前回のブログからなんともまた1ヶ月が経ち……
もう、ブログはやめたほうがいいのかなぁと思いつつ、パソコンに向かっています。
どうも、もともと気まぐれな性格なので、始めるととことんはまってしまうし、放っておくと、いつまでもそのまま…いけませんね~
もうすぐ、クリスマス!そして、あと半月ほどで今年も終わり…いろいろあり過ぎた1年でした…ほんとに…
そして、昨日は、今年の締めくくりにふさわしい素晴らしい演奏会がありました。
東京文化会館にて、Z先生のコンサート。
実は、午後7時から始まるコンサートに向けて(!?)FさんとKさん、3人で新宿高野のフルーツパーラー(バイキング)で、お腹を充実させてから向かう予定でしたが、なんともFさん、かわいそうに…お風邪でダウン。
そこで、残念ながら、Kさんと私は地元のお花屋さんで花束を買って、古河駅で待ち合わせ、そして上野へ一直線~!
気合を入れてずいぶん早く出てきたかいがあって、なんと着いてすぐに時計を見ると…5時半! さすがに誰も並んでいませんでした…
東京文化会館は今年50周年記念。50年なんて…凄い歴史。ちょうど50年前の文化会館で行われたオペラのDVDを持ってますが、もちろん白黒。でも、それだけ存続される理由がこのホールにはあるのか、色合い、響きともに落ち着いていて良い。リースも静かなクリスマスの雰囲気を醸し出していて大変感じが良かった。
さてさて…早くつきすぎた私達だったが、マネージャーさんのご好意で、ロビーに入れさせていただいたので、そこでまた電車の続きのごとくおしゃべり。。。ついでに、おのぼりさんとしては、これをやらなくては…そう、記念撮影! 最初は、目立たないように気をつけながら撮影していた私達も、だんだんポーズを撮ろうかな~なんてしているうちに、おや!Z先生のお姿がちらり……少し緊張した面持ちだった。こんなことをしている場合じゃない。。だんだん開演が近づくと、妙に自分の舞台前のように緊張してきた。
演奏が始まった。まず、前半はシューマンの「蝶々」と「森の情景」そして、ショパンの英雄ポロネーズ。パピヨンは、以前初めて聴いたときに、うわぁ~美しい音色だなぁと感動したことがあったが、昨日の演奏も、まるで大自然を蝶々がのびのびと自由に飛び回るような、映画を観ているような世界が広がりため息が出た。そして、曲目的には、そんなに激しい盛り上がりがあるものではないこの小品が組み合わされたような渋い曲が並んだにもかかわらず、先生の集中力は冴え渡った。
後半は、ショパンの幻想ポロネーズとリストのソナタ。 幻想ポロネーズもリストも、もうこれぞ、Z先生ワールド!幻想ポロネーズの最後の1音を演奏し終えたときの先生のお姿といったら……もう銅像にして、文化会館に飾りたいくらいだった!
そして、リストは……今、思い出してもため息が出るくらい美しいところがたくさんあった。
…が、その前に…あまりにもひどいことが起こったのだ…
リストのソナタといえばソナタといっても単一楽章で30分ほどのスケールの大きな曲だが、それこそ、最初の1音と最後の1音、神経をとがらせて緊張感のある空気こそ、演奏を何倍も引き立たせる。ところがだ!!!!!!!!
