日本の文化と国際交流と・・・

日本の文化を守る仕事をしながら同時に外国の留学生さん達を沢山受け入れています。すばらしい日本の文化を伝えて行きたいです。

利休の愛した「幻の花」・オオヤマレンゲ

2015-06-19 19:20:54 | 日記
茶聖(ちゃせい)・千利休の七選花の一つとされていて、今の時期、茶室の床の間に活けてあると身も心も洗われます。



この花は木蓮科木蓮属の落葉広葉樹の低木で、5月~7月に白い花を下向きに付けます。

花びらは多くて9枚。直経8センチ位で中心部には紅色の雄しべが沢山ある。
標高の高い山に自生しますが、堺市上野芝町の堺市都市緑科センターでもこの時期楽しめます。

緑化センターのゆるキャラ“ポピアン”とオオヤマレンゲ


都会ではめったに見れ無い花で、近畿地方では奈良県の大峰山で見られます(と言っても標高1800メートル!!!)
梅雨の時期に咲くオオヤマレンゲの名前の由来は、花の形から日本の花木の代表とされ、叉その姿から「天女花」とも呼ばれています。
桧の生える場所に特に生えるとの事で白く可憐な花です。




その他の利休七選花

ヤマボウシ

ムシカリ

マルバノキ

ハクウンボク

ナツツバキ

シロワビスケ



利休七選花ではありませんが、半夏生(ハンゲショウ)の花も優しい花で大好きです。




これも茶花の一種で、この時季しか見られません。
京都市東山区の建仁寺の両足院で特別拝観出来ます。(6/13~7/10)
此処ではお抹茶(有料)も頂けます。今がお薦めです。

半夏生で有名な建仁寺の庭園



半夏生と言う名のお菓子