癌告知を受けて、もうすぐ2年が来ます。これまでの治療を簡単にまとめてみました。癌と診断された方へ、何かの参考となれば幸いです。
●2023年8月末に吐血。それまでは元気でした。
●9月5日、近所のクリニックで内視鏡検査。麻酔から覚めてすぐ癌告知。細胞診の結果が出た2週間後に「胃癌に間違いない。大きな病院への紹介状を書きます。」だけで、詳しい説明は無し。
●9月22日。26日。10月6日。近所の大学病院に通院で検査。結果は胃癌ステージ4。リンパと肺に転移有り。治療しなければ余命は半年。転移が有るため手術は不可能。治療は抗がん剤治療のみ。治療をおこなって余命は1年。
●検査期間中に吐血。1週間、緊急入院する。一番重い症状は貧血。輸血と絶食を行う。
(輸血は貧血の治療。絶食は胃の中の腫瘍からの出血を止めるため)
●入院中、大学病院の治療法に疑問を持ち退院。国立がんセンターに転院。
●11月2日に抗がん剤治療のため入院。期間は3週間。輸血と絶食。オプジーボ(免疫療法)+FOLFOX療法(化学療法)は2週間置きの投与。
入院中に2回の抗がん剤投与を受ける。副作用は強い眠気、だるさ、重度の便秘。寝てばかりの生活で、筋力体力が大きく低下する。体重は8キロ減。貧血は改善され、胃の中の腫瘍からの出血は止まる。
●2023年12月7日から抗がん剤治療のための通院が始まる。
ここまでのことはこちらに書いております。
退院後の、3回目の抗がん剤投与は中止。理由は白血球の値が低いため。抗がん剤が正常な免疫までも攻撃するので、白血球の数値が下がり、免疫力が低下する。いろいろな症状が起きるのです。抗がん剤は中止。私の場合は微熱が出る。疲れやすいの症状でした。
●2023年12月には2週置きの2回を受けるが、副作用(怠さ)が強く、通院が辛くなり、3週間置きの投与を希望する。
●2024年1月〜12月の間に20回の抗がん剤投与を受けました。
この間に起きた出来事
1、FOLFOX治療とは、3種類の抗がん剤を使用します。その中のオキサリプラチン(副作用は強い痺れ)は、投与7回目でアレルギーが出たため、中止。副作用が軽減されました。残りの2種類とオプジーボを継続。
2、3ヶ月置きにCT検査を行いますが、抗がん剤投与4回目で、胃の中の腫瘍は消えました。8回目の投与後にはリンパ、肺に転移していた癌も消えていました。画像上で見える癌は消えましたが、全身に回っている癌細胞を、抑えるための治療は続きます。
3、11月19日に道路で転倒。膝の靭帯を切り、約2ヶ月通院できませんでした。転倒も、抗がん剤の副作用と思われます。
●2025年1月21日治療再開。(最後の抗がん剤となる。投与21回で終了)
●2月18日。CT検査の結果、画像上では癌は消えたままなので、オプジーボのみ投与となる。投与後、筋肉痛がひどくなり、関節炎と思われる症状が出たため、一ヶ月休薬。
●3月22日。関節炎が治まったので治療を再開。オプジーボのみ投与。
現在は、大きな副作用はなく元気に暮らしております。
今後は、体調が良ければ1ヶ月に一度の通院となります。
癌と告知されて21ヶ月。1年と9ヶ月となります。癌告知されて2年を越せば、余命がまた少し延びます。
癌告知された直後の5年後生存率は5,5パーセント。絶望的な数字。
告知されて1年生きていれば、それは12,3パーセントに上がる。
2年後は25,9%。3年後は41,8パーセント。
そして5年生き延びたら61,2パーセント。61,2パーセントが高いか低いか。
まぁ、5,5パーセントに比べれば、万歳!かな。私の場合は、とりあえず山は越えたような気がしています。体重は元に戻り(2年で8キロ増加)、失った体力も戻りました。今の生活を継続すれば、5年いけるような気がしております。日々、体力維持のための運動をしつつ、猫のお世話をしております。これまで多くの方々から、ご心配をいただきました。今、安心して暮らしていることに、心から感謝しております。ありがとうございました。

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