先生が、集中してさぁ、どんな音がでるのか、こちらも息を吸うのも忘れるくらい緊張している最中に、なんということか先生の音が鳴った後まるで休符にあわせるごとく他の音が鳴ったのだ。ソ、(ブルル~)、ソ、(ブルル~)ソファ~ミ……という具合に……
あまりのタイミングの良さ?いやひどさに唖然として、Z先生は怒って演奏をやめてしまうのではないかと思えるくらいだったが(だって、私は前から5列目で、その携帯を鳴らした人は私の前の席だったのだから、当然、先生にも聴こえたはず…)しかし、先生はそのまま弾き続けられた。その後も、その携帯犯人(←こう呼びたいくらい)は、演奏の最中、頭を上げたり下げたり何か探してゴソゴソしたり、とても演奏を聴きにきた人とは思えない態度に、私はもう怒った!結局、私も少し背伸びしてその人を視界に入れないようにして集中するしかなかった。
さて、横道に逸れてしまったが…Z先生のソナタを一言でいうならば、実に先生らしく、テクニックを一切誇張することなく、人類愛にあふれるような温かい演奏だった。
この曲に関しては、私自身、ずいぶんいろんな思い入れがありすぎて(大学の卒演でこの曲を弾いたということもあるが)、卒業して10年くらいは、この曲を全く聴きたくなかった。たぶん、いろいろな意味で、世界から突き放されたようなそんな気持ちでいたから、演奏も実際、解釈もそんな風だった…この世のほとんどが善と悪に分かれるとしたら、主体は悪(戦いや病、地獄のような世界)で、それでも時には、穢れのない天使のような美しい心をもった妖精たちが悪の世界から人々を救い出そうとする…混沌とした悪の世界の合間に時折、夢のような幻のような現実離れした魅惑の世界が繰り広げられる、が、しかしそれも長くは続かない。結局、ようやく希望の光が見えるかどうか…というところで、その最後の灯りさえ消され…
だから、Z先生とは逆に悪魔のようにテクニックは誇張できるところは誇張し、もちろん美しいところは美しく感じたままに弾いたが、そのコントラストを出すことによって、残酷なまでも世の中を「否定」するような形で終わらせたかった。
ところが、Z先生の演奏は、違った。そんな善と悪というちっぽけなものではなく、この全世界を支配している「神」こそリストが表現したかった主題であり、それは全てにおいて統一されていた。天空から見下ろしている神様にとっては、俗世間で騒がれていることはただの戯言、Z先生がリストに代わって神様と対話しているようにも思える音にはもうぐ~っと胸を締め付けられ、感動で心が震えた。
凄い……先生の解釈は、ユニークだが、しかしちゃんと納得できる説得力を伴っているので本当に凄い、それは、確かな研究が積み重ねられているからだと思う…
ちょっと書くつもりが、また長くなっちゃった…
やはり昨日の演奏を思い出すとまだまだ書き足りないことも多い。が、長すぎてきたので、後半詰めて書きますと…
演奏会終了後、上野駅近くの韓国料理屋さんで打ち上げパーティがあった。先生は、お疲れにもかかわらず、笑顔でいろいろな方とお話されていた。私とKさんは、韓国料理は初めてだったので、全体的にキムチ色で辛いお料理に興奮しながら、その場の和んだ空気でまた楽しいひと時を味わった。
帰り際、先生に挨拶をしに行ったら「あなたには、もっとロシアの曲を教えたい」と言われた。「グラズノフですか?」と聞いたら「いや、ラフマニノフ、ロシアの音楽を伝えたい」と。そうっか~グラズノフはこの前のレッスンの時にまずかったからかなぁと反省。 でも、宿題をいただいたことは嬉しい。
来年4月までZ先生とさよなら~は少し寂しいけど、それまでに、もっともっと先生をうならせるくらいの演奏ができるように…(といつも思うんだけど)練習しようと心に誓い、今日は早速、練習に励んだ。これが、続くといいんだけど…
もう、ブログはやめたほうがいいのかなぁと思いつつ、パソコンに向かっています。
どうも、もともと気まぐれな性格なので、始めるととことんはまってしまうし、放っておくと、いつまでもそのまま…いけませんね~
もうすぐ、クリスマス!そして、あと半月ほどで今年も終わり…いろいろあり過ぎた1年でした…ほんとに…
そして、昨日は、今年の締めくくりにふさわしい素晴らしい演奏会がありました。
東京文化会館にて、Z先生のコンサート。
実は、午後7時から始まるコンサートに向けて(!?)FさんとKさん、3人で新宿高野のフルーツパーラー(バイキング)で、お腹を充実させてから向かう予定でしたが、なんともFさん、かわいそうに…お風邪でダウン。
そこで、残念ながら、Kさんと私は地元のお花屋さんで花束を買って、古河駅で待ち合わせ、そして上野へ一直線~!
