金融庁は保険ブローカーに関する規制を見直す。保険ブローカーをより使いやすくする方向。今後、保険業法や監督指針の改正に着手する方向である。見直し案としては以下。
・企業がブローカーと保険代理店の両方を同時に使えるようにする。ブローカーと保険代理店が提案内容を競い合う環境をつくる。
・ブローカーの収入源は現在は保険会社側からの手数料のみであるが、契約者側からも手数料を受け取れるようにする。
・ブローカー事業に参入する際に必要な最低保証金を2000万円から1000万円程度引き下げる。
1990年代の保険自由化の際に日本でもブローカー制度が導入された。しかしながら2023年度の保険料収入ベースシェアではブローカー経由は1%未満。約9割が保険代理店経由である。