我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

本能的な拒否?

2007-06-09 07:01:26 | かなし・さみし
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亡くなってしまった叶夢(トム)との関わりを一切持たなかった我が家のさくらとムックンのことです。
こう云うことです。

さくらは、我が家を守ることを役目と信じています。
従って、知らない者、知らない事柄に対しては警戒し、威嚇します。
例えば宅急便の配達員が家に来ますと警戒し、吠えます。
郵便物でも同じ。
ムックンはいきなり吠えたりはしませんが耳を立て、警戒します。

さくらです


さくらは今まで保護し、預かったワンコに対しても存在を知らしめ、「私がこの家の犬社会のボスよ」と云うことを主張するために一声大きく吠え、存在を分からせていました。
ムックンはそんなことはなく、少しだけクンクンし、挨拶をして、少しづつ仲良くしていました。
ところが、さくらもムックンも、叶夢に対しては徹底的に傍観者でした。
叶夢を迎えて2日目にゆきから教えられ、観察して驚きました。
そういえば吠え、近付き、匂いを嗅ぐことをしないのです。
一度だけ、ケージの際に置いた、パピー用フードの入ったボールの匂いを嗅ごうとしたムックンが叶夢に一声吠えられることはありましたが、それだけなのです。
ある時、居間にあるゆきえのベッドでさくらとムックンが伏せて並び、ジッと叶夢を見つめている場面を目撃し、ゆきえが言った言葉を思い出しました。
「もしかして叶夢は助からないかもしれない。さくら達は本能的にそれが分かるのかもしれない。だって、さくらが来て6年、ムックンが来て4年を過ぎるけれど、こんなことは一度もない。」

ムックンです


遂に、叶夢が亡くなるまで吠え、近付き、匂いを嗅ぐことは一度もありませんでした。
オカルトチックに言うのではありませんが、もしかしたら、動物達は判るのかもしれませんね。
ところが、叶夢の遺骨が届いてからゆきえに教えてもらえたのですが、ムックンが一度だけ、叶夢の匂いを嗅ぎに近寄ったことがあるのだそうです。
それは、息を引き取った直後、叶夢の遺体をラウンド型のベッドに入れ、居間に置いた時なのだそうです。
ほんの数秒間だったそうです。
さくらは遂に一度も近付きませんでした。

動物達は、衰えてしまった人間の “ 五感 ” を上回るものを持っているのかもしれませんね。
なら、犬達は、亡くなることが判った同類は、亡くなってしまった同類は一切顧みないのかと云うとそうではありませんね。
「家族」や「仲間」として暮らしたワンコの場合はいつまでも亡骸の横に佇む姿を見たことが幾度かあります。
目覚めを待つように、守るように。
病院で亡くなり、冷たくなって我が家に戻った龍之介の傍らから離れようとしなかったのはさくらでした。

我が家に到着した翌朝の叶夢です(皮膚病の治療のため、この日に体毛を刈り上げました)


叶夢は、さくらとムックンが認識する家族にはなれなかったのですね。
今になって寂しく思えて来ました。

天国の叶夢へ・母の想い

2007-06-06 06:49:26 | かなし・さみし
叶夢へ

叶夢が家に来たとき、立ち上がれないほど疲れ切っていたね。
水を飲むのも、ご飯を食べるのも精一杯だったね。
足に力が入らないから歩くことも辛かったのに、絶対にサークルでは排泄しなくて・・・
でも、歩くのが辛いから父が君を抱えて外まで運んで行ったのを覚えていますか?
おしっこをしては座り込み、うんちをしては座り込み・・・
それだけで苦しくて、サークルの中で辛そうに呼吸して・・・
飲まなきゃいけない薬を上手にはき出して・・・
その頑固さに母はつい笑ってしまったよ。

我が家に来て最初の叶夢の顔です


叶夢・・・
今君は仲間達と一緒に遊んでいますか?
走り回っていますか?
ご飯は食べていますか?
ゆっくり眠れていますか?