気合を入れてずいぶん早く出てきたかいがあって、なんと着いてすぐに時計を見ると…5時半! さすがに誰も並んでいませんでした…
東京文化会館は今年50周年記念。50年なんて…凄い歴史。ちょうど50年前の文化会館で行われたオペラのDVDを持ってますが、もちろん白黒。でも、それだけ存続される理由がこのホールにはあるのか、色合い、響きともに落ち着いていて良い。リースも静かなクリスマスの雰囲気を醸し出していて大変感じが良かった。
さてさて…早くつきすぎた私達だったが、マネージャーさんのご好意で、ロビーに入れさせていただいたので、そこでまた電車の続きのごとくおしゃべり。。。ついでに、おのぼりさんとしては、これをやらなくては…そう、記念撮影! 最初は、目立たないように気をつけながら撮影していた私達も、だんだんポーズを撮ろうかな~なんてしているうちに、おや!Z先生のお姿がちらり……少し緊張した面持ちだった。こんなことをしている場合じゃない。。だんだん開演が近づくと、妙に自分の舞台前のように緊張してきた。
演奏が始まった。まず、前半はシューマンの「蝶々」と「森の情景」そして、ショパンの英雄ポロネーズ。パピヨンは、以前初めて聴いたときに、うわぁ~美しい音色だなぁと感動したことがあったが、昨日の演奏も、まるで大自然を蝶々がのびのびと自由に飛び回るような、映画を観ているような世界が広がりため息が出た。そして、曲目的には、そんなに激しい盛り上がりがあるものではないこの小品が組み合わされたような渋い曲が並んだにもかかわらず、先生の集中力は冴え渡った。
後半は、ショパンの幻想ポロネーズとリストのソナタ。 幻想ポロネーズもリストも、もうこれぞ、Z先生ワールド!幻想ポロネーズの最後の1音を演奏し終えたときの先生のお姿といったら……もう銅像にして、文化会館に飾りたいくらいだった!
そして、リストは……今、思い出してもため息が出るくらい美しいところがたくさんあった。
…が、その前に…あまりにもひどいことが起こったのだ…
リストのソナタといえばソナタといっても単一楽章で30分ほどのスケールの大きな曲だが、それこそ、最初の1音と最後の1音、神経をとがらせて緊張感のある空気こそ、演奏を何倍も引き立たせる。ところがだ!!!!!!!!
先生が、集中してさぁ、どんな音がでるのか、こちらも息を吸うのも忘れるくらい緊張している最中に、なんということか先生の音が鳴った後まるで休符にあわせるごとく他の音が鳴ったのだ。ソ、(ブルル~)、ソ、(ブルル~)ソファ~ミ……という具合に……
あまりのタイミングの良さ?いやひどさに唖然として、Z先生は怒って演奏をやめてしまうのではないかと思えるくらいだったが(だって、私は前から5列目で、その携帯を鳴らした人は私の前の席だったのだから、当然、先生にも聴こえたはず…)しかし、先生はそのまま弾き続けられた。その後も、その携帯犯人(←こう呼びたいくらい)は、演奏の最中、頭を上げたり下げたり何か探してゴソゴソしたり、とても演奏を聴きにきた人とは思えない態度に、私はもう怒った!結局、私も少し背伸びしてその人を視界に入れないようにして集中するしかなかった。
さて、横道に逸れてしまったが…Z先生のソナタを一言でいうならば、実に先生らしく、テクニックを一切誇張することなく、人類愛にあふれるような温かい演奏だった。
この曲に関しては、私自身、ずいぶんいろんな思い入れがありすぎて(大学の卒演でこの曲を弾いたということもあるが)、卒業して10年くらいは、この曲を全く聴きたくなかった。たぶん、いろいろな意味で、世界から突き放されたようなそんな気持ちでいたから、演奏も実際、解釈もそんな風だった…この世のほとんどが善と悪に分かれるとしたら、主体は悪(戦いや病、地獄のような世界)で、それでも時には、穢れのない天使のような美しい心をもった妖精たちが悪の世界から人々を救い出そうとする…混沌とした悪の世界の合間に時折、夢のような幻のような現実離れした魅惑の世界が繰り広げられる、が、しかしそれも長くは続かない。結局、ようやく希望の光が見えるかどうか…というところで、その最後の灯りさえ消され…
