エアコン付きのヤンゴンの環状線が9月29日に試運転をしたそうですが
いよいよ10月上旬から毎日運航する予定とのことで
道路渋滞緩和の一環という意味もある様です。
当列車は5両編成で、通路を挟み2人x2人掛シートが19列並びます。
先頭、最後尾車は52人乗りとなっており、トイレも付いているそうです。
運賃ついて
・ローカル:大人、子供問わず400Ks
・外国人 :2US$
車内にはキツイ匂いが出る物や、何とコンやタバコは禁止だそうです。
(これもミャンマー初かも知れません)
始発はインセン駅を出発し、ヤンゴンへ向かいます。
6時30分 Inn Sein駅を出発
6時38分 Thamai駅
6時48分 Kama Yot駅
6時58分 Kyi Myint Tai駅
7時10分 Phaya Lan駅
7時15分 Yangon駅
Yangon駅を基点として
左周りはYangon駅~Mingalar Done駅~Inn Sein駅~Yangon駅で終了。
右回りはYangon駅~Inn Sein駅~Mingalar Done駅~Yangon駅で終了。
途中12駅での停車と、1駅辺り2分の停止時間で、1周に2時15分が掛かります。
(従来の環状線は3時間と言われておりますので、だいぶスピードアップです)
1日に8回の運行を予定しています。
時刻表は以下の通りになります。
右周り
07:25時 Yangon駅出発
07:29時 Phaya Lan駅
07:41時 Kyi Myint Tai駅
07:51時 Kama Yot駅
08:00時 Thamai駅
08:10時 Inn Sein駅
08:23時 Danyin Gone駅
08:45時 Mingalar Done駅
08:56時 Puzun Taung駅
09:02時 Dada Llay駅
09:14時 Kan Be駅
09:26時 Ma Hlwa Kone駅
09:34時 Puzun Taung駅
09:40時 Yangon駅
左周り
09:55時 Yangon駅出発
09:58時 Puzun Taung駅
10:04時 Ma Hlwa Kone駅
10:16時 Kan Be駅
10:28時 Dada Llay駅
10:34時 Puzun Taung駅
10:45時 Mingalar Done駅
11:07時 Danyin Gone駅
11:20時 Inn Sein駅
11:30時 Thamai駅
11:40時 Kama Yot駅
11:50時 Kyi Myint Tai駅
12:03時 Phaya Lan駅
12:10時 Yangon駅
現在の環状線は100Ksなので一騎に4倍の料金という事でございますが
列車の利用者は比較的に貧しい人も多いですから、どちらかと言いますと
目論見通りの渋滞緩和には繋がらない可能性もございます。
当列車はガラガラで、普通列車は今以上にすし詰めなんて事も有り得そうですね。
こちらでは日本と異なり、多くの場合は通勤手当は無く自腹です。
日本で通勤手当100円が支給されていてところを、毎日自腹で300円を加算して
空いている列車に乗れる層は限られると思います。
また、駅ごとにチケット購入が出来て席無しチケットも購入出来るそうですが
まだそう言ったチケットの利用方法に慣れていない可能性が高いので
座席指定のチケットを買った人が、座席指定無しの人が先に座っていて
トラブルが起こることも十分に予測されます。
グリーン車の様に車掌が常に見回って、チケット確認をする必要がありますが
乗降口付近に席無しチケットの人がごったがいしていて、2分間での乗降自体が
大変な事になるかも知れませんね。
現在の普通列車は自転車並みの低速ですが、それでも走行中は警笛を
鳴らしっぱなしで、線路上を歩く人を蹴散らかして走行しておりますが
早い列車が走りますと、踏切を含めて事故が増えそうで心配もございます。
かといって、路線バスの状況も劣悪です。
特別バスといって、本来はエアコン付きで座席数以上の乗客を乗せない事に
なっているバスが主流ですが、こちらもエアコンは壊れたままで使えない
あるいは燃費が悪くなったり、パワーが落ちるので一切着けてくれない
むりくり付けた補助席を含め70人程度の乗車定員が規定ですが
実際には着席出来ない客が狭い通路に50人位が立って乗っていますので
下車時は人の上を泳ぐほどなのです。
劣悪です、ヤンゴンの通勤事情。