札幌で93歳の夫が89歳の妻を殺した。
という事件があった。
介護疲れだったのか、
心中しようと思ったが死にきれなかったらしい。
将来が不安だった。
とのこと。
93歳の見つめた将来はどんな感じだったんだろう……
なんだか哀しい。
仙台でも同じような事件があった。
夫とその兄弟を介護していた妻がその二人を殺し、
殺した妻も自殺してしまったという事件。
自殺した妻はまだ49歳だった。
去年の8月のことだったようだけど、
最近になって容疑者死亡のまま書類送検されたとニュースで知った。
このニュースを聞いたときも哀しい気持ちになった。
そして次に違和感を覚えた。
これって、個人の問題?
なんだか違うような気がする。
その自殺した妻は、コロナ禍でパートをしながら二人の介護をしていたとか。
受け入れ先が見つからずに、かなり難航していたようで、
その間、役所とどんなやりとりがあったかは分からないけど、
目の前が閉ざされた感覚になったんじゃないのかな。
……と、思った。
結局は他人事なんだよね。
役所として出来るのはここまでですが……、
って、何かの時に聞いたことがあるけど、
それって、
この先は自分で何とかしろって言われたと同じこと。
そんな冷たいことってあるだろうか。
もちろん、担当によっては親身になってやってくれる人もいる。
でも国の立て付けがそうなっていない限り、
それ以上踏み込んだ支援など望めない。
そういうことが多すぎる。
「消費税は社会保障に使われています」って政府は言うけど、
社会保障のどこに使われているの?
どの口が言う?
言うほど消費税が社会保障に使われているわけ?
それで、こんな悲惨な事件が多発する?
物凄い違和感。
消費税がまともに社会保障費に使われているというのなら、
もっと充実していていいと思うけど。
こんな同じような悲惨な事件が何度も何度も起こるって、
あり得ない。
そんなの詭弁でしかないってよくわかる事件だと思う。
恥ずかしくないんだろうか。
……って、厚顔無恥なメガネに言っても無駄か。
今の政権が続く以上は、
この先も、なお老後の不安がついてまわる。
何の設計もしていないようだというのは、国民は薄々気づき始めた。
ただ無駄に冷たい社会が続いていくということなんだろうな。
そもそもが自助だもんね。
国会議員、要らないじゃん。