Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

パンデミック禍の海外渡航(4)

2022年10月21日 | 旅の情報
2度目のバーンチェン遺跡 (ウドンターニ・タイ)

 タイ東北部、ウドンターニ近郊に先史時代の非常に興味深い遺跡があると聞いて行ってきた。
写真を撮影することに夢中で、よく観察もしないで、素晴らしいものを見たという余韻だけを
残して帰ってきた。
後で気付いた事だが、独特な模様の「壺」の胴と首で描かれているストーリが違うことに気付いた。
「胴」部分は植物の蔦か種子を連想させる抽象的な模様で、「首」部分はイノシシ、舟、人物という
具象的な模様で構成されている


器体


首部分 描かれているのは「舟」か?


胴部分、渦巻きの抽象模様



器体


首部分、人物が描かれている


胴部分、豆類の植物模様か?

 バーンチェン遺跡は紀元前4000年~3500年の先史時代に稲作を行い、豚や牛、ニワトリといった
家畜を飼育し、ガラスや青銅器、鉄器を使うなど、タイ東北部に高度な文明があった事を証明している。
バーンチェン国立博物館では先史時代のバンチェーンの生態環境、狩猟、農業、織物、鋳、鍛金、陶器製作など
出土品を元に復元しジオラマ、モデル人形を使い展示している。


糸を紡ぐ


鍛金


鋳金


壺つくり、絵付け


野焼き風景




犬、豚、牛、ニワトリの飼育


鹿の狩猟

ポー・シーナイ寺院では屋外博物館を設置し発掘当時の発掘現場の状況をそのまま保存している。 


ポー・シーナイ寺院の屋外博物館外観


内部風景


調査風景ジオラマ




発掘当時の状況


当時の埋葬方法、割れた壺を遺体の周りに置いている

データ:
ウドンターニの長距離バスターミナル、17番乗り場。サコーンナコーン行きのバスに乗り、
途中バーンチェンのバス停で降ろしてもらう。
サームロかモータサイに乗り換えて約10分でバーンチェン国立博物館に着く。




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