Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

東京工芸大学パクリ疑惑

2015年12月21日 | アート全般
 2001年にヨーロッパにデザイン・リサーチに出かけた折、チュリッヒで見かけたポスター。人類の進化の過程を示し、人がゴミを拾っている。何ともユーモラスであり、空間配分(レイアウト)も完璧で申し分ない。
 一方は小田急線の車内広告で見かけた、2007年度の東京工芸大学の学生募集ポスター。
『「写真教育」をルーツとし、つねに進化しつづけ84年の歴史!』 
ここに描かれているイラストはチュリッヒで見かけたポスターのイラストとほぼ同じではないかと思い、東京工芸大学に問い合わせた。
 後日、担当者から電話で「外注したデザイナーに問い合わせたところ、盗作ではないと言っているので、盗作ではありません」との回答をいただいた。あまりにも簡単すぎて、何とも釈然としない答えである。東京オリンピックのエンブレムの盗作疑惑で一躍有名になった佐野研二郎さんだって「盗作ではない」とわめき続けているではないか。
どう見ても「佐野研二郎してる」としか思えないのだが、みなさんは2枚のポスターを比較して、どのように判断されますか。


チュリッヒで見かけたポスター




東京工芸大学の学生募集の車内広告









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