トリecoにっき

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九十九里浜の被災状況

2011年04月07日 00時26分07秒 | Weblog
海に行ってきました。


九十九里浜です。
被災後、3週間ほどたちますが、砂浜は一見普通っぽく見えます。

普通の休日のように、散歩する人や
サーファーがきてますが、
そのすぐ横では、被災ごみの片付けや
海岸清掃している人たちもいます。

なにがいいかなんてわかりません。

昨日は白子町~飯岡、銚子、茨城県波崎まで行ってきました。
東北に比べたら被害は小さく、
あまり情報はでていない地域と思います。
九十九里地域では、飯岡と山武市周辺が津波の被害が大きいです。



防風林。津波を最前線で受けたとこは、
電柱も木も根元から横になってます。


少し内陸側の防風林。
行った事無いとわからないと思うけど、
下層植生が津波と砂で無くなっています。
もっとやぶやぶした林だったのに、さら地っぽくなっちゃった。


ここはよく行く海岸手前の場所。
海側から内陸側へ向けて撮った写真。

たぶん右手の建物からの津波第二波の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=O4_QNqUuUCc&feature=mfu_in_order&list=UL


被災ゴミはまとめられており、
道路は普通に通れるようになっていました。


港では、船がのりあげていたり、


壁が崩壊して、立ち入り禁止になっていたり。
すぐ近くの家も津波最前線だったのでしょう、ひどい状態でした。


海岸から1km程内陸の水田地帯。
ここも一面水浸しになり、ボラが泳いでいたそうです。
コイやフナは海水の影響で全滅。ジャンボタニシもいなくなるかな?
実は、ここ、我が家の田んぼがあるところです。
米農家は大丈夫か?と思いましたが、
田んぼに水を入れて土をかき回して、排水するのを繰り返せば、
潮は結構ぬけるらしく、大丈夫だとか。。。


九十九里浜北端の岬から。
手前の海水と沖の海水の色が違うのは、
土砂で濁っているからでしょうか?


茨城側の港もベコベコ。
液状化でしょうか。

いくつかの港では、油が流出し、
カモメなども油汚染されてる個体もいました。


ところで、
地元の人や普段から行ってないとわからないでしょうが、
以下の写真、どれも、かなり海面が低いんです。


左が海。右が陸。
砂浜がかなり広くでていたり。


普段は海面下にある部分が、完全にむき出しだったり。


こちらも護岸がこんなに高かったか?

この日は大潮でしたが、最干潮でも+26cm。
26cm程度の干出具合ではない。
過去10年見てきて、最大に匹敵、またはそれ以上の干出具合。

東京湾では地盤沈下したが、
九十九里では、隆起しているんじゃないでしょうか。
海岸線は地盤沈下してるとテレビでは言っていたけれど・・・

ふと、高校の時の地理の先生の話を思い出しました。
「関東造盆地運動」
関東平野の中心では地盤沈下し、
周辺では地盤隆起しているという話。
コメント
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