Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

村上春樹のルアンパバーン、ガイドツアー(1)逆説的旅行案内

2020年08月02日 | 社会学/社会批評
イントロダクション introduction

  皆さんをルアンパバーンのガイドツアーに御招待いたします。参加費は
無料です。「え~、タダより高いものはナイ・・・」とおっしゃるあなたは賢明
な考えの持ち主です。でも、ご安心ください。健康食品のコマーシャルでは
ありません、本当にタダですから。ただ、宿泊代は含まれていませんので、
私が以前に泊まったとびっきり豪華なリゾートホテル「アマンタカ」に宿泊
をご希望される方は一泊10万円と20万円のお部屋をご用意しております
ので、別途お支払いください。「え~、そんなお金ない」と驚かれる方もご安
心ください。一泊1,000円程度で泊まれるゲストハウスを多数ご用意して
おります。
 集合は成田でもなければ関空でもありません。現地集合、現地解散です。
取りあえず、観光局の並びにある、ルアンパバーンで一番の高層建築物
「インディゴハウス」の前に集まりましょう。高層建築と言っても4階建ですの
で、「通天閣」のように遠くからは見えず、目印にはなりませんので注意して
ください。ちなみに観光局の前にラオスでしてはいけない事とイラスト付き
の看板が掛けられていますのでご熟読ください。くれぐれもバルコニーの
欄干に足を投げたりしないでくださいネ。

  はい~、センセ~質問です。「村上センセー、旅エッセーの167ページで足
を投げて本を読まれている、お写真がございますが」、ああ~さすが、籠抜
泰典クンいい質問ですネ。アレは言わば「反面教師」ですヨ。ラオスでしては
いけないことを具体的に示すためのパフォーマンスですネ。
そんなことも分からず、私を非難する「輩」がいて困ったものです。
冗談を理解するセンスを身につけて下さい。


観光局にイラストつきで掲示されている、ラオスでしてはいけないこと


この写真で、ラオスでは「最も下品な日本人」としてヒンシュクを買っている


(注意:巨匠、村上春樹の旅エッセー「ラオスにいったい何があるというんですか?」をもとに、ルアンパバーンのガイドツアーを
構想して書いたものです。巨匠はひよつとしたら虚匠かもしれないが)

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