は切れた
なんだろう。良くは分からんが占い師が言う目前に迫っているらしい災厄の前にオロオロする中世の農民のような心境だ。
と、その時、
「おうわっ」
再び子機が鳴り出したので驚いてしまった。慌てて電話を取ると
「橘です」
という声が返ってきた。なんか人気者になったな、俺
「で、何の用だ」
「今日は挨拶。執行委員になっちゃったからね。でも私は佐々木さんを立てる気持ちは変わりません。」
はぁそうですか。どうだっていいと思うがね、そんなの
「ふふっ、私もキョン君みたいになれたらなぁ。佐々木さんとの関係も良くなるだろうし」
俺になって何の得があるんだ。成績なんか戦闘機に睨まれた戦闘ヘリのように匍匐飛行してるってのに
「んんっ、もうっ・・・そんなの関係ありません。ただ、・・・いいな、って思うだけ。それじゃまた会おうね、ばいばい」
切れた。なんだったんだ今の電話は。

しかし、揃いもそろって変な電話がかかってくるもんだ。今日は早めに寝よう。


つづいたらいいね。