【撮影データ】
H27.8.23撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Nikon D610
ISO2000 180sec×5 PHDガイディング
フォトショップでフラット補正、コンポジット、レベル調整等
この写真だけ見たら、宇宙の中で風が吹いていて煙がたなびいているように見えますが、写真左の写っていない領域にNGC6992等のいくつかの散光星雲があり、向かい合った形で現在も毎秒100kmで広がっているようです。
地球から1500光年以上離れていても15倍程度の倍率で星雲の細かい構造まで写るんですから、この星雲がいかに大きく、そして宇宙空間には光を乱反射する物質が少ないかということがわかりますね。そのおかげでこうして写真に撮らせていただいています。
はくちょう座の散光星雲は、どれもノーマルカメラでも良く写ってくれます。ノーマルカメラでは写りにくいHⅡ領域(電離水素が放つ赤い光)以外の光が強いんでしょうねといいながら、わずかに赤い部分も写っていますから、単純にHⅡ領域以外の部分が写っているのかもしれません。
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