ヤンゴン「さくら観光」便り

ミャンマーはヤンゴンの日本人向け旅行会社に依る「さくら観光」が現地情報をご案内いたします。

バカンからの寝台列車が脱線いたしました

2013年05月02日 22時44分16秒 | 鉄道
ついに、という感じではございますが、いよいよヤンゴン管区内でも
暴動が発生いたしました。
 
場所はピー方面へ直線で80Km程にあるオッカンの町で、30日に発生いたしました。
 
すぐに治安部隊が制圧に入ったそうで、今のところはそれ以上の広がりは見せておりませんが
1名の方が亡くなったそうです。
 
時期を同じくして、弊社のお客様が30日の夕方にバカンを出発した寝台夜行列車に
乗車していた訳ですが、1日の予定時刻はおろか、午後になっても到着しません。
 
ヤンゴン駅に問い合わせをしても、遅れている、としか回答が得られません。
 
列車は今回暴動が発生したオッカンの町も通過することから
大変心配をしていた訳ですが、その影響で何かが起こった訳ではなくて
場所はハッキリしませんが、バカンから7時間ほど走った辺りで食堂車が脱線し
立ち往生したそうです。
 
復旧には相当な時間が掛った模様ですが
朝の到着予定だったものが、何と18時の到着と
都合26時間を費やして何とか無事に到着した次第です。
 
まだまだですね、ミャンマーの列車の旅。

列車のご利用には、くれぐれもご注意くださいませ。

電車の電気が点いている

2013年01月02日 21時07分13秒 | 鉄道


ヤンゴンの環状線を走る列車ですが、つい最近は車内照明が点いた
列車が走っており、スピードも速くなった様に思えます。
 
恥ずかしながら、まだ一度も乗車したことが無いので詳しい状況は
分かりませんが、少なくても事務所から見て感じる状況としては
その様に思えます。
 
車内灯の面では、以前遠目には真っ暗に思えましたので
本当に点いていないか、あるいは遠くからは判別が出来ないほどの
暗さだった様ですが最近は写真の通り一部の車両かも知れませんが
遠くからでも照明が点いている事が良く分かります。
 

 
しかし、ドアを開けたまま走っておりますので、かなり怖いと思います。





ミャンマーでは全ての物が不足しており、この様な保線状況も見受けます。
 


まばらな枕木であったり、枕木が傾いていたりします





色々な物が積み重なって、この様な線路の状況ですので
乗り心地が悪い上に、安全面にかなり問題がございます。
 
しかし最近は保線に力を入れ始めたとのニュースも出ており
その一環で環状線もスピードUPや増便を図ったのかも知れません。

写真は無いですが、ヤンゴンの環状線は現在はコンクリート製の物に
交換工事が進められております。

泰緬鉄道の再建が始動

2013年01月01日 11時56分29秒 | 鉄道


第2次大戦時に建設された泰緬鉄道は、戦後に廃線され現在に至っており
つい最近まではミャンマー政府軍と現地反政府組織との間で戦闘が行われており
タンビュザヤ以遠は観光は勿論のこと、外国人の立ち入りは禁止されておりました。
 

 
昨年、パアンのズエカビンホテルで停戦に向けた話し合いが持たれて以降
現地組織との間で和平に向けた話し合いが積み重ねられておりますが
今回はそれを受けて、鉄道再建に向けた動きが新たに出て来た訳でございます。
 
再建後は観光は勿論のこと、タイとミャンマーを繋ぐ大動脈となり
相互に経済発展が見込まれる重要な事業となりそうです。
 

 
静かに眠る、泰緬鉄道の機関車
 

 
タイへと延びる鉄路