
【撮影データ】
H27.8.12撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Nikon D610
ISO2000 180sec×9 PHDガイディング
PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正
去年の8月に撮った写真ですが、何回も何回も再処理をしながら画像処理方法を確立しようと悪戦苦闘しています。
一番最初にアップしたサドル付近の画像です。
フォトショップのCameraRawでRedを強調処理して現像し、周辺減光している部分をトリミングして作成しました。
フラット処理は行っていないんですよね。

2回目の画像は、同じくCameraRawでredを強調処理して現像し、その後、Redが残るようにフラット補正しました。
結果、赤いところだらけのサドル付近の画像となってしまいました。

3回目の画像では、フラット画像そのものを再撮影しました。
R200SSにフードを付けて白いポリ袋をかぶせ、ISO2000にしてパソコン画面を真っ白にしてフラット撮影を行った結果、ほぼ一致するフラット画像を得ることができました。
CameraRaw現像時には、明るさをフラット画像に合うように調整して現像し、その後、フォトショップ上で”差の絶対値”でフラット画像を引き算して、その後、コンポジットしています。
フラットの一致によって、赤い星雲をより明瞭に浮き出させることができるようになりました。
はくちょう座付近の散光星雲はノーマルカメラでも良く写ってくれます。

そして、今日、再処理したものが冒頭に掲載した画像です。
画像処理途中で拡大してみると、高感度ノイズがけっこうありました。ダーク補正もしなければなりませんね。
それと、9枚のコンポジットでは強調処理する段階で画像の荒れがどうしても発生してしまいます。倍以上の撮影枚数が必要かなと思っています。
はくちょう座のサドル付近は好きな領域なので、今年も再挑戦です。