母は最後の日、「叶夢」と呼びかけたときのまっすぐ見つめる瞳を決して忘れないよ。
そして、何も出来なかった母をどうか許して下さい。
助けてあげられなくて、本当にごめんね。
楽しいことをしてあげられなくて、本当にごめんね。
今度叶夢と会うときは、いっぱい遊んでいっぱい笑顔で
いっぱい走り回ろうね。

亡くなった当日、動物病院の診察台で


叶夢・・・
さようならはとても辛いです。
だからまた会える日を楽しみにしています。
それまでバイバイ 今度は笑顔でね。いっぱい甘えてね。

叶夢の最後の画像です


ゆきえは「どうしても書きたくて書いたけれど、よく分からない文章になったから消して」とムク父に言いました。
でも、そのまま載せてしまいます。
叶夢への、ゆきえの気持ちがそのままなので。

叶夢 さようなら

2007-06-03 23:17:30 | かなし・さみし
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叶夢は今夜6月3日午後9時05分、呼吸困難に苦しみながら虹の橋に旅立ちました。
叶夢はたった一頭で寂しかろうと思いましたが、でも、同じ環境の中で苦しみを共にし、飢えの中で先に旅立った仲間達が待っていてくれることを、出迎えてくれることを信じています。
叶夢はフィラリアとの苦しい戦いからようやく解放されました。

最後の散歩は6月1日午前6時11分でした



叶夢を迎えてたった8日目で短い預かり生活を終えてしまいました。
いずれ、叶夢のことはゆっくりお知らせ致します。
今日は疲れました。
叶夢は明4日に羽根田叶夢として荼毘に付し、小さな形に変わってわが家に戻ります。
わが家に戻った叶夢は五右衛門や龍之介と共に数年は居間で共に過ごし、やがては北国のお墓で静かに眠り続けることとなります。

叶夢の最後のお散歩



最後はとても苦しんで、でも、心臓が止まる瞬間は彼の頭を支え、ムク父の温もりを持たせてあげることが、覚えてもらえることが出来たかもしれません。
叶夢は静かな、どこかで諦めを知っていたワンコだったのかもしれないと思います。
一度は、さくらやムックンとドッグランで駆け回ってもらいたかった。
寂しいなぁ。

日記はしばらくお休み致します。

忘れられないワンコ

2007-03-09 23:48:26 | かなし・さみし
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或る千葉わんのイベントでワンコの話をしていた時、モグママさまが笑顔で仰いました。
「私は30分も一緒にいたら、例え初めて会ったワンコでも別れる時には後ろ髪を引かれる思いだわ。とても寂しい。」
これはムク父も同じ。
どのワンコが最も記憶に残っているか・・・なんて分かりませんが、一緒に暮らしたワンコを除けば、例えば、あみちゃん(マイちゃんとなりました)は想い出のワンコさんです。
今は三重県桑名市で大切に育てられ、楽しい生活を送っていると思いますが、避妊手術の当日、初めて会ったあみちゃんは術後の痛みを覚えたのかもしれませんが、とても不安な眼差しが印象的でした。
里親募集に使う画像を求められていましたから撮影は行いましたが、表情を見て、画像の提供は勝手に控えてしまいました。
こんな表情でした。


そんなあみちゃんを預かりさまのお宅に送り届けたとき、先住犬として生活していたワンコが“ こはくちゃん ” と “ ひなこちゃん ” でした(日記を公開なさっておられます。こちらです)
避妊手術後のあみちゃんに少しだけ心配な体調を懸念なされた預かりさまの申し出で、手術を担当なさった獣医師の病院で再検査を受けた時、たまたまムク父があみちゃんの送迎を担当して、この時にもこはくちゃんとひなこちゃんに少しだけ会うことが出来ました。

あみちゃんは幸せな旅立ちが叶い、預かりさまもほっとなさったと思いますが、ご一家の家族として10年近くも生活を共にしていたこはくちゃんが血管肉腫と診断され、脾臓を摘出し、肝臓にも一つ腫瘍がみられたそうです。
昨年、12月31日付の日記によりますと、緊急手術で一応の生命維持はなされましたが、余命を告げられる状況だったようです。
今日のこはくちゃんは日記に載せられています。

