三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
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私が経験した抗がん剤の副作用 5(4の補足)

2024-08-28 12:04:38 | 私の病気(胃癌)について

文章作成能力が低下しており、長文になり過ぎています。この1年の経験と、思ったことを纏めてみました。

結論からですが「抗がん剤治療は試す価値がある」と思います。現在の治療方法は昔と比べ、大きく変わっています。論文読むとか専門書を読まなくても、こんな小さな本だけでも理解できます。

私は最初「抗がん剤の副作用で苦しむのなら、早く死んでも良いかな」思いましたが、想像していた強い副作用は無く、癌は短期間で消えてしまい驚きました。高いと思っていた治療費は高額医療制度を使うことで、かなり安く済んでいます。

本当に昔と違うのです。

1、作年の8月29日に吐血、痛み無し→近所のクリニックで胃カメラ検査。癌告知されるが、詳細説明無し。紹介状を貰うだけ。

2、9月4日。自宅から近い大学病院で再検査。癌告知。胃癌ステージ4。

リンパ節と肺に転移有りで、手術は不可能。何もしなければ余命半年。

抗がん剤治療を受けて、1年の延命可能と診断される。

貧血治療のため1週間入院するが、担当医師に不信感を持ち転院。

4、11月1日。国立がんセンターに入院(3週間)。

貧血の治療と抗がん剤治療を受ける。入院中に胃の中の腫瘍からの出血が止まる。抗がん剤治療2クール受け退院。現在までに外来で、15クール受けています。

私の受けている治療は、オプチーボ+FOLFOX療法です。

オプジーボとは免疫チェックポイント阻害薬

(癌細胞が免疫にブレーキをかけるのを防ぐ薬)で、新しい薬です。

私の癌はオプチーボが良く効いているとのことで、画像上で確認されていた癌は、短期間で消えました。その確率は100人に数人とのことで、初めから期待した事ではありません。抗がん剤治療の効果は、やってみないと分からないので「試す価値がある」と思ったのです。

上記の書いてあるオキサリプラチンという薬は、副作用(痺れなど)が強いのですが、私は途中でアレルギー症状が出たため、投与は中止となりました。今はオプチーボ、レボリナート、フルオロウシルだけの投与です。点滴での投与です。この薬に脱毛はありません。(抜け毛は増えるかも)

副作用は人それぞれ出方が違います。自分の体調を細かく主治医に伝え、薬の調整がとても重要です。私は最初は眠くて眠くて、普通の生活ができなかったので、それを伝え、薬の調整をしてもらいました。投与の間隔も本来は2週間に一度ですが、3週間に変えてもらいました。投与後1週間は無理せずに暮らす。2週目から軽い運動を始め、3週目には運動量を増やし、体力を維持しています。2週間置きだと、体を鍛える時間が取れないと感じたからです。今ある副作用は怠さ、思考能力の低下です。

体力維持の目的は、猫の世話と通院を1人で継続するためです。

病院に行く日は朝4時起床で、5時半に家を出ます。病院到着は7時。受付開始は7時20分。採血が8時から。診察は9時半から10時半の間。抗がん剤投与開始は、11時から12時の間。投与時間は3時間。帰宅は夕方です。病院は体力ないと通院できません。現在70歳。本気で体を鍛えて、頑張るしかないです。

「抗がん剤は元気な人ほど副作用が弱く、効果が出る」と言われています。

私はこれに該当しています。持病が無く体力が有りました。

「抗がん剤を上手く使い、自分にとって快適な暮らしを継続する」

今の癌治療は、その考えが基本になっています。

そうやって元気に生きている人は、多いと思います。

「日本人の2人に1人が癌になり、癌患者の3人に1人は亡くなる」

と、言うことは3人に2人は生きているはず。

生きている人の情報が、亡くなった方の情報より少ないから、癌=死と思い込んでしまうのではないでしょうか。私も最初はそうでした。

あーまたダラダラ書いてしまいました。今日はこれまで。また書きます。

癌告知を受けて、落ち込んでいる方に届けば幸いです。

今月も無事に猫と一緒に暮らす事ができました。

支援者の方々へ。皆様のおかげです。心から感謝しております。

ありがとうございました。

 

シェルター運営を支えてくださるサポーターをお願いしております。

現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定。

支払い手数料8%が引かれた金額を、毎月25日に受け取っております。

7月分(8月25日受取)は、211,584円でした。

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私が経験した抗がん剤の副作用 4(余命半年宣告されて1年)

