Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

悪夢のムアンサンパーン、やっと安心のムアンクア(ラオス)

2017年10月23日 | 旅の情報
 ポンサリーからムアンクアまでバスで行くかスローボートで行くか。
バスだと9時間かかるが、スローボートだと6時間ですむ、費用はスローボートだとバスの倍以上かかる。
ダイヤモンド社の「地球の歩き方」、別名「地球の騙され方」に、「ポンサーリー~ムアンクアへの移動情報」が書いてあったので、時間短縮を重視して、スローボートで行くことにした。
 午前9時53分にハートサー船着場を出て、12時22分にダム・サンパーンの船着場に着いた。
ナムウ―川の川下りは趣があったが、その後が最悪であった。
午後2時にムアンクア行のバスが来るとのことであったが、バスは来なかった。ラオスの片田舎、英語で話しかけても無視される、苛立ちと不安ばかりが先に立つ。外国人旅行者が滅多に来ない街では、外国人は好奇の眼で見られても、まったく親切にはされない。よそ者には排他的である。
 地元の高校生の話ではバスは朝8時と9時の2便だけとのことであった。半信半疑で5時までバスを待ったがバスは来なかった。
人相の悪そうな、オッちゃんが10万キープ(約1,300円)でムアンクアまで送ってやると言ったが、10万キープは高すぎる、途中で強盗に豹変されても困る、命は惜しい、と思い安全上のこともあり断った。後ほど、「しまった!」ムアンクワまで送ってもらった方が良かったと後悔したが。
 ムアンサンパーンの街でゲストハウスを探したが、宿はたった一軒だけ、それが最悪であった。ラオス人向けの木賃宿と言えばいいのか、シャワーもなければ洗面台、カガミ、洗面用のコップもトイレットペーパーもない。
ゴキブリが徘徊し、排水口から異臭、ドブ川のにおいが部屋に満ちていた。雨露を凌げればイイと自分に言い聞かせ、翌朝、目覚めた時に南京虫に噛まれなかっただけマシと思い、自分を納得させた。
 逃げるように木賃宿を飛び出し、何をすることもなく、バス発着所で待っていると、本当に午前8時前にムアンクア行のミニバスが来た。これほど嬉しいことはない。険しい山道を、ナムウ―川に沿ってバスは走り2時間弱でムアンクアに着いた。
ムアンサンパーンの街にまともな宿泊施設が出来るか、ムアンクア行の午後のバス便が増発されない限り、現実的にポンサリーからムアンクアまでのスローボートの旅には無理がある。           



ハートサのバスターミナル(トクトクで街の中心から約7分)



ナムウ―川の船旅



ダム・サームパン



サームパンの船着場


ムアンクア行のバス発着所(時刻表も何もない)


                     (2017年9月現在)


アドバイス:ポンサリーからムアンクアに行くには迷わずバスで行ってください。






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