Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

ムアンシン観光案内(ラオス)

2022年01月21日 | 旅の情報
ムアンシンでひと安心

 ムアンシンはルアンナムターから西に約60㎞、中国国境に近いラオスのひなびた寒村で
中国国境のパーントーン(パンハイ/班海)からの大型トラックが目に付く。
 町を歩けば中国の家電量販店、スーパーマーケットでは中国語の表記、中国製品が目立つ。
中国人が多いせいか中国語が聞こえてきて、中国通貨が普通に流通している。
 やたら両替商が多く、「ラオス通貨(キープ)を使いましょう!」と政府の告知文が掲示
してある。近隣の村々にはタイ・ルー族、モン族、アカ族などの山岳民族が暮らしている。




この地方独特の建築物


 一昔前は雲南に都を置いていたシップソーンパンナ王国に属していて、
家並みは中国やビルマ(ミャンマー)の影響を受け、街はビルマの
マンダレーを倣って作られた。
 かっては城壁に囲まれていて、街は碁盤上に整備されている。
そのせいか他のラオスの街並みと少し雰囲気が違っている。
第二次大戦の戦火を逃れ、昔の街並みが残されている。
 街の中心は旧市場跡で、フランス統治時代アヘンの取引で栄えた。
現在はアカ族やモン族がそれぞれのカラフルな民族衣装を
身につけ、山から下りてきて、野菜や果物を売りに集まってくる。
夕方にはナイトマーケットが開かれ、カオ・ソーイやタケノコや
魚、鶏肉料理など郷土料理を楽しむことができる。


県観光局のオフイス


民族博物館

 1920年代に建てられた、かつて商家だった趣のある
木造の家は県観光局のオフイスとして使われている。
このツーリストオフイスから少し歩いた所に、この地の豪族が
使用していた木造の家屋が民族博物館として、少数民族の衣服や
農具などのコレクションを展示している。
異次元文化に触れ、理解する意味で、この博物館は必見である。


ムアンシン市場でゴマ団子(オーロー)を売る、可愛いおばちゃん


道端で野菜を売る少数民族のおばちゃん

ルアンナムターより、さらに変化に富んだ自然に出会うべく、
トレッキングの参加者が増えている。
ツーリストオフイスで近郊の山岳民族の村を巡るツアーを
開催している。トレッキングツアーに参加するのがお薦めである。


ルアンナムター近距離バスターミナル


ムアンシンバスターミナル


データ:
ルアンナムターの近距離バスターミナルから所要1時間40分。
バスターミナルはムアンシンの市場横。
30,000キープ(約390円)街の中心まで約15分。




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