トリecoにっき

何かしたり見たり気がついたりしたらecoります。

来たな、プレッシャー!

2005年07月26日 01時59分07秒 | Weblog
台風が来てます。
たぶん明日はひきこもりでしょう。だから今夜は遅くまでなんとなく作業してます。締め切りも近いので、執筆活動してました(写真)。

台風と聞くと僕はいつもグンカンドリが頭の中に浮かびます。鳥屋なら「台風=珍鳥」というのが当たり前です。

数年前、やはり7月の台風あけの晴天の日のことです。近所の鴨川シーワールドでシャチのショーを見てた時の事です。シャチショーの観客席から見える遠くの青空の中のいくつかの黒い点・・・。
鴨川周辺ではトビが多いので、空を見て視界に入る大きな黒いモノは99.9999%がトビなんですが、その時はその黒い点のひとつにただならぬプレッシャーを感じました。遠いけど、こっちに向かってまっすぐ飛んできているようです。トビも何羽か飛んでいますが、そいつらにはプレッシャーは感じません。
僕はシャチのショーそっちのけで、一人で違う方向を、そのプレッシャーの持ち主を目で追い続けました。ソイツはグングンと近づいてきて、ついに肉眼でその姿をはっきりととらえることができました。
翼は長く、先が鋭く尖っていて、尾はツバメのように二股で長く、くちばしもトビに比べると長い。

「グンカンドリだ!」

と口に出した時にはすでに頭上付近。きっとちょっと大きめな声をだしたことでしょう。
となりにいた友達のFさんが運良く双眼鏡を持っていて、すぐに僕に貸してくれました。おかげで2、3秒ほど双眼鏡で見ることもできました。
シャチなんて知りません。シャチの方向とグンカンドリの方向との角度は余裕で100度以上あったことでしょう。

そのグンカンドリは若い個体だったようで、僕はオオグンカンかコグンカンかは識別できませんでした。その後、一宮町や銚子市でオオグンカンが確認されたという情報を得ました。きっと同じ個体だったんでしょうねぇ。

グンカンドリを運んできた台風と、自分で双眼鏡を使わずに僕に貸してくれたFさんにお礼申し上げます。
そして鴨シーのみなさん、一人でソッポを向いてた僕を許してください。
コメント
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