だから、Z先生とは逆に悪魔のようにテクニックは誇張できるところは誇張し、もちろん美しいところは美しく感じたままに弾いたが、そのコントラストを出すことによって、残酷なまでも世の中を「否定」するような形で終わらせたかった。
ところが、Z先生の演奏は、違った。そんな善と悪というちっぽけなものではなく、この全世界を支配している「神」こそリストが表現したかった主題であり、それは全てにおいて統一されていた。天空から見下ろしている神様にとっては、俗世間で騒がれていることはただの戯言、Z先生がリストに代わって神様と対話しているようにも思える音にはもうぐ~っと胸を締め付けられ、感動で心が震えた。
凄い……先生の解釈は、ユニークだが、しかしちゃんと納得できる説得力を伴っているので本当に凄い、それは、確かな研究が積み重ねられているからだと思う…
ちょっと書くつもりが、また長くなっちゃった…
やはり昨日の演奏を思い出すとまだまだ書き足りないことも多い。が、長すぎてきたので、後半詰めて書きますと…
演奏会終了後、上野駅近くの韓国料理屋さんで打ち上げパーティがあった。先生は、お疲れにもかかわらず、笑顔でいろいろな方とお話されていた。私とKさんは、韓国料理は初めてだったので、全体的にキムチ色で辛いお料理に興奮しながら、その場の和んだ空気でまた楽しいひと時を味わった。
帰り際、先生に挨拶をしに行ったら「あなたには、もっとロシアの曲を教えたい」と言われた。「グラズノフですか?」と聞いたら「いや、ラフマニノフ、ロシアの音楽を伝えたい」と。そうっか~グラズノフはこの前のレッスンの時にまずかったからかなぁと反省。 でも、宿題をいただいたことは嬉しい。
来年4月までZ先生とさよなら~は少し寂しいけど、それまでに、もっともっと先生をうならせるくらいの演奏ができるように…(といつも思うんだけど)練習しようと心に誓い、今日は早速、練習に励んだ。これが、続くといいんだけど…
ところで、「もうブログをやめようかなあ」ということですが、もしそうなったら私は先生との接点がまったく失われてしまうので、今のうち、つまらない書き込みをさせていただきます。
東京文化会館が設立50年だそうですね。ということは私が10歳のときです。その頃は演奏会場といえば日比谷公会堂で、何回も行きました。その後は徐々に東京文化会館に重点が移動していきました。小学校の頃は独奏曲よりも管弦楽曲に興味があり、また、レコードで聴くよりはテレビでも演奏会でもいいからとにかく観たい(なぜクラシックでは聴衆といって観衆とはいわないのでしょうか?また、なぜいまだにCDが中心で、画像入りのメディアが少ないのでしょうか?)という意識が強かったです。初めてテレビで観た曲がラヴェルの「スペイン狂詩曲」、好きだった曲が(月並みですが)「幻想交響曲」というわけで、楽器の多様な使用方に興味がありました。
ところが、しばらく経って独奏系の曲もよく聴くようになったところ、好きな曲がシューマンの「蝶々」だっだのです。大人になってから趣味のピアノ再び習いだしたとき、この曲を最初に習いました。どこが好きか考えると、結局は「幻想性」だと思います。もちろん先生の記事にあるような芸術的な感覚については、私は全く感受性がないと思いますが・・・。
と書いているといつまでも続きそうなので、この辺で止めます。今年も何回か書き込みさせて頂き、ありがとうございました。来年ももしブログが続くなら、ときどき投稿させていただきます。それではよいお年をお迎えください。
ブログについては……ときどき、自分自身、たいした内容でもないのに、架空の方々に向かって独り言を言っているようで、考えてみると恥ずかしいことかなぁと思ったり……
でも、N.Nさんのように、コメントを書いて下さると、続ける意味が見つけられたような気がします。
