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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
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エクセレント東山 -2019/11/27

2019-12-05 |  ├エクセレント東山
すっかり秋らしくなった11月の下旬に、エクセレント東山での第23回目の活動を行いました。

先月の活動では、この時季の恒例となった春咲きの花の“苗”を植えて頂きました。
そして今月は、春咲きの花の“球根”( チューリップ・クロッカス・フリージア )を植えて頂きました。

利用者さんは、花や野菜を植えることに積極的に関わり楽しそうな様子を見せてくださいます。
そこで、春咲きの花植えを二回に分けることにして、遅く植えることが可能な“球根”を今回植えて頂くことにしました。

また、もうすぐクリスマスということで、クリスマスらしいクラフト作成はないかと考えました
そして、だんだん出来上がっていく段階を楽しんで頂けるクリスマスリースを作って頂くことにしました


春咲きの球根を植える
クリスマスリース作り

今回の活動は、はなとたえが担当しました。


春咲きの球根を植える

準備したもの
*球根チューリップクロッカス・フリージア
スクラップブック (これまでの活動で咲いた花や野菜の写真)
プランター(土を入れたもの)
土(植えるときに利用者さんに入れて頂く用)
ビニール手袋



ビニール手袋をつけて手遊び

球根植えの前に、いつものようにビニール手袋を付けて、ジャンケンほっぺたを触ったりなど、遊んで頂きました

とても嬉しそうな笑顔を見せてくださる方や、隣の方と手を握り合い微笑まれる姿も見られました



作 業 開 始

まず、これまでに植えて頂き中庭に咲いた、野菜の写真を集めた〔スクラップブック〕を見て頂きました。
球根から咲いていく花をイメージしてもらい、植える喜びをいっぱい感じて頂きたいと思ったからです。

わ〜、きれいやなぁ」と、じっと写真に見入られる方もおられました。

プランターと球根が運ばれてくると、「早く植えたい~」と席から立ち上がって植え始める方もおられました

皆さんが、球根を土の中に入れるのも、その上に土をのせていくのも、慣れた手つきで進めていかれました



クリスマスリース作り

準備したもの
新聞紙
アルミホイル
モール
飾り(リボン・ポンポン・松ぼっくり)
ヒモ(リースを吊るす)


丸いクリスマスリースの土台は、新聞紙をくるくると丸めて、輪っかにして作ります。
作業工程にをつけて、それぞれ次の工程から作って頂きました。

二階三階 : 土台を完成した状態から
一階 : 土台から作って頂く

次に、土台の輪っかをアルミホイルで包み、金色のモールを巻きつけていきます。
モールを「これはどうやってつけるの~?」と戸惑う方もおられましたが、皆さんが、丁寧に巻いていってくだいました

そして飾りのリボン・松ぼっくり・ポンポンを、好きなところに好きなだけ付けて頂きました。

ポンポンを手に「これは右の方がよいなぁ〜」、「松ぼっくりをもう一個ちょうだい」など声を上げられながら〜
皆さんがご自分自身で、工夫しながら楽しみながら リースを仕上げていかれました

今回、目がご不自由な利用者さんにも同じ材料でクリスマスリースを作って頂きました。
アルミホイルを巻く時のや、モール・松ぼっくり・ポンポンの手触りを丁寧に感じながら仕上げてくださいました


完 成

キラキラ輝くモールと色とりどりの飾りが華やかで、クリスマスらしいリースが完成しました

皆さんが、満足そうな笑顔でカメラに向かってくださいました。



 クリスマスベルを折る ~一階の方と~

クリスマスリースを早く完成された方に、折り紙でベルを折って頂きました。

私は金色にする」「ここは、どうするの?教えて~」など 楽しまれていました


歌を唄う

活動の終わりに、クリスマスにちなんで「ジングルベル」と、少し早いですが「お正月」をみんなで唄いました

「♪今日は楽しいクリスマス♪ヘイ腕をつきあげて、最後のポーズも決まりました

お正月」のゆったりとしたリズムに乗って、手をゆらゆらと動かしながら唄ってくださる方もおられました


~ 今日の中庭 ~

先月植えた苗がしっかりと根付いていました
ガーデンピックは、粘土が溶けてきていたので抜きました楽しませてくれて感謝です

これから、少しずつ少しずつ大きくなっていくお花を、皆さんと楽しんでいきたいです



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
ツリーの周りに皆さんのクリスマスリースを飾りましたクリスマスの喜びでいっぱいです

利用者さんに折って頂いたベルは、クリスマスツリーに飾りました



編 集 後 記


今月は、春咲きの花の球根を植えることと、クラフトを行って頂いた。
植えることに関しては、回を追うごとに、皆さんが意欲的になられ手際もよくなられている。
それで今回「もっと植えたかった」という声も聞かれたので、今後の活動において検討していきたい。

また今回のクラフトに関しては、次のように、メンバーが良かったと感じたことが多かった
・少しお手伝いするだけで、利用者さん自身で作業を進められて、皆さんが仕上げられた感を強く持てた。
・見本もあり、何を作っているのかが分かりやすかった。
・材料(新聞紙・アルミホイル・モール・松ぼっくり・ポンポン)の、“手触り”や触った時の“音”が、それぞれ違っていてよかった。
・時間的にも余裕を持って、作って頂けた。


今回、今までにない様子で関わってくださった、二人の利用者さんのことを書き留めておきたい。
その様子から、これからに繋げていきたい、次のような気づきも得られた。

[活動に関わろうとされない方]や、[身体が不自由な方]に対して、私たちが一方的に関わろうとすることを止めてはいけない

[ 関わろうとされなかった方 ]
活動のたびに「何をやっているか、全く分からない」と言われて、今まで園芸にもクラフトにも殆ど参加されなかった。
それが、先月初めて、花の苗植えを一緒に行ってくださり、今月は、球根を植えるのもクラフトも行ってくださった
クリスマスリースを完成されて、出来上がったリースと一緒に写真にも写ってくださった。
その様子から、一つ一つの工程を丁寧に説明すると納得されて、参加してくださることが分かった。
また関わっていくと、ご自身が認知の進行に不安を持たれていることが分かり、それが関わられない主な理由だったと理解できた。

[ 身体が不自由な方 ]
半身がご不自由なその利用者さんは、参加されても「あなたがやって」「どれでもよい」と言われることが多かった。
しかしながら、回を重ねるごとに積極的になられ、片方の手が不自由でも、花の苗や球根を植えてくださるようになった。
またクラフトも、手を添えてもらわれることはあっても、殆ど一人で完成されていくようになった。
そして何よりも、活動の間中ずっと笑顔で過ごしてくださるようになった


私たちは活動させて頂くにあたり、施設には様々な方がおられるので、無理強いはしないことを大切にしている。
しかしながら、今回のことで、「関わられたくない方だから仕方ない」と勝手に思い込んでいてもいけないと実感した。

やはり、関わってくださり、そしてその様子が嬉しそうであると、私たちはとても嬉しい
だからこそ、さらに繊細に丁寧に、お一人お一人の気持ちを察しながら、関わらせて頂きたいと思う。


利用者さん、職員の皆さん、本当にありがとうございます