Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

あなたの知らない台湾(5)

2020年07月20日 | 旅の情報
茂林(マオリン)-魯凱族の暮らす秘境


 朝食も取らずに、そそくさとホテルを飛び出し、高雄駅から高鐵左營駅までメトロに乗った。
7時32分発の「旗山」行の高雄客運バスに乗り損なうと、一日の計画が丸潰れだ。
 旗山には8時8分に着いた。バス待合所で40分ばかり時間を潰し、8時50分発の多納行の
バスに乗った。バスの運転手の名前は、「郎論馬哩吉」ガラが悪く荒っぽい運転で、後でバス
会社に抗議してやろうと思いノートの片隅に名前を書き留めておいた。
 旗山からの道路は幅が広く整備されていて快適だった。多納大橋を通過してしばらくすると
道は上り坂でくねくねとしていた。1時間10分ばかりで終点の「多納」に着いた。


多納バスターミナルに建つマリア像。顔は観音様か?

 多納集落は高雄市の北東部中央山脈南麓に位置し、奥深い山々の連なりの中で、青々と茂った
森と青く澄んだ渓流、そそり立った渓谷や滝に囲まれ、珍しい動植物が生息している。
世界的にも蝶の越冬地として有名である。ここに台湾原住民族の「魯凱族」が暮らしている。




「瑪姿餐飲店」、原住民族の郷土料理が食べれる


分厚い石板の上でソーセージや猪肉を焼く

 伝統的な石造りの独特なストレート家屋、工芸品、原住民族料理など芸術的とも言える。
村落には蛇や百合の花、壺など、ルカイ族の文様を見ることができる。
「昔々、太陽の神様が、この世に壺を持って来た。この壺を割ると人が現れた。この人がルカイ族の
祖先である・・・」というルカイ族の伝説がある。蛇はルカイ族の守り神とされている。


一山淋多納珈琲屋


集落の公民館


小米粽


データ:
高速鉄道左営駅から高雄客運バスで「旗山」下車。旗山からH31に乗り換え、終点「多納」下車。

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平日時刻表
往   旗山 →    多納
08:50    10:15
復   多納 →    茂林區公所 →   旗山
    11:30   12:00     12:55
    15:10   15:40     16:35

平日 旗山08:50発のバスに乗車するには、高雄左営、高雄客運バス07:32発か07:50発
(土、日は07:20発か07:50発)に乗車する必要があり。

土、日時刻表
往   旗山 →      多納
    07:30     08:55
    08:45     10:10
    10:50     12:15

復   多納 →     茂林區公所 →   旗山
    14:30    15:00     15:45
    16:30    17:00     17:55
    17:30    18:00     18:55

往路は「旗山」から終点「多納」へ直行、周辺を徒歩かバスなどで観光。復路は「茂林區公所」から「旗山」までバス乗車。

アドバイス:
多納集落以外にも近隣に多納高吊橋、龍頭山展望台などがあり、また茂林集落には紫蝶3D視聴室などがある。広範に
わたり見どころが散在しているので、徒歩とバス利用での移動となるが、平日はとても廻り切れないので、旗山に宿を取り、
11月から2月の土、日に旗山発 7:30のバスに乗ると、ゆったりと散策できる。

※ 11月から2月の蝶飛来シーズンは土、日にバス便を増やして運行。

                        (現地にて要確認)





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