二度会っただけですが、こはくちゃんとひなこちゃんも忘れられないワンコさんとなりました。
元気な姿を見て楽しく思えたのに、こんなことになってしまいました。
でも、こはくちゃんはたおやかに、たのしい犬生を営むことが叶ったと思っています。
それは、こはくちゃんを想う母さまの一文字一文字を追えば分かります。

こはくちゃん、あなたは別れなど望んではいなかったのに、別れを告げなければならない運命に追いやられてしまいました。
ご家族の皆さまやひなこちゃん、こはくちゃんのファンは、あなたに残された時間を静かに追い、あなたを想うばかりです。
どうぞ、旅立つその日まで心置きなく父さまや母さまを、自分だけの父・母として独り占めして下さい。

母さまは寒桜を愛でてこはくちゃんに届けていらっしゃいます。
関東では少し冷え込む地域のお家ですから、華やかな桜が咲き誇るにはもう少しの時間が必要です。
出来るなら、その時まで、こはくちゃんがご一家と過ごすことが叶いますように。

知り得たワンコとの別れは本当に切なく、悲しいものです。
寂しく思い、こはくさんやひなこちゃんの日記を読み返していたら、旅人に贈る言葉として “ 一路平安 ” という言葉が浮かびました。

安堵したことと悲しいお別れ

2006-09-08 21:43:40 | かなし・さみし
昨晩はワンコ達のフィラリア予防薬の投薬日。
我が家に迎えたカイには初めての投薬です。
既に住み着いているフィラリア成虫には直接的に影響しないのですが、万が一のミクロフィラリアの残存を考えて、予防薬に対するアナフィラキシーショックを最小限とするための薬を投薬し、45分を過ぎた頃に予防薬を与えました。
1時間も過ぎて何も異常がないことが認められてホッとしました。
そこで、効果は確認できたので、カイにはフィラリア成虫の死滅が確認されるまでフィラリア予防薬の投与を続けます。偶然なのですが、我が家で使っている予防薬はフィラリア成虫の駆除に有効との複数の記述を読み、臨床でも確認されていますので、残念ですが、カイには予防薬を与え続けることに決めました。
さくらとムックンは5月中旬~12月中旬までの投薬です。
カイの肝臓への負担はありますが、フィラリア成虫の駆除を優先することに決めました。
死んだフィラリア成虫は全て肺の血管(細動脈)に詰まり、肺栓塞を起こすのですが、程度を確認したいので、可能ならばエコー検査をするかもしれません。
根拠はありませんが、カイの健康に期待します。
今回の投与は、理屈では支障のないことは判っていても、何も起こらなくてホッとしました~。


そして今朝、さくらの散歩を終えようとしたら、先月の日記でご紹介した、乳癌と闘っているみみちゃんのお母さんとお会いしたのですが、みみちゃんと一緒ではありません。
「今朝はみみちゃんはお休みですか?」とお聞きしたら、お腹を見せて撫でられているさくらを見詰めながら急に声を震わせ、落涙されながら、みみちゃんが亡くなったことを教えて頂きました。今月の1日だったそうです。

                          8月8日 早朝のみみちゃんです


赤ちゃんだったみみちゃんは捨てられ、餓死寸前だったこと。
ご主人が余りにかわいそうだとご自宅に連れていらしたこと。
赤ちゃんの頃は身体が弱く、よく病気に罹ったけれど、1歳を過ぎた頃から元気となったこと。
乳癌を確認して亡くなるまで2ヶ月間もなかったこと。
最後はとても苦しんで、でも、お母さんに抱かれて命を閉じたこと。
お母さんは一つだけ後悔していること。それは亡くなった今も「手術を施したばかりに寿命を縮めて、みみには済まなく思っている」こと。