2024-08-24 14:37:58 | 私の病気(胃癌)について

本日は少し嬉しいお知らせがあります。

8月20日に15回目の、抗がん剤治療を受けてきました。癌の大きさを確認するCT検査は3ヶ月に一度ですが、当日は3回目のCT検査で、結果は前回と同じく画像上の癌は消えたままでした。主治医はまたニコニコされて「オプジーボが効いている。」とおっしゃっていたので、思い切って質問してみました。

「先生!私は後3年は他の臓器への転移なく、元気に暮らせますか?」

先生は少し怪訝な表情で「福田さんは5年は大丈夫ですよ!」

私は唖然とした顔で「え?」

先生「さっき、福田さんと同じ経過の方が来ましたよ。オプジーボで5年以上、元気で生きておられますよ。」

私はまた「え?私も大丈夫なんですか?その方は何歳ですか?」

先生は「福田さんより少し上。まぁでも、他の病気で死ぬこともありますよ。」

私「交通事故もありますもんね。」

先生「え?」

変でしょうか?主治医とはフレンドリーな会話です。

癌の話だけでも深刻な話ですから、なるべく楽しい会話を心がけています。がんセンターには、本当に多くの患者さんが来ておられるので、患者一人に対する診察時間は長くても15分くらいでしょうか。私は数分で終わるように心がけています。細かい質問は、抗がん剤を入れている時間に看護師さんに相談しています。そうすると相談内容は主治医にも伝わるのです。

懐かしい写真を並べていきます。

昨年の8月末に吐血して、胃癌が分かりました。1年は早いです。ご心配をおかけしましたが、転移は起きないかもしれないと言われ安堵しています。この1年、多くの癌サバイバーの方の体験談を見聞きして怖かったのです。定期的に検査することで、転移や再発はすぐに分かり、次の治療である手術(あるいは抗がん剤)に進む事が、当然のように行われているので、検査自体が怖かったのです。3週に一度の血液検査の結果で、運命や生活が大きく変わるのです。猫の飼育を行う私にとっては、生活が変わる事は大変な出来事なのです。

主治医のおっしゃった「他の病気で死ぬこともある」ですが、抗がん剤治療を継続することで起きる副作用、合併症のことだと思います。私は、これからも治療を継続します。今使う薬が、癌を抑えているだけで完治はないので、その薬が効かなくなったら、他の治療法(あるいは違う薬)に変わります。長期に渡る抗がん剤治療では、何かしらの副作用が必ず起きます。  

それは、

1、目に見えない免疫力の低下(吐き気止めに使うステロドにより骨粗しょう症や白内障を起こす可能性など)

2、目に見えない体力の低下(倦怠感により横になる時間が長くなる。筋力低下により転倒、骨折の可能性など)

3、目に見えない予備能力の低下(思考能力、判断力、実行力、他いろいろ。一人で身の回りの事ができなくなる可能性など)

これらの事は老化現象でも同じですね。でも抗がん剤の副作用と老化が同時進行だったら、考えただけでシンドイ生活です。だから自分で低下を防ぐしか無い。体力も現状維持では落ちて行くだけなので、今より上げる努力。それをすることで、薬の効果も上がると信じています。とにかく後5年。生き延びます。この決意を書くのは多分、3か4回目。やはり副作用が怖いのです。抗がん剤は本当は止めたいのです。でも、止めてすぐに転移したら後悔するので、治療は続けます。こうやって書くことで決心しています。

私の胃癌を消してくれたオプジーボには多くの副作用があります。

↓ネットから抜粋しました。

免疫チェックポイント阻害薬の治療で起こり得る主な副作用は以下の通り

  • 間質性肺炎
  • 重症筋無力症
  • 心筋炎
  • 筋炎
  • 横紋筋融解症
  • 大腸炎
  • 重度の下痢
  • 1型糖尿病
  • 免疫性血小板減少性紫斑病
  • 肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎
  • 甲状腺機能障害
  • 神経障害
  • 腎障害
  • 副腎障害
  • 脳炎
  • 重度の皮膚障害
  • 静脈血栓塞栓症
  • 注入時過敏反応

以上ですが、これらの病気を日々恐れての生活を送ることは、精神的にかなりキツイです。だから考えない。自分ができるが対策を行い、病気になった時には速やかに対応する。そんな心構えでおります。頑張ります!

