我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

どう思われますか?-1

2006-11-10 06:58:46 | できごと・お話し
書籍を購入するとき、書店に在庫がなければ、今の私はほとんどオンライン書店で発注します。
アマゾンを利用することが多いのですが、紀伊国屋書店もあって、ここだけと云うところはありません。
気になっていた書籍がありました。



小林 昭幸 著
ドリームボックス~殺されてゆくペットたち(毎日新聞社)
勤務先近くの書店には在庫がないので、いつものようにアマゾンで発注しようかと書籍を検索したのですが、読者の評価を読んで発注を止めました。

多分、著作権は主張されないと思いますので、ハンドルネームなども省略して、本文のみ紹介致します。

『この著者は「子猫殺し」のエッセイを発表した坂東氏を擁護する発言を週刊ポスト(9/8日号)で行っています。責任感のない飼い主によって猫が保健所やセンターに持ち込まれて殺処分されることは非難出来るが、飼い主が責任を全うする為に自ら手を下すことは非難出来ないとのこと。 猫に避妊手術をすることに抵抗がある為に生まれたばかりの子猫を崖下に投げ捨てて殺し続けてきたという今回の件に対して、怒りの声を上げずに擁護するコメントを発表した人物が書いた本ということを念頭に置いて読んで頂きたい』。

小林氏の著作で、現状の犬・猫を中心とした動物の殺処分がどうなっていて、どのような方向なのかが、優れたノンフィクション作家の目を通してどのように語られ、紹介されるのかと期待したのですが、読む気が失せました。
購入を考えた書籍では、統計上の数字とか炭酸ガスのことに私の関心はなく、小林氏の、人間としての感性を読みたかったのですが、な~んだと思い、止めてしまいました。



一応、私も少しだけ化学をかじった人間で、炭酸ガスは人間に対してどれ程の影響を及ぼすのかは、建築や土木の、材料工学に関する実験と研究で、二酸化炭素と併せて勉強したこともあります。
ただ、動物愛護センターで、炭酸ガスを使った殺害(一般的には殺処分と表現しますが、今日は殺害と表現します)が行われていたことは、数年前までは知りませんでした。
ですから、知ったときには余りのことに驚き、且つ動揺して、生前のWコーギー・龍之介の顔を見詰めていたことをよく憶えています。
一々記述する必要もないと思いますが、一つだけ書き付けておきますと、炭酸ガスでの殺害はとても時間がかかり、意識は、悶え苦しんで息絶える直前まで残ります。
もう少しシビアに考えると、悶え苦しんで器質的に心臓が停止し、肺を含めた臓器が機能を停止しても、犬や猫たちの意識も同時に消失するのでしょうか。
脳幹を含めた、脳機能の完全な機能停止が同時に、或いは心停止以前に訪れるのならまだましですが、喜怒哀楽の感情を持つ犬や猫が炭酸ガスで殺害されたとき、もがき苦しんで心停止の状態となっても、殺害されている部屋の情景が意識に残っている可能性があるのではないかと思っています。
いずれにしても、どんな表現が適当かを知りませんが、今の日本の殺害方法は、犬・猫たちへの拷問死だと思っています。
要するに窒息死ですから。
私は、建築に関連する知識の一つとして炭酸ガスや二酸化炭素の勉強をしました。
生物学的な資料は持ち合わせていませんでしたが直接、或る国立大学の科学の教授からお聞きしました。
その時の教授の言葉は忘れません。
「あんなの(炭酸ガスのこと)を使ってガス室のようなところで殺されるくらいなら、首を吊って死んだ方がマシだ。ナチスは、どうやったら短時間にたくさんの人間を殺せるかと研究したが、炭酸ガスは初期の段階で候補から外された。なぜなら、苦しむ割に時間がかかって効率が悪いからなんだ。苦しみが持続するんだな・・・」。



参考に、次のブログを紹介します。
炭酸ガス云々よりも、外国での薬殺に関する現状を簡単に教えて頂けます。

http://blog.goo.ne.jp/jule2856/d/20060903

私がこちらのブログを知ったのはつい最近ですが、ニャンコへの愛情に溢れ、でも、批判的な眼差しも忘れていない、感情に溺れない文章でたくさんの現実を教えて頂けます。
お時間があればお寄りになって下さい。