来年も、細々と続けてまいりたいと思いますので、またどんどん、書き込んで下さいね
音楽は、なぜ画像が1歩退いているのか…
たしかに、CDと生演奏では、全然感動が違います。また、実際の演奏会場の空気を感じることも大切だと思います。
ただ、映像が必ずしも必要かどうか…というと私に限って申し上げると…
近年、You Tubeで、昔のピアニストの貴重な映像を見ることができますが、何か同じ音楽を聴いているのに、楽譜を見ながらCDを聴くほうがはるかに頭に入ってくるのは、視覚が邪魔しているからでしょうか…わかりません…
しかし、そうは言いつつ、でもYou Tubeは本当に有難いです。
今まで、実は歌に関してはほとんど興味を持っていなかったので、映像も舞台もほとんど観ていませんでしたが、最近になって、パヴァロッティのさまざまな映像に触れると、自分の小さなパソコンから観ている~なんていうことをすっかり忘れて、まるで、はるか外国のホールで聴いているような錯覚を覚えたりします
なんと、去年は東京文化会館が50周年だとは知りませんでした。実は12/20に訪れていたんです。佐渡裕指揮の第九で。
その日が自分にとっては初の東京文化会館。席は3階でしたが、それでもそこからの眺める景観に圧倒されてきました。そして一番感じたのが、ここで長年いろいろな名演があって、そのいままでの公演し終えたエネルギーがホールに居座るように充満してる気を感じてきました。なので、つい興奮して写メを撮ろうとしたら係員のお姉さんに注意され、最後まで目をつけられてました。(笑)
佐渡さんの第九はすごくユニークに感じました。クラシックの様な威厳な解釈より、もっとポピュラーな解釈で親しみやすい感がしました。それと、バーンスタインの弟子だったからか、所々でスゴくバーンスタイン的なフレーズの捉え方や音が聞こえて来たのが面白かったです。そう感じてました。
そして終楽章の合唱では、オケと合唱がコールアンドレスポンスに聞こえてて、今まで聞いて来たこう芸術的というか哲学的というか、そんな解釈ではなかった様なので、これがまた自分にとって第九を聞く際の新しい解釈になったので面白かったです。で、聞いてる時に「佐渡さんにとって、この曲は合唱のためのも?それともオケのためのものなのか?」と、ふと思ったので、公演後のサイン会で佐渡さんに伺ってみたところ意外な答えが。
「それねスゴいことだよ。ボクも同じこと思ってたんだよ。指揮振りながらね、これは合唱のためなのかオケなのか。ずっと悩んでたんだよ。だからそう感じたのはスゴいことだよ。」と。何かうれしくなってしまいいい思い出になりました。そんな初の東京文化会館の夜でした。
自分は相変わらずライブをしています。明日もライブです。来月の2月は3回ほど予定があります。何かと指を動かしています。そんな中、たまにですが昔のラヴェルの楽譜とか引っ張りだして弾いてたりしまーす。
3年くらい前の浴衣コン以来かな?
第9、聴きに行かれたのですね。そう、東京文化会館って、演奏が始まる前から、何かホール全体に物凄いエネルギーが溜まっているように感じますね。同感です。
佐渡さんの解釈の第9、運び屋さんのコメントを読んでいて、音が聴こえてきます。指揮者によって、同じオケでもずいぶん音が変わるのも面白いと思いますが、佐渡さんも本当に素晴らしい指揮者ですね!
ところで、ベートーヴェンのような古典の作品ほど、時代によって演奏家によってテンポも解釈も大変異なるので、昔の演奏と聴き比べるのも、また面白いですね。
今、私は3月のコンサートに向けて、「運命」のピアノ版を練習していますが、これがまた出だしだけでもいろんなCDを聴き比べると面白いです。ただ、一概に言えないのは、現代だから進化しているとも限らず…ゆっくりしたテンポでも曲のもつエネルギーを最大限ためこんで、全体的に物凄く実感できる名演だったり…
奥が深いからこそ、いろんな角度から研究したくなるのもベートーヴェンならではと思います。
ラヴェル、懐かしいですね(^0^)
今年の浴衣コンにぜひ