 

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7月分(8月25日受取)は、211,584円でした。

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高齢猫の治療と看取りが続く 7

2024-08-19 11:49:12 | 三太郎一家の猫たち

猛暑の中、看取りの連続となりました。

7月7日、三原台三毛ママ14才で死亡。重度の慢性鼻炎。衰弱に気が付いた時には遅かった。飼い主さん孤独死で保護。

7月11日、石神井町のハナエママ15才で死亡(腎不全)A畳店の庭からの保護。親子(子供2匹)で保護。子供のタタミちゃんは2023年11月に13才で死亡。私は入院中だった。仲良し親子でした。

7月31日、茶白ちゃん13才病死。急激に衰弱。検査したが病名は不明のまま死亡。妊娠した母猫を保護。家の中で生まれても、人馴れしなかった子。

8月9日、石神井台チャロ9才。気がついた時には、腎臓の数値は末期の腎不全。全く人馴れしていないのに、体調悪くなってからは、私を見ると鳴くようになった。

家の中は24時間、設定温度26〜27度を保っており、猫も私も快適に暮らしているとは言え、厳しい暑さが堪えるのか、ここまで連続した見取りは初めて。200を超える見取りの経験を持っていても落ち込みました。腎不全末期でも、補液をすることで、何日かの延命はできるのですが、人馴れしていない猫は嫌がります。嫌がるだけではなく、恐怖の顔をします。無理やり押さえて、針を刺す行為が、自分としては拷問に思えるのです。だから最低限しか、補液は行いません。私にとっての看取りとは、死んでいく猫を見守る作業です。ケージには入れないで、好きな場所で、好きなように、死んでいけるよう見守ります。死んだ時間を確認する。死んで硬直が始まる時に、体を拭き形を整える。タオルに包み、夏は冷蔵保存をします。

私の看取りによる落ち込みとは、猫が死んだ事が悲しいのではなく、自分の活動の終わりを再認識してしまうからだと思っています。上手く説明できないのですが、保護した猫には、1匹1匹のドラマがあるのです。それらが消えてしまう悲しさかな。どの猫にも可愛い子猫の時期があって、不幸な環境に生まれたことで、人間が救いの手を出して、運命と環境を変えられて、私の元で猫生(人生)を終える。それが良いことか、悪いことかは分かりませんが、死んだことでドラマも終わる。私以外、その猫の存在を覚えていない。私が死んだら、猫のドラマは完全に消える。仕方無いことですが、それが悲しいのです。「そのためにお墓を作ったのだから、まぁいいか。」と、落ち込んでも最後は何時も、そうやって自分を慰めております。

まぁー死んだ子ばかりではなく、生き延びる子もいるから頑張るか!

食いしん坊のグレコが寝てばかり。鼻水、くしゃみ、目ヤニが酷い。食いしん坊が食べない。脱水してる。絶対に病気だ。今度は死なせない。兄弟のデカチュウが、1ヶ月前に腎不全と診断されているので「グレコ、お前もか」の思いでした。が・・・

なんと肛門周辺が、大きく膿んでいました。診断では、肛門腺の破裂によるものか、慢性の下痢による化膿とのことでしたか、どっちかは分かりません。お尻を、しつこく舐めている姿も見て無いし、お尻を床に擦りつけて、ズリズリする様子も見て無い。私が見て無いだけかもしれないけど。そして膿んだ箇所は、毛に覆われて見えてなかったのです。キャリーから診察台に乗せる時に、尾が濡れていたので、初めて気がついたのです。

2週間持続するコンベニア(抗生物質)を使ったので、私が投薬、消毒をすることはないのですが、傷が治るには2週間ほど掛かる。完璧に傷が乾かないで、カラーを外せば、絶対に舐める。だからケージ飼いにしました。傷は順調に乾いてきています。

グレコの兄のデカチュは腎不全が進行中。人馴れ度は抜群なので、補液は簡単。毎日朝晩、100C Cの補液。

グレコ一日3回の給餌と、脳挫傷の羽ちゃん1日2回の給餌。

やる事多く、一日がすぐ終わります。ブログ更新しなかった20日間、全く外出していませんでした。それなのにブログ書けなかった。昨日、やっと髪を切ってきました。暑い。怠いの連続です。そして明日は、また抗がん剤投与の日。もう3週間が経過。猫も私もサバイバル。なんとか頑張ります!

シェルター運営を支えてくださるサポーターをお願いしております。

現在では90名のサポーター、マンスリー227、000円が確定。

支払い手数料8%が引かれた金額を、毎月25日に受け取っております。

6月分(7月25日受取)は206,112円でした。

シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。

フードやトイレ砂などの消耗品費は物価高騰により1、5倍となっています。一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。

READYFOR常設型/継続寄付型プロジェクトはこちらへ

 

 


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