「みみが死んで本当に悲しい。死は、こんなに悲しくて切ないものだと初めて知りました。親戚や知人の死には何度も立ち会ったし、連れ合いの親の葬儀も出しましたが、こんなに寂しい思いは初めてです。何を見ても、何に触れてもみみの顔や姿が甦ります。これからどうしたらよいのか・・・」。
泣き崩れることを必死に堪えていると云う姿に、みみちゃんがどれだけ愛されていたのかを感じました。

                           みみちゃん さようなら


貰い泣きを堪えながら、ムク父よりのひとまわり以上は年上のご婦人に一言だけ慰めを申し上げました。
「それ程愛されたみみちゃんは本当に幸せでしたね。草の中に捨てられた命を12年以上も優しく、穏やかに過ごせたのですから。きっと、姿を変えてお母さんやご一家に会いにいらっしゃいますよ、必ず」とだけ。
「姿を変えて・・・。みみは会いに来てくれるでしょうか・・・」
と仰るご婦人に「もちろん。こんなに想われているみみちゃんですから」と努めて明るく申し上げました。
「みみが会いに来てくれるのならどんな姿に変わっていても、私は嬉しい・・・」と仰り、涙を流しながらも丁寧に挨拶を頂き、小さな足取りで私とさくらから遠ざかって行かれました。

みみちゃん、最後は痛みに耐えての生活だったと思うけれど、毎日のように注射を打たれる生活だったけれど、今は安らかにお休み下さい。
そして、虹の橋を渡っても、時々お母さんやご一家に会いに行ってあげて下さい。
もし、それが難しいのなら、みみちゃんとバトンタッチしてもらえる誰かと交代してほしいのです。
お母さんはみみちゃんを、こんなに想っていらっしゃるのですから。

お腹を見せて甘え、一緒にお話を聞いていたさくらがお坐りの姿に戻り、遠ざかる御婦人の姿を目で追っていました。
さくらの頭は御婦人の涙でところどころ、濡れていました。
急に大人しくなったさくらを撫でながらワンコ達を思います。
楽しく、穏やかな犬生を送ってもらいたいと願います。
カイにも、必ずみみちゃんのようなご主人やご一家に迎えに来てもらわなければと思いました。
その為にも本当の健康を、と思わずにはおれません。

「幸多くんでなければ」と仰って幸多を迎えて頂けたご家族のような方が現れるさ。
だから体力をつけて、早くフィラリアをやっつけてしまおうね、カイや。

ももちゃんが可愛かったので

2006-04-13 07:03:06 | かなし・さみし

緊急HELP!迷子になった【なな】を探しています!
4月9日に 深大寺東町付近でななに似た犬の目撃情報がありました。

すぐに現場へ向い捜索を開始致しましたが残念ながら姿を確認する事は出来ませんでした。
里親様がその付近一帯にこれからポスター貼り、1軒1軒にポスティング、聞き込み調査を開始して下さっております。
とても有力な情報ではありますが、お腹が空いて場所移動する可能性が大いにありますのでその情報だけに捕らわれず引き続き広い範囲で捜索を続行したいと思っております。
付近の見回りにご協力してくださる場合は、次のことにご注意下さりますようどうぞお願い致します。

警戒心がとても強いので、声をかけたり追ったりするとさらに遠くへ移動してしまう危険性があります。
又、現在とてもお腹が空いていると思いますので餌に釣られてすぐ近くまで寄ってくる可能性がありますが3年間餌付けをした保護主さんでさえ捕まえられなかった子です。
くれぐれも捕まえようとせずにお手数ですがもし何かありましたらひとまず、どうぞご連絡下さい m ( _ _ ) m
皆様の情報が頼りです。どんなささいな事でも構いません。
目撃なさった方はこちらに情報をお寄せ下さい。

どうぞ宜しくお願い致します


゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜

ももちゃん便りに掲載されていた画像があまりに可愛かったので、また、勝手に盗用してしまいました(ももははさま、まいぱんままさま、すみません - _ - ; )



