日経新聞に連載中の吉田義男の『私の履歴書』も月の後半になり、引退の話になりました。1969年(昭和44年)のことだそうです。私が4歳の時ですから覚えてないのも無理ありません。36歳での引退でした。その3年前、つまり33歳の時には藤田平にショートのポジションを譲り渡しセカンドに移り、そのセカンドも後に阪神の監督となる安藤統夫と分け合ったりしていたそうです。一般論として、昔の選手の方が身体は丈夫だったと思いますが、選手寿命は昔の方が短いですね。トレーニング方法や身体のケアなどの違いでしょうか。長嶋茂雄も37歳での引退ですし、最後の2年間は十分な成績を残せませんでした。昔は35歳が一つのターニングポイントだと言えるようです。そして、肩の消耗が激しい投手の選手寿命はもっと短いのが普通でした。
翻って、現在を見てみると、金本、山崎武、宮本、前田、石井琢、立浪、矢野など、野手が30代後半から40歳くらいまで活躍するのは当たり前で、投手でも工藤を筆頭に、山本昌、下柳、高橋、小宮山など、40歳近い選手が何人も活躍しています。昔より選手がケガしやすくなっている印象がある反面、息の長い選手も増えています。こういうベテランが増えて活性化もしていますが、同じくらい十代や、二十歳くらいの選手が出てくると、もっとプロ野球も活気づくのでしょうね。
翻って、現在を見てみると、金本、山崎武、宮本、前田、石井琢、立浪、矢野など、野手が30代後半から40歳くらいまで活躍するのは当たり前で、投手でも工藤を筆頭に、山本昌、下柳、高橋、小宮山など、40歳近い選手が何人も活躍しています。昔より選手がケガしやすくなっている印象がある反面、息の長い選手も増えています。こういうベテランが増えて活性化もしていますが、同じくらい十代や、二十歳くらいの選手が出てくると、もっとプロ野球も活気づくのでしょうね。