goo blog サービス終了のお知らせ 

三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
※写真文章の無断転載リンクを禁止

高齢猫の治療と看取りが続く 14

2025-03-16 13:13:38 | 高齢猫の治療と看取りが続く

保護猫カフェ運営時代は保護依頼が多く、自分の力だけでは飼育ができなくなり、子猫や病気の猫は預かりボランティさんに飼育を、お願いしていました。その中の1匹、モモちゃんが3月13日に、預かりさん宅で病死しました。12歳。死因はリンパ腫。モモちゃんは、2013年の春生まれ。子猫で保護。エイズキャリアで、保護時は病弱でした。預けると言うより病弱であることを理解していただき、自分の猫として飼育してもらうよう、お願いしました。飼育費用は預かりさん、医療費は私が負担することを、お約束しました。

12年間。一人っ子で愛情いっぱい、幸せいっぱいの生涯でした。

2024年10月の写真を頂きました。

病気になる前は、4キロを超えた綺麗なお猫さんでした。

猫のリンパ腫は珍しい病気ではありません。私も私の知人友人も、何匹かのリンパ腫の猫の見取りを経験しております。その結果、リンパ腫は治療しても治らない。抗がん剤は辛いと思っていましたが、今回は、医学の進歩に期待して、猫に負担がかからない、可能な限りの治療を行いました。動物も癌が多い時代です。抗がん剤治療がどのようなものか、治療費はどのくらいかかるのか。書き残しておきます。

今回、きちんとした治療を行った理由は

1、消化器系の腫瘍であったため。

(リンパ腫は、個々に腫瘍がでる場所が違います)

2、猫が痩せてなく、食欲があったため

(私の胃がんの治療の経験上で、体力が有れば、抗がん剤の副作用は弱いと実感していたから)

3、自分が飼育する猫ではなく、子猫の時から預かりさんに預けた猫だから。

(大切に育ててもらい、我が子にように暮らしていただきました。1日でも長く生きて欲しいと、私も心から願いました)

4、毎月の寄付金が安定しており、医療費を使う事ができたから。

5、現在のがん治療の様子と、抗がん剤の効果を知りたかったから。

以下、モモちゃんの治療に掛かった費用を、お知らせします。

2025年11月19

●体調を崩し(吐き気)治療。エコーで腹部の検査。血液検査。

費用16,830円

小腸に影があり、リンパ腫と腺がんの疑い。余命は、治療無しで1ヶ月。抗がん剤治療で3ヶ月。獣医、預かりさん、私とで治療方針を決める。

11月29日

●CT検査を行うためのレントゲン検査。費用12、650円

11月30日 

●専門病院にてCT検査。画像を見ながら患部に針を刺し、細胞を採取。生体検査。費用141、900円 

結果が出てから手術をするかどうか、決めることにする。

12月10日

●画像診断の結果、胃と小腸に腫瘍がある。生体検査の結果はリンパ腫。

手術は不可能で抗剤治療(2週間に一度。副作用は弱い)を、受けることにする。1回目の抗がん剤 7,353円

普通食だと下痢となるので、療法食に替え、下痢止めの対処療法も行う。

12月24日

2回目 抗がん剤  8、030円

2026年1月7日

3回目 抗がん剤 8、030円                

1月21日

4回目 抗がん剤 8,030円                  

2月4日

5回目 抗がん剤治療9、350円 

2月18日

6回目 抗がん剤治療費 8、140円

3月4日

これまでの抗がん剤 が効かなくなり、大幅に体重が減ったため、抗がん剤治療は中止。

治療費  13、860円(エコーで腫瘍が大きくなっていることを確認)

以上、治療費合計は、234,173円(交通費は別)

私の使う獣医さんは、普通より安いと思っています。

CT検査14万円が大きいです。

余命は診断から、約4ヶ月に伸びました。何もしなければ、食べることができなくて、1ヶ月で死んだと思います。モモちゃんの場合、食欲は最後まで有りました。食べる量が日に日に減少し、最後はウエットを舐めるだけとなり、貧血が進み、衰弱していきました。抗がん剤による、大きな副作用はありませんでした。

弱っても最後まで歩いていたし、最後まで預かりさんと寝ていたそうです。

猫を家族と思う人にとっては、大切な4ヶ月だったと思います。

3月14日。お葬式を行いました。良いお天気でした。

預かりさんにとっては初めての看取り。憔悴されていましたが、看取りに、後悔は無いと言われていました。お骨は生涯、手元に置きたいとのこと。

お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

私も一つの責任が果たせました。本当にありがとうございました。

シェルター運営を支えてくださるサポーターをお願いしております。

  • 12月現在/サポーター数90(増減があります)
  • マンスリー240,000円(1月分)
  • READYFORへの支払い手数料 21,120円
  • 2月25日受け取り金額/218,880円(全て飼育費用に当てております)
  • 目標金額は30万円/目標金額まで約10万円を必要としております。

READYFOR常設型/継続寄付型プロジェクトはこちらへ

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石神井の猫を想う 6 | トップ | シェルター家賃支払いについ... »
最新の画像もっと見る

高齢猫の治療と看取りが続く」カテゴリの最新記事