サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・三分間経営講座

2018-07-25 08:07:13 | 日記

SWOT分析。
 SWOT分析とは、自店の資産や人材力・商品力・ブランド力などの内部環境要因を対象としたもので、それらの「強み」と「弱み」。

及び、顧客、競合他店、地域の環境、または法規制などの外部環境要因を対象とした「機会」と「脅威」。
これらの四つの視点で自店を分析することで、事業の戦略立案の基点とするものです。

ここで一つ、現在の美容業界の停滞の要因の典型的な例を挙げてみましょう。そこに存在する最大の停滞要因は、サロン経営者の「職業意識の欠如」に尽きると考えられます。

その端的な表れがスタッフのコスチュームです。まるで「カジュアルフアッション」そのものです。そこには「職分の追及」の欠片も見えません。
それはホットペーパーの広告に出ている従業員のコスチュームに端的に表れています。ほとんどの美容スタッフの服装が同じ傾向です。先ずは美容のプロとしての「見かけ」に徹することから始めます。

あるデパート一階の化粧品売り場の美容部員は全員が「白衣」を着用しているのを目にしました。
そこには、「私達はお客様の身体に直接触れる仕事ですから、清潔・衛生を徹底しています」という「職分を追及した」経営姿勢が見えます。

美容部員は自社の化粧品に関して深く学んでいる「専門家」ですから、その自覚が「白衣の着用」に表れています。

更に言えば、この化粧品売り場の美容部員は、自分たちのポジションを単なる化粧のアドバイザーではなく、「化粧品に関する専門家。スキンケアの専門家」としての誇りを持っています。その心の状態が「白衣」の着用です。

これは美容業にも言えることで、「お客様の身体に直接触れる仕事」で環境衛生を司る職業です。

従って、営業の監督官庁は所轄の保健所となっています。そこには自ずから「職分」があり、それは「清潔で衛生的なコスチューム」に徹することを意味します。

このような視点から分析すれば、美容業経営の「あるべき姿」は明確になります。

明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-24 11:00:18 | 日記

パレートの法則。
 パレートの法則とは、 イタリアの経済学者パレートが発見した所得分布の経験則で、例えば「全体の2割程度の高額所得者が社会全体の所得の約8割を占める」という法則で、これは様々な分野に適用されています。

美容サロンにも言えます。全体の2割程度の美容サロンが「儲かる経営」が出来ていて、残りの約8割を占める美容サロンが「儲からない経営」を強いられています。

果たして自店はどうか。全体の2割の「儲かる経営」に属しているだろうか。「儲かっている経営」の実態は、社会の動向に立ち遅れていない雇用条件を充たしていることを指します。

念のために2018年版 職種別年収平均ランキング
全316職種 を引用して掲載します。
営業や事務、エンジニアなど全316職種から美容業の年収をチェックすると、最下位の315万円です。
ちなみに316職種の中間に位置する158位の年収は、営業業務の509万円です。
一つ上の157位は運送ドライバー(中・長距離)で、年収は510万円です。

なぜ、美容業の年収が最下位の315万円でしょうか?これは大問題です。早急に経営改革に取り組まなければなりません。

念のために弊社が関係する美容サロンのスタッフの平均年収は480万円。この数値は「職分の徹し方が不十分な証拠」です。
もっと「職分」を追及すれば、平均年収600万円になります。更なる改革が必要と思っています。
明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-23 07:59:43 | 日記

ランチェスター「7:3の法則」

 ランチェスター「7:3の法則」に、「商品づくり」に費やすエネルギーは30%。「集客」に費やすエネルギーは70%とあります。これを勘違いして受止める人が居られます。

 あくまでも「本質的商品」は高い「顧客満足」を得られるレベルにあることが絶対条件です。
これが「繁盛店づくり」の法則です。

私が今まで「集客に悩んでいる」と相談を受けた美容店の全ては、それ以外のところに「繁盛しない原因」がありました。
その証拠に、「繁盛しない原因」を改革したら一年後には顧客数が倍増しています。
つまり、今迄は「顧客満足実現力」のレベルが低かったということです。

永続的繁栄を成す上での本来の集客活動は「顧客対応の中に潜んでいる」のです。
一般的に言うところの「集客活動はマネジメントの、ほんの一部」です。

「この集客法で売上倍増しました」などと言った宣伝に惑わされてはなりません。
明日に続きます。

連載・三分間経営講座

2018-07-22 08:06:29 | 日記
44. エネルギーの配分。
昨日、熊本地震。大阪地震への義捐金活動を呼びかけた95歳の人の話をしましたが、この人は驚くほどエネルギッシュで「福を引寄せる人」です。
エネルギーの高い所に人とカネとモノが集まります。大きな仕事ができる条件の一つは気力・体力だと確信しています。

ビジネスも気力や体力が勝負を決めます。長期的な大きな仕事になればなるほど、気力・体力が重要になってきます。
気力・体力は、一朝一夕につくものではありません。日々の訓練、普段からの生活がベースになっています。
明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-21 09:01:12 | 日記

『早起き』
朝は夜の時間よりも数倍は脳が働きます。早起きの習慣を身に付ける方法は「目的を持つこと」これだけで充分です。
私は70歳から早朝の時間を、「パソコン操作の習得」に当てましたが、
これらの資料作成もパソコンがあるから難なく出来るわけです。

 現在82歳ですが、頭の体操には「生涯学習の気概」が最も効果があるようです。
弊社では遊び心で楽しめる自己啓発研修を行っていますが、最も高齢の人は95歳です。

「何時までも脳が働く人間でありたい」と思っている人には、驚くほどの「心くばり」が出来るようです。
そのような事例に度々出会います。

昨年の熊本地震。今年の大阪地震への義捐金活動を呼びかけたのが、最も高齢の95歳の人でした。
お蔭で私たちも感化されています。最近は何だか心がウキウキして感謝の毎日です。
明日に続きます。