ももちゃんの瞳に映り込んでいらっしゃるのはももははさまか、ちちさまでしょうか。
ももちゃんはとても落ち着いていて、こんな表情は、狙っても、なかなか残せません。
私の場合、ワンコやニャンコの瞳にはつい、魅入られてしまうものがあって、今日のももちゃんの表情もそんなですね。
これは腕がどうの、キレイがどうのと云うことはどうでもよいことで、その時に居た、立ち合えた者達だけの記憶ですものね。

何気に撮影したスナップが時間を経て、在りし日の面影を突然に蘇らせてくれることがあって、なかなか処分できません。
おかげで外付けのHDDを購入してしまいました。

私にとって、ももちゃんは記憶に残るワンコさんとなりました。

パンちゃん達と天国で駆け回り、楽しく暮らしていてください。

天国のももちゃんへ

2006-04-11 05:29:10 | かなし・さみし
ももちゃん。

勝手に階段を昇り、橋を渡ってしまうとは、呆れた身勝手です。
残された人間がどんなに悲しんでいるのか、判っているのですか。
だいたい、手術だけさせて、頭がスッキリしたからといって自由気ままにパンちゃんと戯れに出掛けるなんて、とんでもない了見です。
ももちゃん、聴いているのですか?。

えっ?こちらは暖かくて気持ちがいい?!
何という言い草でしょう。
そんなことは分かっています。
天国とはそう云うところです。
パンちゃんだけでなくて、仲間もたくさんいる?
だ・か・ら 天国と言うのです。

ご飯もたくさん?
だから?どうしましたか?
いくら美味しいゴハンだって、毎日食べ続ければ太るし、飽きます。
フ・ト・リ・マ・ス!!
あなたは、ははさまがせっかく健康にと願って考えて下さった身体を、あなたの身勝手な食欲のために台無しにするのですか?
いーけーまーせ~ん。
だいいち、太ってしまったらパンちゃんや他のワンコと駆け回ることができなくなってしまいます。
そんなことになったら、何のために天国に行ったか、分からなくなるでしょ!!

だって楽しぃ~?
ガウゥ~○△■★+-±×÷!!
いいですか、よくお聴きなさい。
どのくらい先か分かりませんが、ちちさまとははさまがあなたのところに行かれます。
その時は、きちんとお坐りして出迎えるのですよ、いいですね。
そうしたらニッコリして必ず言うのですよ「おとうさん、おかあさん、天国にようこそ。長い間お待ちしていました」と。
そうしたら、たぶん、ちちさまとははさまは、今回のあなたのワガママを寛大なお心で許して下さるでしょう。

もう、今となっては仕方がないから、食べ過ぎだけは気を付けて、颯爽とした姿で元気に過ごすのですよ。

過ぎし日のあなたの辛い思い出と苦しみは、ちちさまとははさまがご苦労なさって、あなたから取り除けて下さいました。
少しのあいだ、あなたは自身の意志を現すことが叶わず、苦しいときもありましたが、ちちさまやははさまやお医者さまが苦しみを取り払って下さいました。
勝手に天国に行ってしまうとは甚だしく礼を欠いた行状でしたが、パンちゃんと遊べるのなら致し方ありません。
でも、今度は、ちちさまやははさまにあなたがお礼をする番です。

いいですね。
ちちさま・ははさまがあなたをお訪ねになられたら、あなたは頭を垂れてお出迎えし、ハッキリと言うのですよ。
「おとうさん、おかあさん、早くここに来てしまって済みませんでした。これからはいつまでも一緒に暮らせますから、よろしくお願いします」と。
たぶん、おとうさまとおかあさまはあなたを許して、あなたを抱きながら言って下さいます。

もちろんさ。逢いたかったよ、と。

それまでは、パンちゃんや仲間と元気に駆け回り、楽しく暮らすのですよ、いいですね、ももちゃんや。

ももちゃん 安らかに

2006-04-09 12:12:15 | かなし・さみし
今日の日記は、もう一頭のワンコを送る日記とします。

  名前はももちゃん(以前にパンジーとマイの日記に載ったももちゃんです)


