我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

カイの里親さん探し

2006-11-02 06:54:43 | 預かりワンコ
カイは現在4歳半です。
育ての親であるNさまより、それまでの生活と異なる世界を経験させたい、とのご意見を受けて我が家に迎えました。
それまでのカイの生活は、或るお宅の庭が生活のほとんどだったようで、本当のお父さんや兄弟犬と一緒の生活でしたが、犬社会の中でのカイは一番下だったようです。

オドオドして、いろいろな音に対してとても敏感に反応します。
中でも傘を怖がり、棒状のものも怖がります。
極め付けは傘の布、或いは化繊の擦れる音が怖い様子で、例えば2メートル以上も離れて(リードの長さ一杯に離れて)いても、傘を開くとブルブルと震え、更に逃げようとします。
余程、怖いのですね。
ですから、雨の日にカイと散歩に出るときには開いたままの傘を玄関先に置き、その傘を持って散歩を始めます。


                      この耳の状態が一番楽しい時のカイです


最近のカイは子犬のように “ 噛むこと ” に一生懸命です。
何でも噛みます。
でも、これ以外は、取りたてて困る行動はありません。
もちろん、躾についてはまだまだでしょうが、これから練習すれば充分でしょう。
残念なことに、フィラリア成虫が体内に生息していますが、米国の犬フィラリアに関する学会のレポートにあるように、或るフィラリア予防薬の連続投与で減虫が確認されているので(特に若いフィラリア成虫によく反応するようです)、この方法で健康を取り戻したいと思っています。
先程のレポートでは、16ヶ月の連続投与で減虫率・約60%近い実績があるようです。
頑張ります。
ただ、カイの場合は症状が全くなく、獣医師も「成虫の数は少ないのかもしれない」とのことでした。
少し、時間は必要でしょうが、完治すると思っています。

カイは人間との関わりの少ない生活でしたので「躾」や「芸」についてはこれから勉強です。
確かに散歩も下手ですし、芸らしい芸は何も出来ません。
でも、とても愛らしい瞳と仕草をもっていて、ムダ吠えはありません。
「この人が私のご主人」と思い定めれば、とても忠実なワンコだと思っています。
もし、ご関心を頂けるのなら、引き続き、カイの生活をご覧になって下さい。

カイは、お年を召された方が中心のご家庭でも充分に生活を共にすることの出来るワンコだと思っています。
少し時間を頂いて、穏やかにカイの心を開かせながら、皆さまの友となりますように訓練をすすめたいと思います。
カイはカワイイやつです。