まいぱんままさまのお宅で暮らしていた千葉ワンが保護したワンコのパンジーは重い腎臓障害を抱えながら懸命に生き抜き、昨年6月1日の未明に旅立ったのですが、生きようとするパンジーの身体のケアをまいぱんままさまと共にお手伝いなさったお宅に暮らしていた雄のワンコでした。

過去形で書かなければならないのは、巨大に成長してしまった脳腫瘍を摘出し、生命を繋ぐべく施した手術の結果、残念なことに、パンジーの後を追う結果となってしまったのです。

詳しいことはまいぱん日記のももちゃん便りに書かれていらっしゃるのでお読み頂くとして、私には一度もお会いできなかったももちゃんのことがとても気になっていました。

ももちゃんは長い放浪生活を生き抜き、幸い、ももははさまご一家に迎えられ、安住の地を掴むことの叶ったワンコでした。
私が気になったのは、今はとても幸せな生活を送ることが叶った幸多くんというワンコの生活を重ねていたからでしょう。
多分、幸多くんの放浪時代と似たような暮らしだったと思われるももちゃんに感情移入し、側聞する母さまやご一家の想いに昔日の我が身を重ねて、私なりにももちゃんの回復を祈ったのでした。

自分の要求はハッキリと現し、阿ることなく自身の生活を主張し、でも、なぜだか人間の心を掴んで放さないももちゃんというワンコに思いを馳せ、応援していたのですが残念でした。

先に述べた麦じいさんや、今回のももちゃんと云う、それぞれに辛い過去を背負わされて、それでも幸せな生活を掴んだワンコが続けて橋を渡ってしまい、へこみます。

ももちゃん 残念でした。
でも、幸せな生活を掴むことが叶いましたね。
多分、ディジーちゃんやパンジーちゃんが君を迎えてくれていますね。
ゆっくりと、わがままに、あなたの生活を送って下さい。

ももちゃん、さようなら。

麦じい さようなら

2006-04-09 08:45:01 | かなし・さみし
幾度もお悔やみの書き込みを試みたのですが、途中で指が動かなくなって、続けることが叶いませんでした。

麦くんがmikiさまのもとで預かりを始めたとき、里親募集の案内を妻と共に読んで呆然としました。
事情はあったのかもしれませんが、こんな子を捨てるなんてと云う怒りと悲しみでした。

しばらく時が過ぎてなかなか里親さまが現れないと思ったとき、妻と話して「もし、もう一月が過ぎて里親さんが現れなかったら我が家で引き受けて、ゆっくり暮らしてもらおう」と決めていました。
直後にmikiさまがお子として暮らすことを知りました。
べこままさまが仰いますように「本当に不思議。ちゃんと、ピタリの里親さんが現れて幸せな生活を」の実現と思い、神様は我々よりmikiさまを選んだのだねと話していたのです。

下の画像はプチ里親会の会場に麦くんを伴われていらしたときの、公開していない幾枚かの画像の中から数枚を選んで載せ、麦くんを想い出してもらえたら思い、この日記を書きました。
私の中での麦くんは、昨年11月20日のプチ里親会での麦くんが生き続けています。


                   クン クン


                この麦くんも思い出します



            麦くんが笑っているように見えるのです
     

       拡大すると 麦くんの瞳にはmikiさまがしっかりと映っています


       麦くんがmikiさまを見つめ mikiさまはとても穏やかな笑顔です


                         さようなら 麦じい


麦くんがみなさまに愛されていたことはお悔やみの意を表す書き込みにたくさん述べられていて、今さら私が言うべきこともありませんが、みなさまが麦くんを「 むったん 」 「 麦じぃよ 」 「 麦ちゃんは 」 「 麦タン 」 と呼ばれていたことでもわかります。

麦くん、mikiさまご一家と暮らすことが叶ったことがあなたの一番の幸せでしたね。
mikiさまはもちろんでしょうが、私もあなたのことを、あなたの姿を決して忘れませんよ。
甦った姿で、天国を駆け回ってください、麦くん。